まじ卍

生活の中で気が付いたことを書いています。

時代錯誤④

2024-08-01 | 反省
各世代の特徴についてさまざまなHP等で発表されているが
1965年〜1974年に生まれた「X世代」は、
高度経済成長期やバブル期といった”右肩上がり”の日本経済の中で暮らし
「頑張れば報われる」という考えが比較的根強い傾向がある。

次いで1975〜1990年代前半頃に生まれたY世代(ミレニアル世代)は、
就職氷河期・離職率が高い・不安定な雇用などの時代背景もあり
「右肩上がり」という神話に疑問を持っている世代です。
団塊の世代を親にもち、ベビーブームであったため常に競争にさらされてきており、
ベテラン世代からの叱咤激励のもとで育てられてきた世代です。

そして1990年代後半〜2015年に生まれた「Z世代」は
インターネットやデジタルデバイスが一般的に普及している世代であるため
子どもの頃からデジタル機器を使いこなしています。
テレビや雑誌よりもインターネットでの情報収集がメインで、
SNSを利用したコミュニケーションを行います。
生活の中にSNSが溶け込んでおり、学びを得たい場合は「YouTube」、
トレンドや時事を知りたい場合は「X(Twitter)」、
空き時間を埋めたい場合は「TikTok」と
それぞれのSNSが持つ特徴をうまく使いこなしている世代です。
そのため、社会問題への関心が高く、多様な価値観に触れる機会も多い。
「失われた30年」と言われる低成長時代が続いているため現実主義的で、
タイパやコスパを重視する傾向が強い。
また少子化世代であるため、他の世代のような厳しい競争を経験しておらず
冒険やリスクを避ける傾向があり、チャレンジへの苦手意識が強い。
と簡単にまとめてみたが、こういうふうに型にはめられることを嫌う傾向にある。

こうしてZ世代のことを理解していくと見えてくることがある。
電車に乗ると時間を惜しむようにスマホを使いこなし、ずっと見ている。
スマホを見続けることによってタイパ・コスパを大切にするだけでなく
イヤホンまでして完全に自分だけの世界に入り込んでいる。
以前、電車の車内で転倒したことがあるがまったく動じることもなく、
黙々とスマホゲームに没頭していた。
この他にもスーツケースを固定せずにスマホをしていて
スーツケースが転がって行って他人にぶつかりそうになっても謝らず
またスマホをし続ける女性。
乗車する電車を間違えて困っておられたので修正方法を説明すると
一度スマホで確認してから「ありがとう」と言って乗り換えて行った親子。
大勢の子どもが乗降する付近に固まり、
通行を邪魔していることに気にしていない小学校の引率の先生、
エレベーターが閉まりそうになった時、向かってくるのが見えたので
開ボタンを押して待っててあげたが礼も言わずスマホに夢中のお兄さん、
降りもしないのに電車の扉付近でスマホに夢中で
乗降客の迷惑になっていることを意識しないだけでなく、
「すみません。降ります」と声を掛けてもガン無視されるため
肩を叩いたら、驚いたような表情で慌ててイヤホンを外す若者などは
Z世代の中でも一部の極端な人たちだとしても
これまでさまざまな人に出会い、ストレスを溜めながらも文句も言わず
当ブログでぶちまけてきたが、このZ世代の特徴を理解していくと
「だからそんな行動だったのか」と思い返せることが沢山ある。

私の場合、直接文句も言わず、自分のブログでぼやくことで収めてきたが
これで文句を言おうものなら、理解の出来ないZ世代にすれば老害となり、
お店で言えば、カスハラになっていく。
自分たちは決して間違ったことはしていないという気持ちは同じであり、
年長者として知らない若者にも教えてあげる善意の気持ちが
そのままハラスメントになっていくことがやっと分ってきた。
本当のことを言えば、その溝は互いに埋め合わなければならないが
せめて私自身が出来ることとして、
もっともっとZ世代そしてα世代の若者に接して理解を深めようと思う。

参考:Z世代の特徴や性格とは?仕事や働き方に対する価値観やその向き合い方を紹介