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発達障害の有名人

2023-11-08 01:06:21 | DSM

2021-04-14 13:37:16

 

発達障害の有名人・芸能人・スポーツ選手【歴史上の人物も紹介】

目次

1 発達障害の症状チェックリスト
1.1 ADHD(注意欠如・多動症)
1.2 自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)
1.3 学習障害
2 ADHD(注意欠陥・多動性障害)の有名人・芸能人・スポーツ選手
3 アスペルガー(自閉症スペクトラム障害)の有名人・芸能人・スポーツ選手
4 LD(学習障害)の有名人・芸能人・スポーツ選手
5 発達障害だったのではとされる偉人
5.1 坂本竜馬⇒ADHD(注意欠陥・多動性障害)
5.2 織田信長⇒アスペルガー症候群
5.3 レオナルド・ダヴィンチ⇒アスペルガー症候群
5.4 トーマス・エジソン⇒ADHD(注意欠陥・多動性障害)
5.5 アルバート・アインシュタイン⇒アスペルガー症候群
5.6 モーツァルト⇒ADHD(注意欠陥・多動性障害)、アスペルガー症候群
6 発達障害の傾向があるかどうか調べる方法
7 まとめ
発達障害と聞くと一生持ち続け生きづらさを感じながら生活をしているため、つらい思いをしている人が多いというイメージがありますが、実は特徴的な感性を発揮して芸能界・スポーツ界など多方面で活躍している有名人もたくさんいます。


ADHD(注意欠如・多動症)

過眠

長時間寝ても、寝た気がしない
朝起きれない
日中の眠気が強い
いつも疲れた感じがする
不注意

集中して話が聞けない
部屋の片づけができない
仕事や勉強などで気が散りやすく、集中力が続かない
課題を最後までやりきれない
忘れ物や落し物が多く、物をなくしやすい
約束を忘れてしまう
ケアレスミスが多い
金銭管理ができない
平行していくつものことができない
課題や仕事を順序だてて行うことが難しい
じっとしていると落ち着かない
多動性

おしゃべりが止まらない
自分のことばかりしゃべる
そわそわした感じで、落ち着きがなく、じっとしていられない
体の一部を動かす
おしゃべりに夢中になって、今やらなければならないことを忘れてしまう
衝動性

突発的に話し相手の傷つくことを言ってしまう
内緒の話を、次の瞬間、他の人にしてしまう
思いついたことを、すぐに言動に移す
些細なことでイライラしてしまう
衝動買いをしてしまう
横断歩道が青になった途端に左右を見ずに渡ってしまう
混み合っている道を、突進する
自己抑制が苦手
キレやすい

社会性

自己中心的な言動が多い
人の気持ちを理解するのが苦手
人への関わり方が一方的
人から関わられるのが嫌い
表情が乏しいと言われる
空気が読めない
思ったことをそのまま言ってしまう
本音と建前の区別がつかない
コミュニケーション

曖昧な表現や冗談が苦手
自分の興味のあることを一方的にはなしてしまう
会話が噛み合わない
表情や場の雰囲気を読むのが苦手
人前で演じている感覚がある
気を使い過ぎて、逆に疲れる
頭で考えていることを人に話すのが苦手
1対1のコミュニケーションは何とか出来ても1対複数では上手く出来ない
想像力

抽象的なことをイメージしたり、理解したりすることができない
実際に目の前にないことを想像できない
多くの人が「常識」と思っているようなルールがうまくつかめない
ジェスチャーの意味が理解できない
l暗黙の了解がわからない
その他の特徴

興味があるものには集中しすぎてしまい、切り替えが難しい
興味がないことは途端にスイッチがオフになる
ぐるぐる思考頭の中で思考がぐるぐるものすごい勢いでまわっている
極端な思考で、臨機応変にとか適当に加減することが苦手
音や臭い、皮膚感覚、痛みなど、様々な感覚が過敏
こだわりが強く、ルーティンを好み、イレギュラーに混乱する
計算力や記憶力などが突出して優れ、他の脳機能と比較しアンバランス
自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

自閉症スペクトラムの治療
自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)の治療法は?治療の具体的な方法などを解説します【医師が分かりやすく解説】
https://tokyo-brain.clinic/psychiatric-illness/asd/428
自閉症スペクトラムは外出や他者との交流を避けて家庭内にひきこもる「社会的ひきこもり」の状態となることも多いため、就学や就労を含めた社会参加へ機会を作れるような支援が必要となります。この記事では、自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)の治療法について解説しています。
学習障害

算数障害

数が数えるのが苦手だった
時計が読めない、時間がわからないことがあった
算数の簡単な1桁の足し算や引き算が暗算ではできなかった
繰り上がり、繰り下がりができなかった
九九がなかなか覚えられなった
図形の模写(視写)が、困難だった
筆算はできるが、いまでも暗算が苦手である
書字表出障害

就学前に文字に興味を示さなかった。就学してからもひらがなで書けない文字があった(特に拗音や促音が困難だった)
カタカナが習得できなかった
字をなかなか覚えられない、覚えても、忘れやすい
漢字を写字(視写)で間違える。漢字の部首の偏と旁(つくり)が逆になったりする
ローマ字がなかなか覚えられない
英語の読み書きが苦手である
読字障害

聴力は正常にもかかわらず、言われた言葉を聞き間違えることが多い
音読の速度が遅い。一文字ずつ区切って読む逐次(ちくじ)読みをする
文字や行を読み飛ばしすることが多い
語尾や文末を読み誤ることが多い
「ろ」や「る」など形の似ている文字を見分けることができない
学習障害に関して、詳しくは以下の記事を参照してください。

学習障害の対処法
学習障害(LD)とは?症状・特徴「うちの子、学習障害?」と思った時の対処方法【医師が分かりやすく解説】
https://tokyo-brain.clinic/psychiatric-illness/ld/1252
学習障害とは発達障害の一種で、計算や文字の読み書きが困難となる障害です。学習障害が疑われる場合は、その症状に応じて対処することで適切な発達を助けることが可能です。この記事では、学習障害の症状や特徴、対処法について解説しています。
ADHD(注意欠陥・多動性障害)の有名人・芸能人・スポーツ選手

最初にADHD(注意欠陥・多動性障害)と診断がありカミングアウトしている有名人をみていきましょう。

ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは、発達障害の中でも一番症例者数が多く、落ち着きがない・物忘れがひどい・片付けられないなどの特徴があります。

そして、こだわりも強く過集中傾向がありその上行動的なため、その人にあった仕事が見つかると、成功する可能性もおおいにあります。

そんなADHD(注意欠陥・多動性障害)を抱えながら活動している有名人がこちらです!

長嶋茂雄
マイケル・フェルプス
ウィル・スミス
黒柳徹子
さかなクン
ジミー大西
深瀬慧(SEKAI NO OWARI)
ウィル・スミスさんは失語症、黒柳徹子さんは計算障害とADHD(注意欠陥・多動性障害)だけでなくLD(学習障害)も併発しています。このように発達障害えも何個もの症状を併発している人も少なくありません。

長嶋さんはなにか一つのことに集中すると他が見えなくなったり、相手チームの顔色が読めないと困惑していたことから、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の特徴と合致する部分がありますね。

海洋生物の知識が豊富なさかなクンですが、学生時代絵や図工が得意だったが他の勉強は全くだめという発達障害の特徴が全面にでていたそうです。

そしてさかなクンの場合お母様が素晴らしく、魚の絵ばかりを書く息子を止めず個性を理解し活かす教育をしていたそうです。

ジミー大西さんはなんと言っても絵の才能です。

ジミーさんの絵は数百万で取引されるほど価値のあるそうで、特に色彩感覚はずば抜けた才能があるそうです。ジミーさんのようなある分野に天才的な才能を見せる人はサヴァン症候群(左脳が損傷し、右脳だけが補うように発達する)とも言われています。

SEKAI NO OWARIの深瀬さんは、ADHD(注意欠陥・多動性障害)を公表しており、小さい頃は喧嘩が多く、集中力がなく成績も悪かったそうです。学生時代は二次的障害でひどいパニック障害を患い、精神科に入院していたという壮絶な過去も公表しています。

深瀬さんのように発達障害の人の中には、精神疾患を合併症として発症する方も多く、二次的障害に苦しんでる方もいます。

アスペルガー(自閉症スペクトラム障害)の有名人・芸能人・スポーツ選手

次にアスペルガー(自閉症スペクトラム障害)を見ていきましょう。

アスペルガー(自閉症スペクトラム障害)は、特徴としては特定の物に強いこだわりを見せたり、音や感触に過敏があります。

もちろん強く出ないこともありますが、研究や開発の分野を得意としている人や、文章能力や絵画の分野で高い能力を発揮する傾向があるため、特性を活かした仕事に就くと成功する可能性があります。

そんなアスペルガー(自閉症スペクトラム障害)を抱えながら活動している有名人がこちらです!

イチロー
米津玄師
島崎遥香
スーザン・ボイル
スティーブ・ジョブズ
栗原類
イチローさんは公表していないですが、毎朝カレーを食べる、飯は絶対炊きたてやいつもと違う調味料を使うとすぐに気づくなど、食へのこだわりや味覚が過敏なエピソードや、球場入りまでの行動が決まっているこだわりの強さから、アスペルガー症候群の特徴が垣間見えます。

米津玄師さんは発達障害を公表しており、昔組んでいたバンド仲間とのコミュニケーションが上手く取れず解散してしまったり、他人が何を言っているのか理解できないこともあったそうです。また、音楽を作る際のこだわりが強いためミリオン再生回数を叩き出すほどの曲を作り出せるのでしょう。

栗原類さんは「ネガティブすぎるモデル」としてテレビや雑誌にと活躍されてます。

発達障害もカミングアウトされています。

栗原さんもやはりこだわりが強く、物の位置が少しでもずれていると気持ち悪く直してしまったり、人の怒鳴り声や大きな声、テレビの大きな音がとても苦手という聴覚過敏の特性もあります。

スティーブ・ジョブズさんは子どもの頃から、興味を示したことは全てやらないと気がすまない子どもだったそうで、勉強にはとことんのめり込んでいたため飛び級するほど成績が伸びたそう。

アップル製品の芸術性の高さはデザインに対して頑なに主張を曲げないこだわりの強さから来ているかもしれません。

このようにアスペルガー症候群の症状は多種多様です。

はっきりとした原因や要因はないですが、子供のうちからトレーニングすればコミュニケーション障害や生き辛さを軽減出来るかもと言われています。

LD(学習障害)の有名人・芸能人・スポーツ選手

最後にウィル・スミスさんや黒柳徹子さんがLD(学習障害)を見ていきましょう。

LD(学習障害)とは、ある特定のことが理解できないため、学習に障害が出るものです。

知的障害ではありませんが、ADHD(注意欠陥・多動性障害)やアスペルガー症候群と合わせて発生することがあります。

主な症状は文章の意味がわからない、文字が読めるが書けない、数字の概念がわからず計算が出来ないなどです。

そんなLD(学習障害)を抱えながら活動している有名人がこちらです!

