既に以下の問題は、日本旅行業協会(JATA)の会長が勤務するワールド航空が社員のNHKへにリークで問題が発覚して、その後どう成ったか当のJATAからはなんの経緯も発表されずにもはや雲散霧消化、同じくコロナ禍のどさくさでのGOTOキャンペーンでの旅工房社の不正受給、同じくHIS社の子会社の不正
「加賀百万石」雇調金不正、当時の運営会社代表が認める、全額返還の意向
加賀市山代温泉の旅館「みやびの宿 加賀百万石」で雇用調整助成金(雇調金)が不正受給された疑いのある問題で、旅館を運営していたビッグ総合開発(大阪市)の代表取締役だった金沢孝晃氏(79)は22日、北國新聞社の取材に「タイムカードを押さずに出勤した従業員の分を申請していた。不正があった」と不正受給を認めた。労働局から返還を求められた場合、全額を返す意向も明らかにした。
金沢氏によると、ビッグ総合開発が加賀百万石を運営していた昨年、調理部で休みのはずの従業員がボランティアと称して出勤し、調理業務を行っていた。現場レベルでは「ボランティア活動なら、雇調金の受給が認められる」との認識だったという。
自身の関与については「昨年は百万石に2回しか行っていない。労働局から指摘を受けるまで、全く知らなかった」と否定した。一方、管理責任があるとし、9月で代表取締役を退任したと明らかにした。
雇調金の不正受給額は社内調査で、加賀百万石を含むビッググループ全体で4千万円程度と見積もっているとした一方、労働局から正式な通知が届くまでは返還額は分からないとした。
金沢氏は全日本ホテル旅館協同組合の理事長を務めている。旅館の運営主体は昨年12月、新会社「みやびの宿 加賀百万石」に移っており、今月18日付で社長に就いた吉田久彦氏(39)が、ビッグ総合開発が運営していた際に不正受給の疑いがあったことを明らかにしていた。