まじ卍

生活の中で気が付いたことを書いています。

母の思い出

2024-01-28 | 感謝
今年も母の命日がやってきた。
満60歳でこの世を去った母の年齢をすでに越してしまったが
まだまだ子どもの頃の母の印象が強すぎて
思い出す時は、自分よりはるかに年上の母である。
遺影を見ても自分より若いはずだがそうは見えない。

母はきれいな人だったと周囲の人たちからよく言われたが
息子の私から見れば、きれいなお母さんという目では
見たことがないから感じたこともない。

それどころか怒られた印象が強く、怖いイメージがある。
大学に入った頃から家を出たせいか、その頃から優しくなったが
高校卒業まではなかなか厳しい母だった。

先日読んだ漫画雑誌に「学校へ行くには10円玉は欠かせない」
という話が載っていた。学校へ行って忘れ物をすると自宅に電話をすると
「あんたシッカリしいや」と言って母が届けてくれるという話だが
我が家では違った。
母に電話すると「分かった。持って行く」と言うのに
一度も届けてくれたことがなかった。
「お母ちゃん、持って行くって言ってたのになんで持ってきてくれなかったの?」
と言うと「ああごめんごめん」と言うばかりで、
その次も、またその次も絶対に持ってきてくれるということがない。
暗に「忘れんように持って行きや」と言われているのだろうけれどそれも言わず
「今度はもってきてな。」と言うと「はいはい。そうやねえ」と言うばかり。
一緒に電話した友達からもバカにされ、笑われるし立たされるし。
そんな母だった。

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