ミッツ・マングローブ
トム・クルーズ
お二人とも学習障害を公表されております。

ミッツ・マングローブさんの場合、字が認識できないため読むことが困難だそうです。

そのため全て絵にしてイメージで捉えるという勉強法を行い、慶応義塾大学法学部に合格。”女装家”として、バラエティ番組で活躍されております。

そしてトム・クルーズさんは難読症です。

字が読みにくい、または全く読めないためセリフは録音したものを聞いて覚えるという独自のやり方で克服し、ハリウッドスターとして数々の映画に出演しております。

発達障害だったのではとされる偉人

坂本竜馬⇒ADHD(注意欠陥・多動性障害)

遠慮がなく、人の話を聞かずに、よく居眠りしていたという同時代人の記録があることから、ADHDだった可能性があります。

織田信長⇒アスペルガー症候群

織田信長は坊主の教義に耳を傾けるような従順な人間ではなく、自分の衝動を抑えられない問題児だっと記録に残っていますが、戦国時代では、型破りな戦略が功を奏しました。

レオナルド・ダヴィンチ⇒アスペルガー症候群

一つの物事に異常に執着し、集中し、没頭するという性格が、絵だけではなく、医学・建築・天文学で生かされました。

トーマス・エジソン⇒ADHD(注意欠陥・多動性障害)

子供時代、授業の途中で疑問が浮かぶと、学校の先生をを質問攻めにして授業を中断よく中断させたいう逸話があります。衝動性が『発明王』と言われる原動力となったようです。

アルバート・アインシュタイン⇒アスペルガー症候群

5歳までほとんど話すことが出来ず、読み書きが苦手で、数学以外のことにはあまり関心を示さなかったと言われています。しかし、物理、数学で圧倒的な能力を発揮されました。

モーツァルト⇒ADHD(注意欠陥・多動性障害)、アスペルガー症候群

作曲家のモーツァルトは多動性や衝動性、特定のものへのこだわりといった特徴から、発達障害の可能性があったといわれます。

発達障害の傾向があるかどうか調べる方法

有名人や芸能人、スポーツ選手にも発達障害を抱える方はたくさんいます。

発達障害と言っても、正式にADHDやASDという診断を下されるレベルから、発達障害の傾向のある健常者(グレーゾーン)まで症状の重さは様々です。

当院では、発達障害の傾向があるかどうかを客観的に調べるためにQEEG(定量的脳波検査)という検査を実施しています。

QEEG検査と医師の問診を合わせて、発達障害の程度を調べることが可能です。

周囲から不思議な人と言われる
仕事でのミスが多くて困っている
忘れ物や紛失が多い
冗談を真に受けてしまう


林公一 ノルウェイ 対訳

2023-11-06 04:39:27 | DSM

『ノルウェイの森』には心を病んだ人が何人も登場する。本稿ではその中で統合失調症と虚言症を取り上げる。

4月、直子の二十歳の誕生日の夜、ワタナベは彼女と寝る。翌日から直子は姿を消す。ワタナベは手紙を出すが、返事は来ない。7月にようやく来る。直子は病気で休学し、京都の山の中の療養所に入ることにしたという。短い手紙だ。そして秋には長い手紙が届く。そこには療養所の様子が描写されている。英訳と対比して示す。

上p.160
ここには全部で七十人くらいの人が入って生活しています。その他のスタッフ(お医者、看護婦、事務、その他いろいろ)が二十人ちょっといます。とても広いところですから、これは決して多い数字ではありません。それどころか閑散としていると表現した方が近いかもしれませんね。広々として、自然に充ちていて、人々はみんな穏やかに暮らしています。あまりにも穏やかなのでときどきここが本当のまともな世界なんじゃないかという気がするくらいです。でも、もちろんそうではありません。私たちはある種の前提のもとにここで暮らしているから、こういう風にもなれるのです。

p.113
There are about 70 people living here. In addition, the staff (doctors, nurses, office staff, etc.) come to just over 20. It’s such a wide-open place, these are not big numbers at all. Far from it: it might be more accurate to say the place is on the empty side. It’s big and filled with nature and everybody lives quietly — so quietly you sometimes feel that this is the normal, real world, which of course it’s not. We can have it this way because we live here under certain preconditions.

人里離れた自然の中の療養所。そういうものは現実世界にも実在する。しかし入所者70人に対し、スタッフが20人。医師も複数。全文を読むと、少なくとも3人の医師が勤務していると推定される。入所者70人に対してこれだけ充実したスタッフ構成の療養所がどこかに実在するとは考えにくい。経済的な理由からだ。しかしこれは、療養費が決して安くないこと、そして設備はすべてがある人の寄附で成り立っているからだという説明が後に出てくる。

阿美寮(あみりょう)という名のこの療養所では、入所者とスタッフにあまり区別がない共同生活が営まれている。運動をする。野菜を作る。本を読む。音楽を聴く。直子からの手紙を読んだワタナベが阿美寮を訪れた日、そこで療養する元ピアノ教師のレイコが説明する。

上p.177
まず最初にあなたに理解してほしいのはここがいわゆる一般的な『病院』じゃないってことなの。てっとりばやく言えば、ここは治療するところではなく療養するところなの。もちろん医者は何人かいて毎日一時間くらいはセッションするけれど、それは体温を測るみたいに状況をチェックするだけであって、他の病院がやっているようないわゆる積極的治療を行うということではないの。

p.126
The first thing you ought to know is that this is no ordinary ‘hospital’. It’s not so much for treatment as for convalescence. We do have a few doctors, of course, and they give hourly sessions, but they’re just checking people’s conditions, taking their temperature and things like that, not administering ‘treatments’ as in an ordinary hospital.

阿美寮は、治療するところではなく療養するところ。積極的治療(英文では ‘treatment’ と‘ ’をつけて表記することで訳語としている)は行わない。
些細なことだが、上記英文には誤訳が二箇所あると思う。原文は明らかに「一日一時間のセッション」という意味の記述だが、hourly sessionは「一時間ごとにセッションを行う」だからこれは意味が違う。もう一つは taking their temperature で、これは文字通り「体温を測る」という意味だが、原文の「体温を測るみたいに状況をチェックするだけであって、」では、「体温を測る」というのはたとえであって、実際には体温を測るのではない。まあどちらも些細な誤りだが。

で、これに続く文章:

上p.177
だからここには鉄格子もないし、門だっていつも開いてるわけ。人々は自発的にここに入って、自発的にここから出ていくの。そしてここに入ることができるのは、そういう療養に向いた人達だけなの。誰でも入れるというわけじゃなくて、専門的な治療を必要とする人は、そのケースに応じて専門的な病院に行くことになるの。そこまではわかる?

p.126
There are no bars on the windows here, and the gate is always wide open.  People enter and leave voluntarily. You have to be suited to that kind of convalescence to be admitted here in the first place. In some cases, people ho need specialized therapy end up going to a specialized hospital.  OK so far?”

そこまではわかる? わかる。わかるが、この部分の記述は人々が夢見がちな精神疾患の治療の描写となっている。「人々は自発的にここに入って、自発的にここから出ていくの」、もちろんそれは理想である。だが精神疾患には、自発的な治療だけでは解決しないケースが膨大にある。だから阿美寮は精神疾患のごく一部だけを対象としている。つまり「ここに入ることができるのは、そういう療養に向いた人達だけなの」という性質の療養所なのである。特に疑問なく「そこまではわかる」と読み飛ばしそうだが、「そういう療養に向いた人達」であることを誰がどう判断するかという重大な問題が、現実には発生する。重い精神疾患の当事者の多くは、自分こそが「そういう療養に向いた人」と信ずるか、または、自分にはそんな療養さえ必要ないと信じている。だがもちろんそういう人達は「そういう療養」には適さない。すると、こうした施設で実際に療養できるのは、かなり軽い病状の人に限られるのである。
阿美寮ほどの理想的なスタッフ構成やロケーションまでは満たされないにせよ、同様の施設は現に存在するかもしれない。それは表面的には理想的であり、そこでは精神疾患の人達が生き生きと暮しているかもしれない。しかしそれは、「そういう療養に向いた人達だけ」を選別してはじめて成り立つものであり、より重症でより助けが必要な人達を阿美寮で対応することは不可能で、阿美寮の美しさは、そうした人達を引き受ける別の施設の苦労の上に築かれているのである。

レイコはさらに語る。阿美寮のシステムは、元々はある医師の理論に基づいているという。

上p.178
人里はなれたところでみんなで助けあいながら肉体労働をして暮し、そこに医者が加わってアドバイスし、状況をチェックすることによってある種の病を治癒することが可能だというのがその医師の理論だったの。

p.127
The doctor’s theory was that if you could have a group of patients living out in the country, helping each other with physical labour and have a doctor for advice and check-ups, you could cure certain kinds of sickness.

まさに生活療法、ないしは作業療法の理論である。決してこの医師の独自の理論ではなく、現代の精神医学でも広く認められている理論といえる。但し、こうした療法だけで病気が治癒するというものではない。もっとも、レイコのいう「ある種の病気」とは何かということになるが、実際の発症率と、長期の療養を要するという背景からは、統合失調症を想定するのが合理的である。であれば、いかに理想的な自然の中という環境であっても、そこで療養するだけで治癒するなどということはあり得ない。

こうしたことはともかく、阿美寮の環境が理想の一つであることは間違いない。「だからこそ」、という文脈で、直子は問題点を書いている。直子の手紙に戻ってみる。

上p.163
この施設の問題点は一度ここに入ると外に出るのが億劫になる、あるいは怖くなるということですね。私たちはここの中にいる限り平和で穏やかに気持ちになります。自分たちの歪みに対しても自然な気持ちで対することができます。自分たちが回復したと感じます。しかし外の世界が果して私たちを同じように受容してくれるものかどうか、私には確信が持てないのです。

p.115
The one real problem with this place is that once you’re here you don’t want to leave — or you’re afraid to leave.  As long as we’re here, we feel calm and peaceful.  Our deformities seem natural. We think we’ve recovered. But we can never be sure that the outside world will accept us in the same way.

「一度ここに入ると外に出るのが億劫になる、あるいは怖くなる」のは、実は阿美寮のような理想的な環境でなくてもしばしばある。精神科には昔から「院内寛解」という言葉がある。精神科病院に入院中は寛解、すなわち治っているように見えるのだが、退院すると途端に病状が悪化することを指す。直子が言うように、「外の世界が果して私たちを同じように受容してくれるものかどうか」が大問題なのである。現在、日本には30万人以上の人が精神科病院に入院している。そのうちの数万人は、外の世界が受容してくれさえすれば、おそらく退院できる。直子は「自分たちの歪み」という言葉を使っている。先の直子の手紙の中に、「私たちはある種の前提のもとにここで暮らしている」という表現があった。ここでいう「前提」とは、彼女たちが抱えている「歪み」を指している。直子の手紙。

上p.162
ここにいる限り私たちは他人を苦しめなくてすむし、他人から苦しめられなくてすみます。何故なら私たちはみんな自分たちが『歪んでいる』ことを知っているからです。そこが外部世界とはまったく違っているところです。外の世界では多くの人は自分の歪みを意識せずに暮しています。でも私たちのこの小さな世界では歪みこそが前提条件なのです。

p.114
As long as we are here, we can get by without hurting others or being hurt by them because we know that we are “deformed”. That’s what distinguishes us from the outside world: most people go about their lives unconscious of their deformities, while in this little world of ours the deformities themselves are a precondition.

精神疾患の療養所として一つの理想である阿美寮。ではそこでは病気からの回復が得られるのか。レイコが語るのは、決して夢のような理想ではなく、現実的である。

上p.179
よくならない人も沢山いるわよ。でも他では駄目だった人がずいぶんたくさんここでよくなって回復して出て行ったのよ。

p.127
Lots of people don’t get better. But also a lot of people who couldn’t be helped anywhere else managed a complete recovery here.

よくならない人も沢山いる。夢のような理想ではなく、現実的だ。それはそうだが、注意深く読めば、この部分のレイコの説明には実質的な内容がない。「よくならない人も沢山いる」あたり前だ。「でも他では駄目だった人がずいぶんたくさんここでよくなって回復して出て行った」それもまたあたり前である。どこのどんな療養所でも、あるいは病院でも、そういう人はたくさんいる。阿美寮に限ったことではない。そして精神疾患というものの性質からいって、真に問題なのは「よくなって回復して出て行った」ことではなく、その後の経過である。その後、彼らはどんな生活をしているのか。再発はしなかったのか。再入院はどうか。そこまで実証しなければ、ある治療方法(療養方法でもよい)の有効性を語ることはできない。「ずいぶんたくさんここでよくなって回復して出て行った」だけでは、ほとんど何も意味していないのである。

新刊の発刊は1987年だ。
1987年か。
多分そのころの私は、これから書くような内容には想到しなかったと思う。その部分も、おそらく疑問を持たずに読み進めたのだと思う。「その部分」とは、ここからだ。阿美寮で療養中の直子の病状が悪化しつつある場面。レイコの手紙文という形で描写されている。

下p.177
考えてみれば最初の徴候はうまく手紙が書けなくなってきたことでした。十一月のおわりか、十二月の始めころからです。それから幻聴が少しずつ始まりました。彼女が手紙を書こうとすると、いろんな人が話しかけてきて手紙を書くのを邪魔するのです。彼女が言葉を選ぼうとすると邪魔をするわけです。

p.323
Looking back, I see now that the first symptom of her problem was her loss of the ability to write letters. That happened around the end of November or beginning of December. Then she started hearing things. Whenever she would try to write a letter, she would hear people talking to her, which made it impossible for her to write. The voices would interfere with her attempts to choose her words.

