冬の寒さを感じつつも絶好の晴天に恵まれた1月14日。
以前から気にはなっていたけれど、『この日しかない!』とも思えるほどの青空に絶好のタイミングを感じた自分は、その交通の不便さから訪ねるのを躊躇していた東山山頂展望台に行ってみる事にしました。
とは言うものの、京都の冬はナメてはいけません。ポケットにカイロを忍び込ませ、地下鉄・蹴上駅からちょっとしたハイキングのスタートです。
グーグルマップを見ていると「東山ドライブウェイ」という道をひたすら歩くことになるのです。流石、ドライブウェイというだけあって道は舗装されているのですが、歩道の区分はありません。なだらかな傾斜ではあるのですが、ひたすら登りつつけます。
丸山公園から「東山トレイル」という山間部ハイキングコースもあり、距離は近くなるのですが道のりは険しくなるようです。何より当時は、倒木等の影響で通行止めとなっていました。
交通量は然程、多くない。先の見えないコーナーさえ気を付ければ危険は少ないでしょう。空気は冷たいですが、陽射しは暖か。途中、怪しげなショートカットの小路に入り込んだのですが、これがもぅ、登山としか言えない獣道。まぁ、靴は普段から厚底で足首まで覆う靴を履いているので問題ないですが…
40分ほど歩いたでしょうか。結構、整備された駐車場に辿り着きます。
「これは何とも、気持ちいい」___
早速、目的に展望台へと向かいます。
京都市街を一望するパノラマは「素晴らしい」の一語に尽きます。第13話で瓜生君が一乗寺澪子(甘神夜重)を連れて来た場所は、ここに間違いないですね。
ただ、第1クールOPテーマのカット画がここで正解なのかは確信が持てなかったのですが、まぁ、ここでヨシとしましょう。
第13話のカット画は、おそらく「東山トレイル」のコースにありそうな感じですね。しかし、着物姿の澪子を連れて小学生の瓜生たちが夜に登る道ではないですが…
この日の最大のミッションを早々に達成した自分は、来た道を下ります。いや、これがまた、ダルいのですよ。ほんとに…
蹴上駅手前ではインクライン、琵琶湖疎水が目に留まります。何年ぶりでしょうか、ここに来るのも…
ベンチで少し休憩。まだ時間もあるので少し、寄り道してみました。グーグルマップで気になっていた“天の岩戸”という表記。「天の岩戸」と言えば宮崎県高千穂だとばかり思っていたのですがどうやら、全国各地に点在するようですね。
日向大神宮、一の鳥居から趣のある参道を登ります。これがまた、結構な上り道。覚悟はしていたのですが、民家が点在し、舗装されている道とは言え、歩く速度は上がりません。
途中、こんな表札を発見。漢字はどうなんだろ?と思いつつ日向大神宮を目指します。
弐の鳥居を前に階段が…まだ、あるのか!
外宮、内宮とお参りし、内宮の脇から天の岩戸へと続く細道が…まだ、あるのか!
でも大丈夫。この程度の登山道は大吉山で鍛えられた吹部の脚力なら問題なしです。
ようやくたどり着いた「天の岩戸」___
思っていたのと少し違うけど、「天の岩戸くぐり」でご利益を授かります。
再び坂道を下り、市街地に戻った頃には疲労困憊。それでも自分は、更に徒歩移動を続けます。「ねじりまんぽ」を通り過ぎ概ね、ひと駅。
「東山駅」手前の「あるぺんROSE」さんに移動です。しかし、店内にお客さんが目立ったので時間を遅らせて再訪する事にしました。時間つぶしに岡崎エリアをブラブラ。ロームシアターの「優子の木」で写真もパチリ。あの頃の懐かしい場面が瞼の裏に蘇ります。
小一時間程、時間を潰した午後2時過ぎ。今年初の「あるぺんROSE」さん訪問です。ビーフカレースパゲティとクリームソーダをオーダー。やはり、パン2コ付きは嬉しいですね。空腹と歩き疲れた体を休めます。
こうしてリラックスできるお店があるという事は、本当に有り難い事ですね。
優子「ちょっと!なんでアンタがここに居んのよ」
夏紀「そろそろ優子が来ると思ってね。私は先に食べたけど。スパゲティも注文しておいたよ」
優子「夏紀~、ありがと。なんだかんだ言っても…」(モグモグモグ)
夏紀「じゃ、私は先に帰るから、支払いヨロシク」
優子「ちょっ!待ちなさいよ。でも相変わらず美味しいわね…」(止まらないじゃない)
交流ノートも2冊目に突入。今も訪ね来るユーフォファンの書き込みを拝読出来ることは嬉しい限りです。落ち着いた店内の雰囲気が皆さんにも伝わっているようですね。
お店から三条駅まで、もぅひと踏ん張りの徒歩移動。
気が付けば陽がオレンジに変わり始めた夕刻の4時。三条駅前でのロケハンには持って来いのタイミングなのですが、疲労感と歩行者の多さに断念。(と言うより、元からそんな予定は無かったのですけどね)
三条駅から乗車する快速急行は一人掛けシートで転寝確定です。この日はロケハン巡りと言うか、歴史散策と言うか、兎に角、歩き通した一日でした。
しかし、何なのでしょう?この気持ち。視聴を重ねるうちに次第に「甘神さんちの縁結び」にハマっていくような感覚。
まだ、翌週もロケハンの予定を既に組んでいる自分…。ヤバいな。