『CR型イコライザーにカスタマイズ vol.1』の続きです。
そもそもCR型とかNF型というのは何なのでしょう?
レコードには溝がありそこに音楽信号が記録されているわけですが
低域は振幅が大きくなるため
カートリッジがその振幅に追いつけず
歪が発生する可能性があります。
そこであらかじめ低域の音を小さめに録音し
再生するときに大きめに再生すれば歪がなく、フラットな音になるというのが
フォノイコライザー回路です。
そのときにどのくらい低域を小さめに録音すればよいのかを
各レコード会社が研究しました。
その結果columbia(コロンピアレコード)、ffrr(英デッカ)等のカーブが乱立し、
50年代はレコードによって再生カーブを切り換えて再生するという
なんともめんどくさい状態でした。
その後RCA社の再生カーブをベースに米レコード協会がRIAAを発表し
各社もこれにならい現在はRIAAに統一されています。
再生装置においては色々な方法でRIAAカーブにのっとり
低域を大きめに再生するわけですが、
コンデンサー(capacitor)と抵抗(register)の特性を利用して
再生カーブを構築するのがCR型
増幅回路に負帰還(Negative Feedback)をかけて
帰還回路に抵抗やコンデンサーを使用して再生カーブを構築するのがNF型です。
CR型はレコード時代の初期に使用された伝統的な回路で
NF型はCR型の欠点を克服するために考え出された回路です。
現在は市販のフォノアンプの99%はNF型です。
であるならNF型のほうが良いと決まっているのですが
最近事情が少し変わってきました。それは・・・次回に続きます。
(見出しの写真はmusicaのフォノアンプRaicho Ⅱ phono 。NF型です)
そもそもCR型とかNF型というのは何なのでしょう?
レコードには溝がありそこに音楽信号が記録されているわけですが
低域は振幅が大きくなるため
カートリッジがその振幅に追いつけず
歪が発生する可能性があります。
そこであらかじめ低域の音を小さめに録音し
再生するときに大きめに再生すれば歪がなく、フラットな音になるというのが
フォノイコライザー回路です。
そのときにどのくらい低域を小さめに録音すればよいのかを
各レコード会社が研究しました。
その結果columbia(コロンピアレコード)、ffrr(英デッカ)等のカーブが乱立し、
50年代はレコードによって再生カーブを切り換えて再生するという
なんともめんどくさい状態でした。
その後RCA社の再生カーブをベースに米レコード協会がRIAAを発表し
各社もこれにならい現在はRIAAに統一されています。
再生装置においては色々な方法でRIAAカーブにのっとり
低域を大きめに再生するわけですが、
コンデンサー(capacitor)と抵抗(register)の特性を利用して
再生カーブを構築するのがCR型
増幅回路に負帰還(Negative Feedback)をかけて
帰還回路に抵抗やコンデンサーを使用して再生カーブを構築するのがNF型です。
CR型はレコード時代の初期に使用された伝統的な回路で
NF型はCR型の欠点を克服するために考え出された回路です。
現在は市販のフォノアンプの99%はNF型です。
であるならNF型のほうが良いと決まっているのですが
最近事情が少し変わってきました。それは・・・次回に続きます。
(見出しの写真はmusicaのフォノアンプRaicho Ⅱ phono 。NF型です)