「幻聴」の正式な訳語はauditory hallucinationだが、ここでは hearing things と訳されている。英語の文脈上、このほうが適切だという判断なのであろう。

上に書かれている悪化のサインの第一は、 「うまく手紙が書けなくなってきたこと」である。そして、その後に幻聴が始まっている。この順序は臨床的に重要である。(英文でもこの順序が正確に訳されている)
統合失調症というものを、本などからだけの抽象的な知識で考えると、上のような症状の場合、「幻聴が聞こえて邪魔されるから、うまく手紙が書けなくなったのであろう」と推定して、それで納得しがちだが、実際のケースの経過はそうでないことが多い。幻聴は、後なのである。先に、もっと漠然とした不調が出る。直子の場合は「うまく手紙が書けなくなってきた」である。そのほかのケースとしては、たとえば「物事がうまく頭に入らなくなってきた」「うつっぽくなってきた」「眠れなくなってきた」「何となく怒りっぽくなってきた」など、様々な症状があり得る。この段階で統合失調症の症状であると判断するのは難しいが、再発の場合であれば比較的すぐにそう判断できることも多く、【1055】急に不機嫌になったのは統合失調症再発のサインでしょうか【0534】統合失調症の再発の兆候か、それとも単なる夫婦喧嘩か などがその例である。

直子が阿美寮に来るまでの病歴は明らかにされていないので、入寮時に統合失調症という診断がなされていたかどうかはわからないが、もしなされていたのであれば、「うまく手紙が書けなくなってきた」時点で、再発の徴候と判断するか、少なくともその可能性ありとして慎重に経過を見る必要があったということになる。そして間もなく「それから幻聴が少しずつ始まりました。彼女が手紙を書こうとすると、いろんな人が話しかけてきて手紙を書くのを邪魔するのです。」となって、再発(または、顕在発症)が明らかになる。そして、悪化していく。治療していない以上当然である。

下p.177
彼女は今、日常会話をするのにもかなりの困難を覚えています。言葉が選べないのです。それで直子は今ひどく混乱しています。混乱して、怯えています。幻聴もだんだんひどくなっています。

p.323
She is having trouble now just holding an ordinary conversation. She can’t find the right words to speak, and that puts her into a terribly confused state — confused and frightened. Meanwhile, the “things” she’s hearing are getting worse.

これはかなり危ない徴候である。そして問題の部分にさしかかる。

下p.177
私たちは毎日専門医をまじえてセッションをしています。直子と私と医師の三人でいろんな話をしながら、彼女の中の損われた部分を正確に探りあてようとしているわけです。

p.323
We have a session every day with one of the specialists. Naoko and the doctor and I sit around talking and trying to find the exact part of her that’s broken.

幻聴などの症状が悪化。混乱。怯え。そこで、医師とレイコと本人(直子)の三人で色々なことを話すことにより、解決への努力をしている。
これは、きわめて危険な方法である。
ここに、統合失調症という精神病についての大きな誤解がある。
すなわちここでは、今の直子のような精神症状があるとき、
「精神症状」(幻聴など)
とは別の独立したものとして
「精神症状に苦悩する自分」
というものが存在する、というようにイメージされている。病気についてのごく自然なイメージのように思えるが、これが誤解で、実際には精神病の症状とは、「症状」と「自分」が渾然一体としたものになっていて、明確にその二つを分けることは困難なのである。
これが体の病気の症状との大きな違いである。
たとえば腹痛。
このときは明らかに、
「腹痛」
とは別の独立したものとして
「腹痛に苦しむ自分」
というものが存在する。だから、この腹痛をどうすべきか、まだ我慢できるのか、それとも治療を受けるべきか、などというように考えることができる。人に相談することもできる。たとえ激痛で冷静に考える余裕がなかったとしても、「症状」と「自分」が別であるという事実が崩れることはない。
もう一度さっきの部分を引用する。

下p.177
私たちは毎日専門医をまじえてセッションをしています。直子と私と医師の三人でいろんな話をしながら、彼女の中の損われた部分を正確に探りあてようとしているわけです。

このような形で方策を考えることができるとすれば、それは、
「精神症状」(幻聴など)
とは別の独立したものとして
「精神症状に苦悩する自分」
というものが存在する場合である。
もし精神症状について、自分で客観的かつ冷静に考え、その時点での自分に最も納得のいく対処法を選ぶことができれば、それは理想である。もちろんそのようなことが可能な場合もある。自分の精神症状をある程度まで客観的にみることができる場合もある。しかしこの直子のように、統合失調症が再発(または発症)し、悪化しつつあるときは、それはかなり困難である。統合失調症の実例についての精神科Q&Aをお読みになった人が、統合失調症と思われるご家族にその内容を読ませることで病気だということを納得させようとすることがしばしばあるようだが、それは多くの場合うまくいかない。その方法がうまくいくのではないかと考えることの背景に、上に書いた誤解がある。三回目になるとしつこいのは承知のうえで、もう一度書く。
「精神症状」(幻聴など)
とは別の独立したものとして
「精神症状に苦悩する自分」
というものが存在すると考える、それは統合失調症についての大きな誤解である。「症状が悪くなったら、また自分で考えて治療を受ければいい。または、家族と相談して治療のことを決めればいい」というような考え方は、この誤解に基づいているともいえる。たとえば統合失調症という事実 のcase4-1。治療によってほとんど症状が消えた。こんなに薬が効くのなら、悪くなったらまた飲めばいいと家族で話し合って、薬をやめた。ところが再発の徴候らしきものが出てから2,3日ではっきりした再発。この時点では自分が病気であるという認識が消失し、もはや治療を受けることに納得せず、家族が苦悩する。こういうケースは枚挙に暇がない。

直子の場合も、あれだけ悪化しつつある状態で、話し合いによって今後の方策を考えるという対応法は、危険であり、さらにいえば、非現実的である。
続くレイコの文章。レイコが苦悩している形をとっているが、現実からみれば、逆に非常に楽観的な文章であると言わざるを得ない。

下p.178
ここの施設の目的は患者が自己治療できるための有効な環境を作ることであって、医学的治療は正確にはそこに含まれていないのです。だからもし直子の病状がこれ以上悪化するようであれば、別の病院なり医療施設に移さざるを得ないということになるでしょう。私としても辛いことですが、そうせざるをえないのです。もちろんそうなったとしても治療のための一時的な『出張』ということで、またここに戻ってくることは可能です。あるいはうまくいけばそのまま完治して退院ということになるかもしれませんね。

p.323
The point of this place is to create an effective environment in which the patient can treat herself or himself, and that does not, properly speaking, include medical treatment. Which means that if Naoko’s condition grows any worse, they will probably have to transfer her to some other hospital or medical facility or what have you. Personally, I would find this very painful, but we would have to do it. That isn’t to say that she couldn’t come back here for treatment on a kind of temporary “leave of absence”. Or better yet, she could even be cured and finish with hospitals completely.

「私としても辛いことですが、そうせざるをえないのです。」、レイコの苦悩が表現されているが、はっきり言ってこれは甘い。甘い見通しである。どこが甘いか。 「そうせざるをえないのです。」というのが甘い。辛くとも辛くなくとも、そうすること(別の病院なり医療施設に移ること)ができるのなら、それは直子にとって明るい希望を持つことができる。だがこのように悪化した状態では、その「移ること」が難しいのである。もちろんここで「移る」のは、病状の悪化を受け入れて、自分で納得して(辛いと思いながらであっても、とにかく納得して)移ることである。実際には病状がこの段階になると、もはや自分に治療の必要があると認識することが難しくなる。または不可能になる。まさに 【2444】私は自然治癒力で統合失調症を治しましたというような状態になってしまうのである。

ところで、上記英文には誤訳がある。ストーリーの上では些細な誤訳だが、論理としては重大な誤訳である。原文の日本語と並べて示す。

もちろんそうなったとしても治療のための一時的な『出張』ということで、またここに戻ってくることは可能です。
That isn’t to say that she couldn’t come back here for treatment on a kind of temporary “leave of absence”.

最初、私はこれが誤訳だと思った。読み直してみて、もしかすると自分の読みのほうが間違っているのかとも思った。しかしやはり誤訳だという結論に達した。論理としての重大な誤訳。それは、「出張」する先が、他の病院だといっているのか、それとも阿美寮だといっているのか、ということである。
日本語の原文によれば、出張先は他の病院である。阿美寮がホームで、しかし治療が必要になったので一時的に他の病院に出張するという意味である。
しかし英文のほうではそれが逆になっている。阿美寮に戻ることを「出張 leave of absence」としている。この英文が誤りであることは、treatmentという単語の使い方からもわかる。阿美寮で行っていることは、治療treatmentではないと、原文には明記されているし、英訳でもここより前の部分にはその通り訳されている。したがって、
back here for treatment
ということは、阿美寮という施設の性質上、あり得ないはずだ。
なぜこのような誤訳が生じたのかと、もう一度原文に目を向けると、

もちろんそうなったとしても治療のための一時的な『出張』ということで、またここに戻ってくることは可能です。

この日本語は、よく読むと実は文法的には曖昧であることがわかる。 「治療のための一時的な『出張』ということで、」の直後に 「またここに戻ってくる」という文があるから、文法だけから読めば、「出張としてここに戻ってくる」と読むことも可能だし、正当ですらある(私が最初に誤訳だと思い、読み直して自分の読みが誤っていると考え直したのはそれが理由である。文法にこだわれば、この英訳は正しいと読める。しかし結論としては誤訳である)。だから訳者は誤解したのであろう。翻訳とは実に細心の注意が必要な作業であることがよくわかる。

5

次は虚言のことだ。
『ノルウェイの森』には二人の虚言者が登場する。一人目はこの場面に出てくる。ワタナベの同級生である小林緑が、家族のことをワタナベに語る。

上p.133
お母さんが死んだとき、お父さんが私お姉さんに向ってなんて言ったか知ってる? こう言ったのよ。『俺は今とても悔しい。俺はお母さんを亡くすよりお前たち二人を死なせた方がずっとよかった』って。私たち唖然として口もきけなかったわ。だってそう思うでしょ? いくらなんでもそんな言い方ってないじゃない。

p.93
“What do you think he said to my sister and me when our mother died?  ‘I would much rather have lost the two of you than her.’  It knocked the wind out of me. I couldn’t say a word. You know what I mean?  You just can’t say something like that. ….”

