まじ卍

生活の中で気が付いたことを書いています。

だめだこりゃ!若者

2024-11-09 | 受け止め方
最近大学生の若者と一緒に活動をする機会があった。
彼らと話をしていて感じられるのは、
意外に世の中を見ておらず、社会のさまざまな事柄が蓄積されておらず
その様子はもはや私たちと同じ社会で生活しているとは到底思えない。
と言うのも社会で生きていれば当然、町のあちらこちらで見られる現象や職業、
行動の話をしてもまったく記憶に残っていない。
例えば測量士。一人の人が三脚を立ててカメラのようなものを覗き
もう一人は目盛の付いた棒を持って測っている。
自身もあれで何が分かるのやらさっぱり分からないのだが
道を歩いているだけで、そういう仕事をされている方の姿を見かける。
また1軒1軒をまわって水道メーターのフタを開けて
水道メーターを記録して今月の使用分をポストに入れていく人を見かけるが
そういうことには関心が無く、記憶にすら残っていない。
そのため、社会の中のいろいろな話をしていても実感がなく、
生まれて初めて聞いたような話として受け取り、
「ああ、そのことか!なるほど」というように繋がっていかない。
失礼ながらどこかの惑星から来た宇宙人のような気がしてきた。

これもまたスマホによる影響なのかもしれない。
たしかに大学生に限らず毎日見かける人たちもスマホの画面を見て、
耳にはイヤホンで武装している姿を見れば一目瞭然である。
電車に乗ってもカーテンも閉めたままで、外の天気も紅葉の進み具合にも関心が無く
貨車にでも乗っていても平気な様相である。
スマホはテレビとは違い、必要とする情報はどんなことでも手に入るが、
必要としない情報は手に入らない。
使う側の関心度が低ければ、向こう側から情報は提供されない。
だから何日も前から台風が接近しているので、この日は雨だと分かりそうなものでも
「雨が降るなんて聞いていない。」と土砂降りの中を傘も差さず走る姿を目にする。
テレビを観ていれば、ネットニュースを見ていれば簡単に情報が得られるのに
バカじゃないのと思ってしまう。
台風や地震の影響で電気が止まればスマホも使えなくなれば、生存することも危うい。
日頃の蓄積がなければ、創意工夫することも出来ず、これからの社会を考えると
どんどん外国企業との競争にも負けていき、日本の未来もない。
世も末というべき末期症状である。

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