ヤフーニュースからの抜粋です。
学校は長らく、「女性が働きやすい職場」と言われてきた。だが、現実はちがう。今回の2つの全国調査を用いた分析からは、入職前と入職後の双方ともに、「女性の教職離れ」の進行が見えてきた。
かつて6割に達していた受験者の女性割合は、いまや平等=半数を切って、4割にまで低下していることが重要だ。職場としての学校は「平等化」ではなく「男性化」している。
教職という仕事は、心身ともに過酷である。今回の分析結果からは、そうした職場環境に対してとくに女性がNOを突きつけているようにも見えてくる。
教職のデータ分析に際してジェンダーの視点を取り入れること、そこで得られた結果をもとに職場環境の改善を図っていくこと、これが教職の危機を食い止める有効な手立てになると、私は考える。