この場面に登場しているのは三人。父。姉。緑。この中に虚言者がいる。
この後の父の行動を緑が語る。

上p.133
「お父さんは去年の六月にウルグァイに行ったまま戻ってこないの」
「ウルグァイ?」と僕はびっくりして言った。「なんでまたウルグァイなんかに?」
「ウルグァイに移住しようとしたのよ、あの人。馬鹿みたいな話だけど。軍隊のときの知りあいがウルグァイに農場持ってて、そこに行きゃなんとでもなるって急に言いだして、そのまま一人で飛行機乗って行っちゃったの。私たち一生懸命とめたのよ、そんなとこ行ったってどうしようもないし、言葉もできないし、だいいちお父さん東京から出たことだってロクにないじゃないのって。でも駄目だったわ。きっとあの人、お母さんを亡くしたのがものすごいショックだったのね。それで頭のタガが外れちゃったのよ。それくらいあの人、お母さんのことを愛してたのよ。本当よ」

p.93
“He went off to Uruguay in June last year and he’s been there ever since.”
“Uruguay?!  Why Uruguay?”
“He was thinking of settling there, believe it or not. An old army buddy of his has a farm there. All of a sudden, my father announces he’s going, too, that there’s no limit to what he can do in Uruguay, and he gets on a plane and that’s that. We tried hard to stop him, like, ‘ What do you want to go to a place like that? You can’t speak the language, you’ve hardly ever left Tokyo’. But he wouldn’t listen. Losing my mother was a real shock to him. I mean, it made him a little cuckoo. That’s how much he loved her. Really.”

緑の父は最愛の妻を失った後、ウルグァイに移住すると言い出した。父の軍隊時代のしりあいがウルグァイに農場を持っているのだ。「軍隊時代のしりあい」が buddy と訳されている。Buddyとは、軍人が行動するときにペアとして充てられる仲間のことを指すと私は理解していたが、軍隊内の親しい友人のことも指すらしいとこれを読んで初めて知った。

なお、 「そこに行きゃなんとでもなる」は、「なんとかなる」という意味であると読めるが、英文は there’s no limit to what he can do で、これだと「なんでもできる」だから、原文の意味とは違う。しかしこれも先の「出張」の部分と同様、翻訳者に同情の気持ちを禁じえない。「なんとでもなる」という日本語は、文法構造だけから考えたら、「なんでもできる」と同義という解釈も可能であろう。だがこれも文脈を含めて総合的に考えれば、「なんとかなる」が正解のはずだ。

ウルグァイに移住すると言い出した父のその後。

上p.134
「そしてウルグァイに行っちゃったの。私たちをひょいと放り捨てて」

p.93
“And then he dumps the two of us and runs off to Uruguay.”

父は本当にウルグァイに行ってしまったのだ。その後、父からの便りはというと。

上p.134
「一度だけ絵ハガキが来たわ。今年の三月に。でもくわしいことは何も書いてないの。こっちは暑いだとか、思ったほど果物がうまくないだとか、そんなことだけ。まったく冗談じゃないわよねえ。下らないロバの写真の絵ハガキで。頭がおかしいのよ、あの人。その友だちだか知りあいだかに会えたかどうかさえ書いてないの。終わりの方にもう少し落ちついたら私とお姉さんを呼びよせるって書いてあったけど、それっきり音信不通。こっちから手紙を出しても返事も来やしないし」

p.94
“One postcard. In March. But what does he write?  ‘It’s hot here’ or ‘The fruit’s not as good as I expected’. Stuff like that. I mean, give me a break!  One stupid picture of a donkey! He’s lost his marbles!  He didn’t even say whether he’d met that guy — the friend of his or whatever. He did add near the end that once he’s settled he’ll send for me and my sister, but not a word since then. And he never answers our letters.”

父から来たのは絵ハガキ一枚。その後は音信不通。一体ウルグァイで何をしているのか。娘である緑は、緑の姉は、父に会いにウルグァイに行く意思はあるのか。

上p.135
「それでもしお父さんがウルグァイに来いって言ったら、君どうするの?」
「私は行ってみるわよ。だって面白そうじゃない。お姉さんは絶対に行かないって。うちのお姉さんは不潔なものとか不潔な場所とかが大嫌いなの」

p.94
“What would you do if your father said ‘Come to Uruguay’ ?“
“I’d go and have a look around at least. It might be fun. My sister says she’d absolutely refuse. She can’t stand dirty things and dirty places.”

緑は行く意思あり。姉は行く意思なし。

上p.135
「ウルグァイってそんなに不潔なの?」
「知らないわよ。でも彼女はそう信じてるの。道はロバのウンコでいっぱいで、そこに蠅がいっぱいたかって、水洗便所の水はろくに流れなくて、トカゲやらサソリやらがうようよいるって。・・・」

p.93
“Is Uruguay dirty?”
“Who knows?  She thinks it its. Like the roads are full of donkey shit and it’s swarming with flies, and the toilets don’t work, and lizards and scorpions crawl all over the place. …”

ウルグァイの実情がどうであるかはともかく、姉は行く意思なし、緑は行く意思ありだ。すると緑は父が好きなのか。そう聞かれた緑は、とくに好きってわけではないと答える。ではなぜわざわざウルグァイまで行くと言うのか。

上p.136
「信用してるからよ」
「信用してる?」
「そう、たいして好きなわけじゃないけど信用はしてるのよ、お父さんのことを。奥さんを亡くしたショックで家も子供も仕事も放りだしてふらっとウルグァイに行っちゃうような人を私は信用するのよ。わかる?」

p.95
“ I believe in him.”
“ Believe in him?”
“Yeah, I’m not that fond of him, but I believe in my father. How can I not believe in a man who gives up his house, his kids, his work, and runs off to Uruguay from the shock of losing his wife? Do you see what I mean?”

わかる? 何となくわかるような気もする。ワタナベもそう答えている。

上p.136
僕はため息をついた。「わかるような気もするし、わからないような気もするし」
緑はおかしそうにわらって、僕の背中を軽く叩いた。「いいのよ、べつにどっちだっていいんだから」と彼女は言った。

p.95
I sighed. “Sort of, but not really.”
Midori laughed and patted me on the back. “Never mind,” she said. “It really doesn’t matter.”

 

6

直子から、自分が4ヶ月前から施設に入っているという手紙をワタナベが受け取ったのは、緑から父の話を聞いてから一週間後のことだった。そしてワタナベは京都の阿美寮を訪れ、レイコに迎えられる。直子にも会う。この訪問中にレイコから聞いた話の中に、もう一人の虚言者が現れるがそれは後述する。東京に帰ってからのある日曜日、ワタナベは緑に誘われてお茶ノ水に行く。そして歩きながらどこに行くのかと緑に尋ねる。

下p.64
「病院よ。お父さんが入院していて、今日いちにち私がつきそってなくちゃいけないの。私の番なの」
「お父さん?」と僕はびっくりして言った。「お父さんはウルグァイに行っちゃったんじゃなかったの?」
「嘘よ、そんなの」と緑はけろりとした顔で言った。「本人は昔からウルグァイに行くんだってわめいてるけど、行けるわけはないわよ。・・・」

p.237
“The hospital,” she said. “My father’s there. It’s my turn to stay with him all day.”
“Your father?! I thought he was in Uruguay!”
“That was a lie,” said Midori in a matter-of-fact tone. “He’s been screaming about going to Uruguay forever, but he could never do that. …”

そして二人は緑の父が入院している大学病院に着く。緑の父は脳腫瘍で、「はっきり言って時間の問題ね」と緑は言う。実際に病院で緑の父を見たワタナベは、彼にはもはや生命力というものが殆どないと感じる。事実、まもなく緑の父は他界する。

つまり、父はウルグァイに行ったという緑の説明は、嘘だった。嘘といっても、誰も何の被害も受けていない。まあ罪のない軽い嘘だ。罪のない軽い嘘に見える。もう一人、登場する虚言者と比べてみよう。阿美寮でレイコが語る。

上p.225
「まあ順番に話していくとね、その子は病的な嘘つきだったのよ。あれはもう完全な病気よね。なんでもかんでも話を作っちゃうわけ。そして話しているあいだは自分でもそれを本当だと思いこんじゃうわけ。そしてその話のつじつまをあわせるために周辺の物事をどんどん作りかえていっちゃうの。でも普通ならあれ、変だな、おかしいな、と思うところでも、その子は頭の回転がおそろしく速いから、人の先にまわってどんどん手をくわえていくし、だから相手は全然気づかないのよ。それが嘘であることにね。だいたいそんなきれいな子がなんでもつまらないことで嘘をつくなんて事誰も思わないの。私だってそうだったわ。私、その子のつくり話を半年間山ほど聞かされて、一度も疑わなかったのよ。何から何まで作り話だっていうのによ。馬鹿みたいだわ、まったく」
「どんな嘘をつくんですか?」
「ありとあらゆる嘘よ」

p.161
“Well, let me just say the girl was a pathological liar. She was sick, pure and simple. She made up everything. And while she was making up her stories, she would come to believe them. And then she would change things around her to fit her story. She had such a quick mind, she could always keep a step ahead of you and take care of things that would ordinarily strike you as odd, so it would never cross your mind she was lying. First of all, no one would ever suspect that such a pretty little girl would lie about the most ordinary things. I certainly didn’t. She told me tons of lies for six months before I had the slightest inkling anything was wrong. She lied about everything, and I never suspected. I know it sounds crazy.”
“What did she lie about?”
“When I say everything, I mean everything.”

この少女 — 便宜上、以後は「美少女L」と呼ぶことにする — は、「ありとあらゆる嘘」をつき、「なんでもかんでも話を作」り、「話しているあいだは自分でもそれを本当だと思いこんじゃう」、まさに病的な虚言である。病的な虚言の巧妙さには様々なレベルがあるが、美少女Lは「人の先にまわってどんどん手をくわえていくし、だから相手は全然気づかないのよ。それが嘘であることにね。」、すなわち相当に巧妙な虚言者である。このような虚言では、「私、その子のつくり話を半年間山ほど聞かされて、一度も疑わなかったのよ。何から何まで作り話だっていうのによ。」ということがしばしばある。

p.225
「今も言ったでしょ? 人は何かのことで嘘をつくと、それにあわせていっぱい嘘をつかなくちゃならなくなるのよ。それが虚言症よ。でも虚言症の人の嘘というのは多くの場合罪のない種類のものだし、まわりの人にもだいたいわかっちゃうものなのよ。・・・」

p.161
“When people tell a lie about something, they have to make up a bunch of lies to go about something, they have to make up a bunch of lies to go with the first one. ‘Mythomania’ is the word for it. When the usual mythomaniac tells lies, they’re usually the innocent kind, and most people notice. …”

虚言症mythomaniaは、一応は医学用語だが、現代の公式の診断基準の中にはこの病名はない。したがって公式の定義というものはないが、美少女Lのような人物は虚言症mythomaniaといってよい。但し「虚言症の人の嘘というのは多くの場合罪のない種類のものだし」というレイコの説明は正しいとはいえない。罪のある種類のものもあれば、罪のない種類のものもあるというべきであろう。「まわりの人にもだいたいわかっちゃうものなのよ」についてはさらに正しくない。嘘とは、ばれたときに初めて嘘とわかるものである。虚言症の人の嘘の中には「まわりの人にもだいたいわかっちゃう」ものももちろんあるが、逆にわからない場合(ばれない場合)は、そもそもその人が虚言症であることがわからないわけだから、「まわりの人にもだいたいわかっちゃうものなのよ」というのは、虚言症の嘘の中のある一部を指した説明にすぎない。

 

 


あの子は体の芯まで腐ってるのよ。

p.210
The girl was rotten inside. Peel off a layer of that beautiful skin, and you’d find nothing but rotten flesh.

