最近、井戸に関しての記事にアクセスが多いのと、水耕栽培で井戸水を使うので井戸ネタをアップします。
余りにも続きを書いてなかったので、もう忘れている人も多いと思いますが、去年の続きのような記事です。
初めての方は去年の記事を参照ください。
<必要にかられ井戸を掘る>
<必要にかられ井戸を掘る その2>
<必要にかられ井戸を掘る その3>
<必要にかられ井戸を掘る その4 完成編>
去年(2013年)の7月にとりあえず井戸を完成させ、水の濁りが無くなるまで約7日間、出勤前と帰宅後に毎日ひたすらガチャポンで水を汲み上げました。
水の濁りは日に日に無くなって行くわけですが、どうも匂いと気になることが・・
とても鉄臭い・・
これが井戸水のカナケなのか?
あちこち調べましたが、やはりカナケ水のようです。
溶解性の鉄分<第一鉄イオン>が井戸水に溶けているようです。
せっかく掘った井戸なのに・・・
途方に暮れていても仕方ないので、どうにか利用出来ないものか考えてみます。
とは言っても、普通の家で高額な水処理機を購入するわけにもいかないのでどうにか自作で出来ないものだろうか・・
2013/8/2撮影
右のバケツに入っているのは汲み上げてから3時間ほどたった井戸水です。
汲み上げたときは透明で綺麗な水なのですが、茶色に変色して表面には虹色に輝く皮膜が張っています。
一番左側のネットには炭が入っていて、濾したのが洗面器に入っています。
ん~、あまり代わり映えしないか。
親戚のおばさんの家には昔、井戸がありました。
小さい頃、おばさんがこの井戸の水で洗濯していたのを思い出し、さっそく聞いてみました。
やはりカナケを取ってしまうのは難しいようなので、今できる方法を考えてみます。
水耕栽培にはもちろんの事、庭の水やりに井戸水はほんと助かります。
とりあえず濾過器を作ってみます。
ホームセンターで樹脂製の会所と砂を買って来ました。
底に穴を空けます。
不織布をひき
シュロのようなものを見つけたので買って来ました。
それをひく
その上に砂をひく
そして不織布をひいて炭を割ってひく
またまたシュロのようなもの
さて、得意の実験開始(笑
井戸水を汲み上げ(バケツは今までの水で鉄色に染まっています。)
じゃんじゃん入れます。(^^)
すると、真っ黒の水が・・・たぶん炭でしょう。
まだまだ続けていると、透明になってきました。
使えるかどうかは別にして、庭用に雨水を溜めていたタンクにセット。
最上部に荒ゴミをとる石をひいて、ポンプで水をあげれるように改良。
さあ、これで庭用に水を溜めるぞ~。
と次の日、前の日に溜めた水を除くと・・・
ちょっとはましになったものの、やっぱり茶色の水(^_^;)
だけど、よく見るとあれ??
いままで虫も寄りつかなかったのに、蚊が卵を産みにきてます。
ん~、効果はあったのかな?
気を取り直して、どうにかならないか調べてみると、汲んですぐの鉄が溶け込んでいる水は鉄の粒子がとても細かいため、濾過するのは難しいが、時間を置くと鉄が酸化して固形になり沈殿すると言うことがわかりました。
さっそく汲み上げた水を溜めていた容器に、金魚のブクブクを放り込み、半日たってから濾過器を通すと何とか使えるような水準まできました。
一週間何回も酸化分離させ続けた容器内には、酸化した鉄が沈殿しています。
<番外>
井戸の楽しみ~
暑い時には最高の祝福!
これでアイスを頬張れば、一気に汗が引きます(笑
暑そうな犬に試したら・・
速攻逃亡・・
犬には迷惑なだけ(苦笑