今日は、スマホで高品位な音楽再生が可能なスピーカーセットのご紹介です。
スピーカーは英・モニターオーディオ社のブロンズ1、
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プリメインアンプはBluetooth入力のムジカの新製品rosage-intです。
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価格は58000円(税別)です。
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このスピーカーはとっても不思議なスピーカーです。
アンプによって音質が大きく変化します。
相性の悪いアンプでは高域が伸びず、暗い音になります。
相性の良いアンプでは低域が弾み、クアドラルのロジウム400より出ている??気がします。
ブロンズ1はきっと ずる賢いエンジニアが設計したに違いありません!
通常、スピーカーの低域はスペック上できるだけ延びている方が
低音が良く出ると判断されます。
50Hzまでしかでないスピーカーより40Hzまででるスピーカーの方が
低域の再生能力は高いと評価されます。
それでは20Hzまででるスピーカーが低域が良く出るかと言うと
けっしてそうではありません。
人間が最も低域らしさを感じる帯域は
20Hzや30Hzではありません。
この帯域は低域というより『風』にちかい『感触』です。
また、100Hzあたりが膨らんでいると若い方のカーオーディオの低音のように
『ボンボン』という音になります。
ブロンズ1の12cmウーハーでは20Hzや30Hzはでません。
12cm程度のウーハーを積んでいるスピーカーシステムでは
普通に作ると50Hzあたりまで再生するのがやっとです。
もし40Hzまで再生できるようにするには100Hzあたりを盛り上げて
その延長で40Hzを引っ張り上げるという手法が使われます。
こういったスピーカーはカタログスペックも40Hz~となり
音楽的にはどうかと思いますが、
雑誌では『小型のなのに低域が良く出るスピーカー』と称されます。
低域は『ボンボン』なりますが・・・。
対してブロンズ1ですが、カタログスペックでは55Hz~とスペック上は控えめです。
ところが音楽を再生してみると実に良く低音を再生します。
しかもボンボン言わずとても上品な低音です。
ブロンズ1は200Hzあたりを少しだけ持ち上げて
スペック上の低域をあまり欲張らない設計・・・のような気がします。
オーケストラで量感を感じるのは200Hz~300Hz。
このあたりを少しだけ持ち上げることで低域の量感を演出し、
100Hzあたりはあえて低めに設定することでボンボン感を減少させ
上品さを醸し出しています。
音楽の聴き方までも考慮した、実にずるい特性です。
そんな特性がアンプ選びを難しくしているのだと思います。
このスピーカーに組合すムジカのプリメインアンプrosage-intは・・・次回に続きます。
11月のイベント『平日にオーディオを聴こう会』
平日でないとお休みが取れないお客様のために
11月27日(月)~12月1日(金)10:00~17:00
ムジカ試聴室(ログハウス)でイベントを行います。
上記の時間であれば、予約は必要ありません。
ふらっと寄ってください。
12月のイベントは恒例の『オーディオ居酒屋』です!!
テーマは『楽器』。楽器について語り合いましょう!
日時:12月16日(土)19:00~
場所:ムジカ試聴室(ログハウス)
参加費:500円(お酒とお食事がでます)
このイベントは事前申し込みが必要です。
お申込は12月14日までにメールで eigyou@musika.jp まで