というように、レイコが美少女Lを非難するのは自然なこととして理解できる。
しかし。
レイコはこうも言っていたのである。

上p.225
その子は病的な嘘つきだったのよ。あれはもう完全な病気よね。

では虚言症は病気だろうか。少なくともレイコは「完全な病気」と言っている。その一方で、「あの子は体の芯まで腐ってるのよ」と非難している。では病気であることは、非難されるべきことなのか。うつ病も、統合失調症も、かつては病気とみなされていなかった。人々から非難される対象になることが多かった。だが現代では病気とみなされている。病気とみなされれば、非難される理由は消滅する。病気になったことについて本人に責任はない。では虚言症はどうか。病気だから非難されるべきではないということになるのか。少なくとも現代の常識では、そんなことはない。嘘つきは、最大限の非難の対象になるというのが常識である。

虚言が病気かどうかについて、もう一つ。
美少女Lの虚言については、「あれはもう完全な病気よね」というレイコの説は、かなり納得できるものである。では『ノルウェイの森』に登場するもう一人の虚言者、緑はどうか。父がウルグァイに行ってしまったと真っ赤な嘘をついた緑はどうか。本稿「6」の最後に私は、

まあ罪のない軽い嘘だ。

と書いた。緑の嘘は確かにそう見える。少なくとも美少女Lに比べれば全く罪などない。だが私は続けてこう書いた。

罪のない軽い嘘に見える。

なぜこう書いたか。なぜ「見える」と書いたか。「罪のない」の部分についてではない。事実、罪のない嘘だ。そう「見える」のではなく、事実だ。しかし「軽い」のほうは、そうとは限らないという意味で「見える」と書いた。なぜか。
緑の嘘には、理由がないからだ。
美少女Lの嘘には、理由がある。自分の望む性的関係を結ぶことを拒絶したレイコに復讐してやろうという理由がある。その意図が正しいとされるかどうかはともかくとして、「憎い相手を陥れてやる」という意図は、正常心理として理解できる。それに対し、緑の嘘には理由が見えない。自分の父親の動向について嘘をついてワタナベをだましたところで、緑には何の利益もない。

虚言を「病的」と判定するときの、一つの基準が、「その虚言は、本人にとって利益をもたらすかどうか」である。何らかの利益を得るため、たとえば名声を得るため、金銭を得るため、地位を得るため、などの理由による嘘は、病的とはみなされない。単なる嘘つきとして非難されるのが常だ。しかし、真に病的とされる虚言は、嘘をついても本人に何の利益もないのになされる虚言である。このようなケースでは、なぜ嘘をつくのか、他の人には全く理解し難い。だからこそ病的とされるのである。

緑の嘘には、利益がない。美少女Lの嘘には、利益がある。すると病的なのは美少女Lではなく、緑のほうである。
というのが理屈だが、現実感覚としてはこの理屈は全く受け入れ難いものだ。何をもって病的な嘘つきとするか、それはかなり難しい問題なのである。

さらにいえば、利益があるか・ないかというのも、なかなか単純には判定できない。
緑の嘘には本当に利益がないのか。
たとえば、緑は父を深く愛しており、そんな父が、「愛する妻を亡くしたショックでウルグァイに行ってしまった」と信ずることが、緑にとって心地よかったという解釈も可能である。そしてそんな父を「信用している」という自分を作り、そういう自分をワタナベに見せることによって、ワタナベから好意を持たれようとしている、という解釈も可能である。このように深読みしていけば、嘘による利益はいくらでも想定することができる。すると緑の嘘は、本人にとって利益をもたらす正常範囲の嘘という判定に転ずることになる。

しかし、ワタナベが病院で見た、死の床にある老人は、本当に緑の父だったのか。実は父はウルグァイに行ってしまったというのが本当で、病院にいたのは赤の他人だったのではないか。
と、そこまで疑うと、何が何だかわからなくなってくる。

レイコについてもそうである。美少女Lは虚言者。だがその判断は、専らレイコの話に基づいている。レイコ自身が虚言者という可能性はないのか。ある。実は性的に誘惑したのはレイコの方で、それを拒絶した美少女Lに対してレイコは暴力をふるった。そういう美少女Lの話のほうが正しいという可能性を否定する根拠もまたどこにもない。あるいはレイコは虚言者ではなく、妄想を持っていてそれを語ったのではないか。

虚言の真実を追究しようとすると、どこまでも終わりのない迷路に迷い込む。

23. 2月 2014 by Hayashi
カテゴリー: コラム

 


死生学

2023-07-04 11:28:04 | DSM

 

『現代生命哲学研究』は、早稲田大学現代死生学研究所がその研究成果を刊行するための学術誌です。現代の生命をめぐる諸問題を哲学的に考察する論考やレポートを掲載します。年一回の刊行です。すべての論文・レポートはこのページおよび早稲田大学リポジトリから自由にダウンロードできます。森岡正博(早稲田大学人間科学部教授)による責任編集です。(2016年3月までは大阪府立大学21世紀科学研究機構から刊行されていました。その期間のものは大阪公立大学リポジトリから自由にダウンロードできます)。投稿者は最下部の注意書きをご覧ください。

 

第12 (2023年)

田中さをり 「出産と自由 ― 語り得なさをめぐる哲学探究」
 『現代生命哲学研究』第12号 (2023年3月):1-26
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清水大毅 「シナリオAとシナリオBはどこから眺められているか ― ベネターが誕生害悪論に密輸入したもの」
 『現代生命哲学研究』第12号 (2023年3月):27-49
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橋爪由紀 「アーレントとグレーバーが是とする「自由freedom」の力」
 『現代生命哲学研究』第12号 (2023年3月):50-82
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野崎泰伸 「新型コロナウイルスと倫理 ― 障害者の視点から」
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樫本喜一 「日本が追い求めた「銅」と「神に誓って本当の銅」 ― 殖産興業から原子力立国計画に至る重点産業政策」
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<研究ノート>
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 『現代生命哲学研究』第12号 (2023年3月):153-163
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第11 (2022年)

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森岡正博 「生物進化の哲学と無痛文明 ― 生命の哲学の構築に向けて(13)」
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岩内章太郎, 小川泰治 「哲学対話に「答え」はないのか ― 子どもの哲学と現象学的哲学対話の観点から」
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野崎泰伸 「ベネターの反出生主義における障害平等論の検討」
 『現代生命哲学研究』 第11号 (2022年3月):82-96
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樫本喜一 「軽水炉の一世紀 ― 軽水炉システムからみた日本の原子力政策史」
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青木崇 「ハンナ・アーレントと「政治的なものの退引」 ― アーレントを読むナンシーとラクー=ラバルト」
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<小特集:反出生主義>
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小松原織香 「〈キツネに騙される力〉を取り戻す ― 水俣病を通した環境教育の可能性」
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樫本喜一 「地球改変技術と有人火星探査への原子力の応用 ― 米国プラウシェア計画と核熱推進ロケットの事例研究」
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第9号 (2020年)

樫本喜一 「幻の動力革命 ― 原子炉多目的利用と核燃料サイクルの歴史」
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野崎泰伸 「非同一性問題と障害者」
 『現代生命哲学研究』 第9号 (2020年3月): 27-41
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広瀬一隆 「信と非信の構造」
 『現代生命哲学研究』 第9号 (2020年3月): 42-53
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中川優一 「産むことと生まれてきたこと ― 反出生主義における「出生」概念の考察」
 『現代生命哲学研究』 第9号 (2020年3月): 54-79
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森岡正博 「リヴカ・ワインバーグの出産許容性原理について ― 生命の哲学の構築に向けて(11)」
 『現代生命哲学研究』 第9号 (2020年3月): 80-88
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第8号 (2019年)

坂田昌彦 「生・死・認知症に関する考察 ― 認知症を患う母との関わりを通して」
 『現代生命哲学研究』 第8号 (2019年3月): 1-20
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中川優一 「人生における「悲哀」と「あり得たはずの未来」 」
 『現代生命哲学研究』 第8号 (2019年3月): 21-32
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樫本喜一 「通商産業省は原子力産業帝国の夢を見るか? ― プラント輸出戦略と国内商業再処理」
 『現代生命哲学研究』 第8号 (2019年3月): 33-56
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小松原織香 「〈被害者の情念〉から〈被害者の表現〉へ ― 水俣病「一株運動」(1970 年)における被害者・加害者対話を検討する」
 『現代生命哲学研究』 第8号 (2019年3月): 57-129
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*本論文は2019年度の南山大学社会倫理研究所・第13回社会倫理研究奨励賞を受賞しました。

第7号 (2018年)

樫本喜一 「日本の商業再処理と東アジアの核拡散 ― 自縄自縛に陥った日本の核燃料サイクル政策」
 『現代生命哲学研究』 第7号 (2018年3月): 1-27
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広瀬一隆 「罪への怖れと命の尊厳 ― 取材現場から」
 『現代生命哲学研究』 第7号 (2018年3月): 28-35
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山口尚 「歴史における人生の意味の照応 ― 日本近現代史と物語論」
 『現代生命哲学研究』 第7号 (2018年3月): 36-73
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小松原織香 「「公害問題」から「環境問題」へ ― 水俣地域における「不知火海総合学術調査団」の活動を手掛かりに」
 『現代生命哲学研究』 第7号 (2018年3月): 74-106
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森岡正博 「人称的世界はどのような構造をしているのか ― 生命の哲学の構築に向けて(10)」
 『現代生命哲学研究』 第7号 (2018年3月): 107-119
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第6号 (2017年)

田中さをり 「音象徴と図像性 ― 日本におけるヴントの手話学説曲解の歴史」
 『現代生命哲学研究』 第6号 (2017年3月): 1-19
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小松原織香 「DV加害者臨床における「倫理的主体」の検討 ― アラン・ジェンキンスの修復的アプローチを手掛かりに」
 『現代生命哲学研究』 第6号 (2017年3月): 20-35
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居永正宏 「受精卵等の研究利用に関する規制と実態 ― 「産み」の哲学に向けて(4)」
 『現代生命哲学研究』 第6号 (2017年3月):36-46
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橋爪由紀 「アーレントの道徳哲学論の契機となった『イェルサレムのアイヒマン』」
 『現代生命哲学研究』 第6号 (2017年3月):47-61
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小川泰治 「「子どもの哲学」における知的安全性と真理の探究 ― 何を言ってもよい場はいかにして可能か」
 『現代生命哲学研究』 第6号 (2017年3月):62-78
[PDF][Repository]

樫本喜一 「原子力コンビナートと幻想の未来 ― 新全国総合開発計画における原子炉多目的利用」
 『現代生命哲学研究』 第6号 (2017年3月):79-100
[PDF][Repository]

森岡正博「独在今在此在的存在者 ― 生命の哲学の構築に向けて(9)」
 『現代生命哲学研究』 第6号 (2017年3月):101-156
[PDF][Repository]

第5号 (2016年)

居永正宏 「産みの人称性と性的差異 :「誕生肯定」再論としての「産む男」試論 ― 「産み」の哲学に向けて(3)」
 『現代生命哲学研究』 第5号 (2016年3月): 1-12
[PDF][Repository]

森岡正博 「「誕生肯定」と人生の「破断」を再考する ― 生命の哲学の構築に向けて(8)」
 『現代生命哲学研究』 第5号 (2016年3月): 13-27
[PDF][Repository]

樫本喜一 「1976年米国大統領選挙キャンペーンにおける原子力政策について―日本における使用済核燃料再処理問題の歴史的背景―」
 『現代生命哲学研究』 第5号 (2016年3月): 28-50
[PDF][Repository]

小松原織香 「水俣の祈りと赦し―1990 年代の「もやい直し」事業を再検討する」
 『現代生命哲学研究』 第5号 (2016年3月): 51-73
[PDF][Repository]
*論文PDFに記載の書誌情報に誤りがあり「第4号2015年」となっていました。著者の小松原氏および関係する皆様にお詫び致します。

蓮尾浩之 「“わたし”はどうして“みんな”に従わないといけないのか?―「学ぶこと(learning)」の危機のうちに」
 『現代生命哲学研究』 第5号 (2016年3月): 74-89
[PDF][Repository]

第4号 (2015年)

野崎泰伸「障害者が骨折するということ」
 『現代生命哲学研究』 第4号 (2015年3月): 1-11
[PDF][Repository]

橋爪由紀「アーレントの〈生を共に過ごしたい仲間〉との思考について」
 『現代生命哲学研究』 第4号 (2015年3月): 12-27
[PDF][Repository]

居永正宏「「産み」と「死」についての覚え書き:「弔い」を手掛かりに ― 「産み」の哲学に向けて(2)」
 『現代生命哲学研究』 第4号 (2015年3月): 28-38
[PDF][Repository]

