さて、いよいよ組み立てていきます。
この栽培装置では20Aの排水パイプを使っています。
これは、循環ポンプの水量の兼ね合いで変えています。
ちなみにここで使うポンプは、ホームハイポニカに付属していた物で、そんなに水量は多くありません。
電力は6Wと超経済的です。
一ヶ月点けっぱなしでも、100円余りの電気料金です。
その代わり注意しなければならないのが、栽培漕の高さです。
私も何回か失敗してますが、60センチぐらいが限度ですか・・
もちろん、市販の鑑賞魚用のポンプはバリエーションも豊富ですので、そちらの方も使っています。
上段
下段
水量(水のレベル)を調整します。
一つ目の画像はエルボーを切って調整しています、二つ目はヒートガンで塩ビ管を曲げて作っています。
加工にはパイプ用の鋸やベビーサンダーを使っています。
やっと水張り実験です。
全体が写っているので簡単に説明しますと、まず一番下の白い発泡スチロールの中にポンプを据えて、上の栽培漕に送っています。
そして今年は、上の漕で排水した養液をそのまま下の栽培漕に流しています。
これは去年見学に行ったハイポニカの温室で感じたことなのですが、そこではこの栽培漕が非常に広く、深さも5センチ程度のものでした。
(2013/06/20 ハイポニカの温室にて)
上の画像でも分かるように、これだけの栽培漕の中でたった一つのパイプで養液を循環させています。
この排出口に付いている白い物は、ハイポニカオリジナルの空気の混合器です。
ハイポニカが水気耕栽培技術と自社の栽培技術を呼ぶ所以がこれです。
これで感じたのが、これだけ広い栽培漕で一つの排出口でいけるのであれば、家の物ぐらいではなんの問題もないのではないかと言うことです。
今までは、一つの栽培漕に付き一つずつ循環ポンプを付けて、一番多いときは計8個を稼働させていましたが、二個一 三個一でも大丈夫のような気がします。
それで、今年は一つのポンプでやってみようと思います。
あと、この栽培装置の製作で一番大事なこと。
それは、栽培漕の水平レベルを出来るだけ正確に出すと言うことです。
水張りの画像が小さいので分かりにくいですが、番重に葉物野菜を10種程常に栽培することになりますので、どの培地にも均等に養液を行き渡らせるため、この水出し(水平レベル)が非常に大事になります。
それと水の高さですが、25mm角のスポンジを培地に押し込んで培地の底から5mm程度出すようにした状態で養液がスポンジに触れる高さに調整しています。
こうすることで、別の場所で苗を作らなくても直接種を植えることが出来ます。
ここは時間をかけて作っていきます。
つづく