まじ卍

生活の中で気が付いたことを書いています。

善人と悪人

2023-06-23 | 受け止め方
殺人事件や傷害事件がある度に
こんな静かな街でこんな事件が起きるなんて!
という言葉をよく耳にするが、
世の中には大勢の犯罪者や犯罪歴のある人がいることを
私は知っている。
だいたい2%くらいと言われているので、
イメージとしては40~50人に1人くらいの割合の計算になるから
定員いっぱいの電車に3人くらいという計算になる。
しかし犯罪を起こした人が必ずしも悪人とは限らない。
私は何人かの殺人歴のある人にも会ったことがあるが
必ずしも極悪非道というイメージはない。

昔知り合った刑事さんから
度々つまらないちょっかいばかり受けた人の堪忍袋の緒が切れて
一回の暴力をふるって逮捕される事例を紹介され
必ずしも加害者が悪人とは限らないと教わったこともある。

中学生の頃に流行したトラック野郎という映画では
ヤクザまがいのトラック運転手も自宅では優しいお父さんであり
子ども心に怖い人も常に怖い訳ではないことを学んだ。

一方、善人と言われるような人でも常に善人なのではなく
善人の部分も悪人の部分も介在している。
私自身、善人なふりをして暮らしているが
ちょっとしたことで腹を立てるし、
タイミングが狂っただけで悪人にもなりうる。

善行さえしていれば幸せになれるんだったら
誰も悪行などしないけれど、
善行ばかりしていても
人生はうまくいかない時があり、
悪いことも考えてしまうものである。

しかしこれまで生きてきて思うのは、
最後はやっぱりその人となりが大切であり、
失敗したり、誤ったことをしても
ごまかしたり隠したりせずに
正々堂々頭を下げられる人が正しいと思っている。

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