樫本喜一 「日本の核燃料サイクル政策と米国の核不拡散及び安全保障政策との相克
― 再処理工場徳之島設置案MA-T計画と多国間再処理センター構想」
 『現代生命哲学研究』 第4号 (2015年3月): 39-49
[PDF][Repository]

高江可奈子 「キメラ的存在を巡る議論 ― 「種」を規定する生のあり方の倫理的位置づけを考える」
 『現代生命哲学研究』 第4号 (2015年3月): 50-61
[PDF][Repository]

小松原織香「正義論におけるRestorative Justice(修復的司法)の位置付けを検討する ―
性暴力事例を射程に入れて」
 『現代生命哲学研究』 第4号 (2015年3月): 62-81
[PDF][Repository]

森岡正博「「人生の意味」は客観的か-T・メッツの所説をめぐって ― 生命の哲学の構築に向けて(7)」
 『現代生命哲学研究』 第4号 (2015年3月): 82-97
[PDF][Repository]

第3号 (2014年)

小松原織香「「物語としての赦し」と「祝祭としての赦し」」
 『現代生命哲学研究』 第3号 (2014年3月): 1-14
[PDF][Repository]

野崎泰伸「境界性パーソナリティ障害の障害学」
 『現代生命哲学研究』 第3号 (2014年3月): 15-30
[PDF][Repository]

樫本喜一「オリオン計画-核パルス推進型宇宙船 ― 1950年代後半、米国物理学者たちが構想した「2001年・宇宙の旅」」
 『現代生命哲学研究』 第3号 (2014年3月): 31-49
[PDF][Repository]

吉本陵「人類の絶滅は道徳に適うか? ― デイヴィッド・ベネターの「誕生害悪論」とハンス・ヨーナスの倫理思想」
 『現代生命哲学研究』 第3号 (2014年3月): 50-68
[PDF][Repository]

福若眞人「レヴィナス思想における倫理的主体性の変容プロセス ― 「ペルソナ」と「顔」の比較、生者と死者の関係を手がかりにして」
 『現代生命哲学研究』 第3号 (2014年3月): 69-87
[PDF][Repository]

居永正宏「「産み」の哲学に向けて(1) ― 先行研究レビューと基本的な論点の素描」
 『現代生命哲学研究』 第3号 (2014年3月): 88-108
[PDF][Repository]

森岡正博「「産み」の概念についての哲学的考察 ― 生命の哲学の構築に向けて(6)」
 『現代生命哲学研究』 第3号 (2014年3月): 109-130
[PDF][Repository]

第2号 (2013年)

森岡正博「「他我はこの私である」ということの意味 ― テレイグジスタンスを手がかりにして」
 『現代生命哲学研究』 第2号 (2013年3月): 1-22
[PDF][Repository]

居永正宏「心脳問題と人間的自由 ― リベットの実験とデネットの解釈について」
 『現代生命哲学研究』 第2号 (2013年3月): 23-36
[PDF][Repository]

野崎泰伸「「他者論」再考 ― 『生命学に何ができるか』『無痛文明論』を題材に」
 『現代生命哲学研究』 第2号 (2013年3月): 37-58
[PDF][Repository]

吉本陵「ハンス・ヨーナス『責任という原理』への二つの視角 ― 「現今の戦争に対する我々の関わり」をめぐって」
 『現代生命哲学研究』 第2号 (2013年3月): 59-71
[PDF][Repository]

岡村優生「性同一性障害について考えるということ ― 当事者理解を通じて―」
 『現代生命哲学研究』 第2号 (2013年3月): 72-82
[PDF][Repository]

蓮尾浩之「道徳的主体に内在する「他者性」に関する一考察 ― カント道徳哲学における「転回」の意義」
 『現代生命哲学研究』 第2号 (2013年3月): 83-92
[PDF][Repository]

樫本喜一「使用済核燃料再処理工場離島設置案の歴史的背景に関する一考察 ― 徳之島設置案「MA-T計画」を中心として」
 『現代生命哲学研究』 第2号 (2013年3月): 93-101
[PDF][Repository]

森岡正博「道徳性の生物学的エンハンスメントはなぜ受け容れがたいのか? ― サヴァレスキュを批判する」
 『現代生命哲学研究』 第2号 (2013年3月): 102-113
[PDF][Repository]

第1号 (2012年)

森岡正博「ペルソナと和辻哲郎 ― 生者と死者が交わるところ」
 『現代生命哲学研究』 第1号 (2012年3月):1-10
[PDF][Repository]

野崎泰伸「中絶の規範理論のために ― 胎児の権利と女性の権利との対立を越えて」
 『現代生命哲学研究』 第1号 (2012年3月):11-24
[PDF][Repository]

小松原織香「赦しについての哲学的研究 ― 修復的司法の視点から」
 『現代生命哲学研究』 第1号 (2012年3月):25-45
[PDF][Repository]

居永正宏「他者の産出と自己の誕生肯定 ― 森岡正博の「誕生肯定」概念の批判的検討」
 『現代生命哲学研究』 第1号 (2012年3月):46-68
[PDF][Repository]

樫本喜一「記憶の断絶とは何か ― 交通事故被害当事者による事例報告と考察」
 『現代生命哲学研究』 第1号 (2012年3月):69-82
[PDF][Repository]

山下史人「ハイデガー『存在と時間』における恐れ・不安・不気味さに関する考察 ― 自らの死の了解という現象を分析する枠組みを得るために」
 『現代生命哲学研究』 第1号 (2012年3月):83-107
[PDF][Repository]

*論文執筆者は、その投稿時に、早稲田大学リポジトリで論文を全文公開することに同意したとみなされます。論文の著作権は『現代生命哲学研究』に帰属しますが、論文執筆者は自身の論文の全文を、本誌で刊行後に、個人のウェブサイト・書籍等で自由に再刊行できることとします。また、投稿論文は編集長による査読を受けますが、本誌はピアレビューに基づく査読誌ではありません。投稿希望者は内容が掲載可能かどうか、あらかじめ編集長にご相談ください。聞き取り調査・アンケートを含む調査研究は原則として受理しません。また、原稿に研究倫理上の考慮点や特別の事情がある場合も、あらかじめ編集長に相談してください。各号の刊行日は、その年の3月31日です。

書誌事項

発行元: 早稲田大学人間総合研究センター(第4-5号は大阪府立大学21世紀科学研究機構環境哲学・人間学研究所、第3号までは現代生命哲学研究所)
編集元: 早稲田大学現代死生学研究所
連絡先: 169-8050 東京都新宿区戸塚町1丁目104 早稲田大学現代死生学研究所
発行者: 早稲田大学人間科学部教授 森岡正博
連絡先: morioka [a] waseda.jp


ココオル 強迫性障害

2021-06-09 02:41:20 | DSM
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強迫観念 に関係する悩み相談

現在53件の強迫観念に関係する悩み相談があります。



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心の悩み
強迫観念障害でも出来る仕事って何かありますか 病院に行っ…
3 28 まくみく 2021-06-08 09:08
誰でも歓迎 !
気になる相談に登録 共感 14 応援 14
強迫観念障害でも出来る仕事って何かありますか 病院に行っていないので正確ではありませんが、症状的に見て、たぶん強迫観念障害だと思います。 働こうと思っている...

強迫観念 53 資格 158 介護 131
心の悩み
どのような人間関係もうまくいかない原因を考えた結果、「人間…
1 99 れい 2021-01-25 00:21
スタッフのお返事希望
気になる相談に登録 共感 7 応援 20
人間関係がうまくいかない原因を考えた結果、「人間を愛せないから」になりました。 ネットで見かけた「愛着障害」に当てはまる気がします。不安型も回避型も当てはまるのが...

カウンセリング 523 いじめ 1246 小学生 678 強迫観念 53 愛着障害 26 死にたくなる 161 恥ずかしい 320 HSP 45
心の悩み
こんにちは 私は小さい頃、階段の手すりで遊んでいた時、蜘…
1 97 ふらふら 2020-10-02 22:12
スタッフのお返事希望
気になる相談に登録 共感 10 応援 10
こんにちは 私は小さい頃、階段の手すりで遊んでいた時、蜘蛛を間近で目撃してしまい、背中から約80センチ程の高さがあるコンクリートの踊り場へと転落し、背中を強...

パニック 698 強迫観念 53 心療内科 932 内科 908
心の悩み
わたしは最近、『お前は~しなければならない。実行しなければ…
6 129 七夜志希 2020-09-10 18:06
スタッフのお返事希望
気になる相談に登録 共感 10 応援 14
わたしは最近、『お前は~しなければならない。実行しなければお前は死ぬ』という幻聴を伴ったかなり強い強迫観念が、かなり頻繁に襲ってくるようになってしまいました。 ...

うつ病 1125 死にたい 2450 承認欲求 63 トラウマ 553 強迫観念 53 PTSD 147 幻聴 100 人が嫌い 43 辛い 2329 脅迫 37
心の悩み
このサービスを利用するのは久しぶりです。 当時の私は大学受…
3 230 すぅ 2020-09-02 00:43
誰でも歓迎 !
気になる相談に登録 共感 13 応援 14
このサービスを利用するのは久しぶりです。 当時の私は大学受験に対して必要以上に強迫観念を抱いており、(みんなそうかもしれませんが)常にストレスと戦っていました。 ...

就職活動 373 彼氏 1304 大学生 829 看護師 164 楽になりたい 236 強迫観念 53 頭痛 482 コロナ 264
心の悩み
わたしは誰にも認められず、誰にも分かられません。 どんな努…
7 146 七夜志希 2020-08-29 20:31
スタッフのお返事希望
気になる相談に登録 共感 12 応援 17
わたしは誰にも認められず、誰にも分かられません。 どんな努力をしても、命懸けで仕事についても、『あぁ仕事しはじめたのね。 それで????????』みたいな感じでみん...

死にたい 2450 楽になりたい 236 強迫観念 53 孤独 354 幻聴 100 幻覚 49 自傷行為 393
心の悩み
お世話になります。 会社に行こうとすると頭が重くなり気分…
2 162 みず 2020-08-24 08:18
スタッフのお返事希望
気になる相談に登録 共感 9 応援 21
どうしたらよいでしょうか。 お世話になります。 会社に行こうとすると頭が重くなり気分が沈み、通勤途中で引き返し、結局8月に入ってからほぼ毎日欠勤していま...

眠れない 359 上司 997 休職 342 ジェイゾロフト 17 強迫観念 53 心配性 154 退職 519 早退 116 神経質 100 モヤモヤ 272 内科 908 不安障害 284
心の悩み
心配すぎる性格が自分でも嫌になってしまいます。
2 171 さっちゃん 2020-07-15 20:17
スタッフのお返事希望
気になる相談に登録 共感 17 応援 10
心配すぎる性格が自分でも嫌になってしまいます。 テストの時に、回収し終わったあとに名前を書いたかどうか不安になったり、赤点取ってしまったらどうしよう・・・と不...

強迫観念 53 心配性 154
心の悩み
僕は、一年前の4月、自殺未遂をした。 強迫観念のように考える…
3 284 atai_shine 2020-06-16 20:30
スタッフのお返事希望
気になる相談に登録 共感 25 応援 69
僕は、一年前の4月、自殺未遂をした。 強迫観念のように考える気持ちが、脳が、僕を狂わせたから、精神科の薬を一ヶ月分飲んで眠りについたのだ。 起きればそこは病院で...

うつ病 1125 精神科 1214 フラッシュバック 370 死にたい 2450 専門学校 416 発達障害 716 人間不信 566 自殺未遂 215 動悸 310 強迫観念 53 希死念慮 93 死にたくなる 161 不安障害 284
心の悩み
アラフォーに差し掛かった女です。 恋人がおり、結婚を前提に…
0 235 りつ 2019-05-05 23:46
誰でも歓迎 !
気になる相談に登録 共感 3 応援 13
アラフォーに差し掛かった女です。 恋人がおり、結婚を前提につきあっていますが、自分の自己肯定感のなさからマイナス思考が抜けません。 そのため、今付き合っている恋...

結婚式 82 トラウマ 553 虐待 490 強迫観念 53 自己肯定感 258 申し訳ない 632 結婚 806
心の悩み
摂食障害になって10年 病院に通院して4年経ちます 最近は落…
0 251 まい 2019-02-14 17:56
誰でも歓迎 !
気になる相談に登録 共感 7 応援 4
摂食障害になって10年 病院に通院して4年経ちます 最近は落ちつきましたが、スイッチが入ると食べ吐きが止まりません 境界性パーソナリーティ症候群の症状もあるの...

過呼吸 469 いじめ 1246 摂食障害 425 障害年金 63 強迫観念 53 先輩 746 通院 372
心の悩み
楽しい気持ちを人と共有できず、友達と会うのが辛く、自己嫌悪。
0 275 はやと 2019-01-15 00:21
誰でも歓迎 !
気になる相談に登録 共感 26 応援 12
楽しい気持ちを人と共有できず、友達と会うのが辛いです。そしてそんな自分への自己嫌悪に苛まれています。 友達同士の交流が面倒に思ってしまう上に、面倒に思ってしま...

部活 1084 飲み会 127 強迫観念 53 自己嫌悪 369 課題 238 辛い 2329 脅迫 37 25歳 75
心の悩み
今回は日記投稿です 私みたいな精神疾患の疑いがある人や精神…
2 379 イリス 2018-12-18 01:17
誰でも歓迎 !
気になる相談に登録 共感 13 応援 10
今回は 私みたいな精神疾患の疑いがある人や精神疾患を患った経験のある方にサーと 目を通していただけるとありがたいです  私は生まれるつき足に障害があり ...

うつ病 1125 精神科 1214 パニック 698 自律神経失調症 148 自宅療養 75 強迫性障害 103 強迫観念 53 抗うつ剤 26 幻聴 100 依存 643 寝不足 54 騒音 43 不安障害 284 通院 372
家庭の悩み
義理の両親との同居。自分の家じゃない感覚で、落ち着かない。
1 207 ぎん 2018-10-07 11:21
スタッフのお返事希望
気になる相談に登録 共感 12 応援 8
自分の家じゃない感覚がずっとあり、落ち着きません。 義理の両親と同居だから仕方ないとは思っていますが、姑が帰ってくるまえにご飯作らなきゃとか強迫観念にとらわれます...

強迫観念 53
心の悩み
 こんにちは 今までも相談してきましたが、今回は自分の性格…
0 299 イリス 2018-10-06 00:44
誰でも歓迎 !
気になる相談に登録 共感 13 応援 7
 こんにちは 今までも相談してきましたが、今回は自分の性格について考えたいと思い 投稿させていただきます 私は生まれつき足に障害を持っていてその縁もあって今...

機能不全家族 444 いじめ 1246 自分が嫌い 584 強迫観念 53 本当の自分 129 完璧主義 100 辛い 2329 HSP 45
心の悩み
こういった場で相談してさせていただくのははじめてなのですが…
1 345 ここあ 2018-09-18 01:58
誰でも歓迎 !
気になる相談に登録 共感 48 応援 34
こういった場で相談してさせていただくのははじめてなのですが、利用させていただきます。 小さい頃から親同士が上手くいっていなく、その反発が私に向くこともあったの...

いじめ 1246 めまい 293 休学 129 強迫観念 53 頭痛 482 腹痛 211 愚痴 655 幻聴 100 吐き気 621 心療内科 932 ニート 115 眠気 109 不眠症 132 裏切られる 116 内科 908 しんどい 834 辛い 2329 不眠 146 入院 276
心の悩み
この間20歳になった学生です。 疲れました。誰でも良いので話…
0 256 るる 2018-08-27 23:43
誰でも歓迎 !
気になる相談に登録 共感 17 応援 62
父と顔を合わせる事にもう耐えられないし、自分にも同じ血が通っていると思うと自分に対する嫌悪でどうにかなりそうです。 13歳と11歳離れた兄と姉がおり私達家族は...

一人暮らし 790 高校生 1255 共依存 82 嫌悪感 170 虐待 490 強迫観念 53 依存 643 遠距離恋愛 45 13歳 6
心の悩み
極度の学歴コンプレックス。 統計力学…熱力学…エネルギー工…
2 283 青 2018-06-24 18:21
誰でも歓迎 !
気になる相談に登録 共感 82 応援 17
極度の学歴コンプレックス。 統計力学…熱力学…エネルギー工学…制御工学…電磁気学…六法…複素関数論…微分方程式…ベクトル解析…物理、無機、有機化学…プログラミ...

強迫観念 53 コンプレックス 181 学歴コンプレックス 15
心の悩み
現在、強迫性障害の治療中です。 幼少期に実母を亡くし、父…
0 293 どらすて 2018-04-27 13:58
誰でも歓迎 !
気になる相談に登録 共感 36 応援 37
現在、強迫性障害の治療中です。 幼少期に実母を亡くし、父が再婚→周りが猛反対で揉める→継母との折り合いの問題→両親からの一種のネグレクト→兄からの暴力→中学時...

不安感 281 暴力 745 強迫性障害 103 強迫観念 53 加害恐怖 11 継母 7 再婚 154 ネグレクト 47 事故 215 嫌がらせ 142
心の悩み
初めてご相談させて頂きます。 現在退職をして就職活動中の26…
0 415 smile 2018-04-02 19:05
誰でも歓迎 !
気になる相談に登録 共感 94 応援 103
初めてご相談させて頂きます。 現在退職をして就職活動中の26歳男性です。 いまの悩みを一言で言うと、 「働くことが怖い」です。 私は昔から人の態度や...

就職活動 373 カウンセリング 523 板挟み 52 強迫観念 53 フリーター 177 退職 519 面接 373 罵倒 147 辛い 2329 恐怖心 123 26歳 66


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林公一

2021-05-09 08:17:45 | DSM
カテゴリー別アーカイブ 摂食障害

【3956】解離性同一性障害の再発でしょうか
Q: 30代女性です。15歳の頃に摂食障害と解離性同一性障害を診断されて5年ほど精神病院に入院しました。 摂食障害につきましては現在は寛解状態なのでおいておきます。 解離性同一性障害については親から聞いた話では3人ほど別 … 続きを読む →
05. 1月 2020 by Hayashi
カテゴリー: 摂食障害, 精神科Q&A, 解離性障害
【3951】過食を受け入れている状態は病気の悪化ですか
Q: 20代女性です。 10代半ばから摂食障害となり、拒食と吐かない過食を繰り返しながら10年ほど経ちました。 今では、過食の症状はその多くが金曜日の夜と土日にかけて、3~4回のみ発生する状態まで回数が減りました。 私 … 続きを読む →
05. 1月 2020 by Hayashi
カテゴリー: サイトの方針, 摂食障害, 精神科Q&A
【3950】摂食障害と思われるコンビニ常連客
Q: 20代男性、コンビニ店員です。私の勤務先の、ある常連の女性のお客様のことで質問させてください。 その方が店によく来るようになったのは、今年に入ってからのことだと思います。それ以前から利用していたのかもしれませんが、 … 続きを読む →
05. 1月 2020 by Hayashi
カテゴリー: 摂食障害, 精神科Q&A
【3619】私は精神病を併発しているのですか?それとも何らかの一つの病気ですか?
Q: 20歳女性です。 私は確実に精神病患者だと思うのですが、ネットで色々な病気の症状を調べてみたかぎりどれも当てはまるような気がして、いまいち自分がどれほどの数の病気を抱えているかが分かりません。 文章を書くのが苦手な … 続きを読む →
05. 2月 2018 by Hayashi
カテゴリー: パーソナリティ障害, 境界性人格障害, 摂食障害, 精神科Q&A
【3209】幼いころに父から虐待された記憶が蘇ったようです
Q: わたしは30歳の女性です。 現在自閉症、摂食障害です。 境界性人格障害もひょっとしたらあるかもしれません。 人間の記憶は普通何歳くらいからありますか? わたしは4歳くらいからなのですが、それより前に覚えてるのは自分 … 続きを読む →
05. 5月 2016 by Hayashi
カテゴリー: パーソナリティ障害, 境界性人格障害, 摂食障害, 精神科Q&A, 虐待
【2791】自分が摂食障害だと決して認めない56歳の母
Q: 56歳の母について質問いたします。私は次女(24歳)です。家族構成は父、母、姉、私の4人家族。母は10年ほどまえから下剤の大量服用をしています。 5年まえから体調を崩し、体重は160cm35キロ、ひどいときは28キ … 続きを読む →
05. 10月 2014 by Hayashi
カテゴリー: 摂食障害, 精神科Q&A
【2676】女性らしい身体をひどく醜いと感じる
Q: 私は24歳の女です。
近頃 食生活が異常で、私は過食症かな と思い始めました。空腹満腹に関わらず 一人でいる時はひたすら食べてしまいます(所謂隠れ食いにあたると思います)。あればあるだけ食べるような状態です。食べ方 … 続きを読む →
05. 5月 2014 by Hayashi
カテゴリー: 摂食障害, 精神科Q&A
【2618】私は小さい頃からしょっちゅう嘘をついてしまいます
Q: 30歳の主婦です。結婚してから8年、子供はいません。夫婦仲は円満です。 10代の頃、うつ病とパニック障害になり、摂食障害も併発し、20~23歳頃までは入退院を繰り返していました。 また、23歳頃にてんかんを発症し、 … 続きを読む →
05. 4月 2014 by Hayashi
カテゴリー: うつ病, てんかん, パニック障害, パーソナリティ障害, 摂食障害, 精神科Q&A, 虚言


カテゴリー別アーカイブ 強迫性障害

【4244】チックと強迫性障害の関係
Q: 20代女性です。覚えている限りでは小学校低学年の頃から現在まで、右手で触ったものは左手で触らないと気が済まなかったり、横断歩道で白い線を靴のかかとで踏んだら爪先でも踏まないと気が済まないという典型的な強迫の症状があ … 続きを読む →
05. 2月 2021 by Hayashi
カテゴリー: 強迫性障害, 精神科Q&A タグ: チック |
【4243】反社会的な思考が浮かんでくる私は犯罪者予備軍でしょうか
Q: 20歳の女です。 私は人間のあらゆる可能性が怖くなってしまいます。 例えば、基本、人間はお店の商品を万引きしません。これは法の問題や道徳の問題等からしてはならないことだからです。 しかし「店の商品を清算せずに鞄に入 … 続きを読む →
05. 2月 2021 by Hayashi
カテゴリー: 強迫性障害, 精神科Q&A
【4242】最悪のことを想像してしまい、怖くて仕方ない
Q: 50代男性です。 何かがうまくいかないと、最悪のことを想像してしまい、怖くて仕方ないのです。 その最悪のことが常に頭のなかを駆け巡り、怖くて怖くて何も考えられなくなります。 例えば、道を歩いていてもどうしてもそのマ … 続きを読む →
05. 2月 2021 by Hayashi
カテゴリー: 強迫性障害, 精神科Q&A
【4241】自分が触れたところが気になって何度も触れてしまう
Q: 私は高校二年生の女です。 昔からある癖の様なものなのですが、自分が触れたところが気になって、何度も触れてしまいます。 例えば、テーブルの上で手を右に動かすと、なんだか全てのもの、というか全身…?の感覚が右に寄ってし … 続きを読む →
05. 2月 2021 by Hayashi
カテゴリー: 強迫性障害, 精神科Q&A タグ: 十代 |
【4240】何か悪いことを考えている時、自分の体が触れているものにそれが記録として残るような気がする
Q: 私は20代の女性です。覚えている限りでは小学生のころから、何か悪いこと・自分にとって都合の悪いことを考えている時に自分が触れていたものにそれが記録として残るような気がしています。 例えばパソコンに向かって何か書類を … 続きを読む →
05. 2月 2021 by Hayashi
カテゴリー: 強迫性障害, 精神科Q&A
【4239】母は強迫性障害だと思うのですがどうしたらいいのか分かりません
Q: 60代の母は不潔恐怖の強迫性障害だと思うのですがどうしたらいいのか分かりません。 私が子供の頃から潔癖ではあったのですが年々悪化してきてしまっています。 -人の手や家の外のものが触れず、ビニール袋を常備して手袋がわ … 続きを読む →
05. 2月 2021 by Hayashi
カテゴリー: 強迫性障害, 精神科Q&A
【4238】無意味に数を数える癖について
Q: 50歳代の女性です。 2年間心療内科に通った後、同じクリニックの精神科に通院して9年になります。統合失調感情障害との診断を受けています。 さて 私には数を数えるクセがあります。多いのは小水の時間の長さや階段です。 … 続きを読む →
05. 2月 2021 by Hayashi
カテゴリー: 強迫性障害, 精神科Q&A タグ: 統合失調感情障害 |
【4237】母は単なる心配性だったのでしょうか
Q: 私は20代女性です。母は(当時30代後半、専業主婦)、いつも家中の戸締まり、ガスの元栓を閉めたか、そればかり気にしていました。冬場は電気ストーブのプラグを抜いたかどうかも気にしていました。一度気にしてしまうと不安で … 続きを読む →
05. 2月 2021 by Hayashi
カテゴリー: 強迫性障害, 精神科Q&A
【4236】良くない考えが頭を過ぎると動作をやり直す
Q: 22歳、男です。自分には文章では表現しにくい特殊?な癖があります。読みづらいかもしれませんが、よろしくお願いいたします。 自分は色々な場面でしょっちゅう考え事をするのですが、ふと悪い、良くない考えが頭を過ることがあ … 続きを読む →
05. 2月 2021 by Hayashi
カテゴリー: 強迫性障害, 精神科Q&A
【4235】子供の頃に限定した強迫性障害のような行動
Q: 22歳の男性です。こちらのHPを拝見していて、幼い頃の自身の行動に似た症状を抱えた方々がおられることに気づき、気になったため質問させていただきました。なお、現在はそのような行動はしていません。 気になる行動は次の通 … 続きを読む →
05. 2月 2021 by Hayashi
カテゴリー: 強迫性障害, 精神科Q&A タグ: 無治療 |
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カテゴリー別アーカイブ 強迫性障害

【4234】このこだわりは病気でしょうか
Q: 20代女性です 私は精神的な病気なのかなと思う時が時々あります 思いはじめたのは小学生の頃からです 下校中、足を踏む所にすごいこだわりを感じていました 歩いていて、踏み方、踏む位置が気に入らなければまた同じ場所に戻 … 続きを読む →
05. 2月 2021 by Hayashi
カテゴリー: 強迫性障害, 精神科Q&A
【4233】うつ病、強迫性障害と診断されているが、統合失調症ではないのか
Q: 私は20代男性です。同年代の親戚(Aとします)はうつ病と強迫性障害と診断を受け、1年以上ほど治療を受けているそうです。 (一度お薬を教えてもらい調べましたが、あとで記述しますが抗うつ剤中心で抗精神病薬の投与はありま … 続きを読む →
05. 2月 2021 by Hayashi
カテゴリー: うつ病, 強迫性障害, 病院を変えたい・変えるべきか, 精神科Q&A, 統合失調症 タグ: 診断治療への疑問 |
【4160】治療で改善したようにみえる強迫性障害の弟への家族としての接し方
Q: 21歳女性です。 強迫性障害に関して少しわからず悩んでいる部分がありメールをさせていただきました。私の弟は1ヶ月くらい前に強迫性障害である可能性が高いと診断されました。症状は自分ではやりたくないのに自傷行為をしろと … 続きを読む →
05. 11月 2020 by Hayashi
カテゴリー: 強迫性障害, 精神科Q&A
【3921】うつ病と強迫症なのですが、統合失調症になるおそれはありますか
Q: 私は韓国人女性です。 大学1年生です。20代です。 日本語の実力は日本の幼稚園生水準です。 それで翻訳機を使います。 韓国のブログであなたのQ&Aの翻訳を読むことになりました。 助けを借りられそうなので文を … 続きを読む →
05. 11月 2019 by Hayashi
カテゴリー: うつ病, 強迫性障害, 精神科Q&A, 統合失調症 タグ: 前駆期, 診断治療への疑問 |
【3755】統合失調症か強迫性障害か
Q: わたしは高校生の女子です。現在は精神科に通ってクエチアピン→レクサプロ、サインバルタ、バルプロ酸ナトリウム、ソラナックス→レクサプロ、リーマス、リーゼ、レンドルミン、エビリファイと薬が変わり、症状は少し改善されてい … 続きを読む →
05. 12月 2018 by Hayashi
カテゴリー: 強迫性障害, 精神科Q&A, 統合失調症 タグ: 十代 |
【3708】弟からの精神的な暴力は私の精神症状に関係ありますか (【3670】のその後)
Q: 【3670】頭の中の友人は自分で作ったものです の十代の女です。回答ありがとうございました。もう一つお聞きしたいことがあります。実はこれが最もお聞きしたいことなのです。(精神科Q&Aで質問するようなことでは … 続きを読む →
05. 8月 2018 by Hayashi
カテゴリー: 強迫性障害, 精神科Q&A, 解離性障害 タグ: 十代 |
【3698】父の体重を減らしたい
Q: 私は20歳の学生です。現在50代の父についての相談です。 父は7年前に精神科にかかり(病名はうつ病と強迫性障害だと聞いています)現在薬剤を飲み症状を和らげています。昔と比べ、引きこもっていることもあり40?ほど太っ … 続きを読む →
05. 7月 2018 by Hayashi
カテゴリー: うつ病, 強迫性障害, 精神科Q&A, 薬の副作用
【3697】精神病を患っている家族のことを精神科医に相談することはできるか  
Q: 20代男性です。 自分の家族が強迫性障害とそれに伴ううつ病を患っていると診断されているのですが、ここ1年ほど精神科医に通っていないようです。医者にかかるべきであるとは思いますが無理やり連れていくこともできません。そ … 続きを読む →
05. 7月 2018 by Hayashi
カテゴリー: うつ病, 強迫性障害, 精神科Q&A
【3679】強迫性障害の悪化でしょうか
Q: 14歳男です。ネットで強迫性障害の症状というものを見ました。 そこにかいたあった症状は私に当てはまりました。 強迫性障害について調べていくと、私はまだそこまで症状がおもくはないようです。 強迫性障害の症状によって生 … 続きを読む →
05. 6月 2018 by Hayashi
カテゴリー: 強迫性障害, 精神科Q&A タグ: 十代, 未治療 |
【3588】2 回触るクセ、どうでもいい数を数えるクセ
Q: 33歳男性です。 精神科にかかったことはないのですが幼少より気になる事があります。 現在では症状は落ち着いているのですが、体に何か触れた際にそれが奇数回だと違和感というか気分が落ち着かなくなり触れ直してしまうという … 続きを読む →
05. 12月 2017 by Hayashi
カテゴリー: 強迫性障害, 精神科Q&A タグ: 未治療 |
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カテゴリー別アーカイブ 強迫性障害

【3567】僕は統合失調症と強迫性障害なのでしょうか
Q: 僕は今不登校の、17歳の男子高校生です。精神科に通い、お薬を出してもらっています。僕は対人恐怖症、チック症を患っています。林先生のHPを見てからここ最近、僕は統合失調症と強迫性障害なのでは、と疑うようになりました。 … 続きを読む →
05. 11月 2017 by Hayashi
カテゴリー: 強迫性障害, 精神科Q&A, 統合失調症 タグ: 十代 |
【3546】私の確認行動はただの心配性でしょうか
Q: 10代 女です。 1年以上前から、確認行動を止めることができません。 例えば、窓やドア、冷蔵庫が閉まっているかどうか。 蛇口やシャワーの水が止まっているか。カバンの中身。 これらを5回以上確認しないとなかなか安心す … 続きを読む →
05. 10月 2017 by Hayashi
カテゴリー: 強迫性障害, 精神科Q&A タグ: 十代, 未治療 |
【3512】自分が ADHD ではないかと不安で自殺を考えています
Q: 私は16歳の女で、今年高校二年になりました。 去年の夏頃から、『もしかすると、自分は将来人を殺してしまうのではないか』という不安や『自分は人を殺したいのではないか』という不安が顕在化し、精神科で強迫性障害との診断を … 続きを読む →
05. 9月 2017 by Hayashi
カテゴリー: 強迫性障害, 発達障害, 精神科Q&A タグ: 十代, 自己診断, 自己診断法, 診断治療への疑問 |
【3510】これって強迫性障害ですか
Q: 高校3年生の女です。 私は何か作業をする時、自分で決めた手順・法則通りにしないと気が済みません。 例えば何かを沢山作る時に〇、△、□という工程があって、どの順番でも結果に何も影響しないとします。〇△□だろうが□〇△ … 続きを読む →
05. 9月 2017 by Hayashi
カテゴリー: 強迫性障害, 精神科Q&A
【3350】強迫性障害の患者が職場で女性を凝視する
Q: 私は50代女性です。。職場にうつ病と強迫性障害で3年間休職後に復職して6ヶ月の30代男性がいます。その人は休職前に、職場の女性を待ち伏せする、付きまとう、職場で見つめる、等の行為で女性から上司に訴えがあったことが2 … 続きを読む →
05. 1月 2017 by Hayashi
カテゴリー: うつ病, 強迫性障害, 精神科Q&A, 統合失調症 タグ: 他害 |
【3294】加害恐怖とは違うような気がするのですが
Q: 20代男性です。 2ヶ月前、早朝起き,まだ寝ている家族の方を見ると,自分が刃物で突き刺すような妄想が出て,思わずそのイメージに引っ張られるような感覚を覚え,それからというもの,家族を見ると,そのようなイメージを頭に … 続きを読む →
05. 10月 2016 by Hayashi
カテゴリー: 強迫性障害, 精神科Q&A タグ: 診断治療への疑問 |
【3239】遅刻癖や物忘れ、ケアレスミスが治りません
Q: 10代男性です。私は、小さい頃から遅刻癖やケアレスミスが治りません。 友人や先生、アルバイト先の店長にまで怒られたことがあるのですが、怒られあとでも時間ギリギリに行動してしまいます。 出かける寸前まで準備が出来なく … 続きを読む →
05. 7月 2016 by Hayashi
カテゴリー: 強迫性障害, 病院を変えたい・変えるべきか, 発達障害, 精神科Q&A タグ: 十代 |
【3226】年が経つごとに強まる強迫観念‏
Q: 20代男性です。 14歳の時にお風呂に入っていた時でした、 突然、何とも言えないような感覚に襲われ お風呂を飛び出して急いで服に着替えベットに逃げました。激しい動悸と不安「死んでしまう。自殺してしまう。」と震えてい … 続きを読む →
05. 6月 2016 by Hayashi
カテゴリー: 強迫性障害, 精神科Q&A
【3215】単なる性格の癖か、強迫性障害か
Q: 10代女性です。 思い浮かんだ言葉や、会話の中で印象的だった単語が頭にずっと残り、その単語を何度も反芻してしまいます。 それに合わせて、一定のリズムで指を折り曲げたり、足の指を動かしてしまいます。 例えば「ごはん食 … 続きを読む →
05. 5月 2016 by Hayashi
カテゴリー: 強迫性障害, 精神科Q&A タグ: 十代 |
【3204】強迫症状が辛いのに、相手にされない
Q: 10代女性です。 一年ほど前から、強迫性障害のような症状があります。 具体例としては ・手を洗うときは必ず8の倍数でなくてはいけない。 ・本を読むときは4回同じ行を黙読しなければいけない。 ・家を出るときは右足から … 続きを読む →
05. 5月 2016 by Hayashi
カテゴリー: 強迫性障害, 精神科Q&A タグ: 十代 |
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