◆エピソードⅡとⅢの間(クローン戦争)
最高議長としての務めを果たす都合もあってか、あまり大々的には動かず基本的にはドゥークーやガンレイに裏から指示を出すことがメイン。
時には表の顔である最高議長として拉致されかけた上で、救出に来たアナキンが暗黒面の力の片鱗を覗かせるのを見てほくそ笑む、ドゥークーにパワハラしながら若干の焦燥を見せつつも的確に計画の修正・ジェダイ側の打つ手を潰すなど暗躍に徹している。
一方で、復活し以前以上の戦闘力と権力を付け始めたモール&サヴァージ兄弟率いるシャドウ・コレクティブやその裏にいるタルジンなど、
計画の障害になり、なおかつドゥークーだけでは簡単には対処できないであろう相手に対しては自ら出向いて始末をつけている。(そしてそのたびに圧倒的な戦闘力で視聴者を興奮させる)
かつての同盟相手にしてヨーダに次ぐ銀河支配の壁と見做していたタルジンの排除はシディアス自身にとっても正念場であったようで、モールをわざわざ生け捕りにしてタルジンをおびき寄せた上で、タルジンとモールの親子を一人で相手取ることはせずにグリーヴァス将軍を同伴させた。
最終的には人質にされていたドゥークーを奪還しつつグリーヴァス将軍も交えた3人がかりでタルジンを仕留めることに成功し、モールを取り逃がしこそしたものの目下の脅威であったシャドウ・コレクティブを壊滅させている。
またそれ以前には、上述の通りドゥークーの愛弟子であり、目覚ましい成長ぶりとまだ残る伸びしろに加えて師父への忠誠心を抱き、ナイトシスターに協力を仰げる出自でもある
アサージ・ヴェントレスの存在を危惧していた。
シディアスにとってもヴェントレスは便利な人材ではあったものの、ドゥークーが弟子への情が深いこともあり、より強固に結束し力を蓄え続けた2人ばかりかナイトシスターまで従えて反旗を翻す事態になる可能性は無視出来なかった。
そのため、摘める芽は早々に摘もうと、ドゥークー自身にアサージを抹殺させて未練を断ち切らせるという非道な命令も発していた。
しかしドゥークーにとってこれはあまりにも辛い命令であり、以後彼はシディアスへの謀反を口にするほどになった。
戦争末期には、偶然ヨーダがシスの宮殿を行く機会を逃さず、元弟子であるということでヨーダとの繋がりのあるドゥークーと共にシスの儀式を行うことで幻影による攻撃をヨーダに仕掛けたが、幻影の中での激しい戦いの末ヨーダに攻撃を跳ね除けられる。
これによって銀河系支配における最大の壁であるヨーダの強さを再確認し、ジェダイを滅ぼすにはまだ時間がかかると判断している。
戦争が続く中で、パルパティーンは戦争の早期終結を名目に、任期満了後も最高議長の座に居座り続け、再三に渡る法改正によってさらに多くの権力を手中に収めた。緊急事態が収束すれば手放すと言う口約束と共に。
かつては共和国最後の良心派として、ジェダイ・オーダーや良心的元老院議員を含めて誰もが信頼していたが、
「パルパティーンの独裁化への一歩を推し進める権限を、彼自身が望まないにも関わらず、“周囲”が無理矢理押し付け、やむなく引き受ける」
という事例があまりにも多く積み重なり続けた結果、徐々に不信を買うようになっていった。
ドゥークーはオビ=ワンを倒したものの、暗黒面の力を解放したアナキンには敵わず、両手を切り落とされて敗北する。
かねてよりドゥークーよりも若く才能あふれるアナキンを弟子にしたいと考えていたパルパティーンは、アナキンを暗黒面に引き込むためにそのままドゥークーを殺害させる。
ドゥークーはと言えば、「アナキンを生け捕れるならそれでよし、負けてもアナキンが暗黒面の片鱗に触れて、その力に感銘を覚えれば、パルパティーンが止めに入って助ける」と信じ込まされていた。
が、完璧なシスの後継者としてアナキンを見守ってきたパルパティーンは、アナキンをシスにするための生贄としてドゥークーを利用したのだ。
そのことにドゥークーが気付いたのは、アナキンに首を切り落とされる瞬間である。
この時、自分がオビ=ワンを看病するからとアナキンひとりにグリーヴァスを逮捕に行かせ、その隙にオビ=ワンを始末するのがベストだとも考えていたが、
アナキンは自制心を発揮して功名心を抑え、オビ=ワンとパルパティーンを危険に晒すことを拒否したので、この試みは失敗した。
その後3人は脱出しようとするが捕えられ、グリーヴァス将軍と交戦。
結局グリーヴァスには逃げられてしまうのだが、グリーヴァスはパルパティーンがシディアスの正体であると知らなかったため、
「覚悟しろジジィ!」と手加減無しに襲われ、
乗っている戦艦のブリッジの窓を割られ空気と一緒に生身で宇宙空間に吸い出されそうになったうえ、直後に船体が
真っ二つになって大気圏突入するというガチで死にかねない目に遭っている。
フォースで自分が死ぬことはないと予知していた可能性もあるが、それにしたって体張りすぎだろう……
もしかしたら「この程度で死ぬならどのみち大望は果たせん!」ぐらいの気持ちだったかもしれない。
一部資料では「本当に危なかった。シディアスはあの場面では本気でアナキンに助けを求めていた」というものもあったり。
その後もパルパティーンは暗躍を続ける。
妻が死ぬ悪夢に心を乱すアナキンに、「ジェダイの論ずる善性や暗黒面の悪性が本当か」ということへの疑問を投げかけて価値観を揺るがしつつ、
あえてジェダイ評議会に冷遇される・板挟みにされる任務を与えることで、ジェダイへの不信感を着実に植え付けていった。
また、ジェダイがあえて自分に敵対心を抱くように仕向けることで、「ジェダイが共和国に反乱を起こそうとした」というジェダイ粛清の口実を作り出した。
グリーヴァスがオビ=ワンに倒されると同時に、パルパティーンはアナキンに暗黒卿としての正体を明かす。
そして、アナキンからの知らせを受けた
メイス・ウィンドゥらと交戦。後を追ってきたアナキンを巧みな命乞いで完全に暗黒面に引き込むことに成功しこれを撃退する。
小説版では、暗黒面のフォースによって、アナキンの精神状態は無論、自分を討伐に来るジェダイたちの詳細な居場所すら完璧に把握しており、
「か弱い議員である自分が悪のジェダイによって暗殺されかけた音声記録」
を残しつつ、追い詰められたフリをしてアナキンに同胞のジェダイを殺させる…その全てが彼の計画通りだったと明かされている。
そもそも、メイスたちの逮捕劇はジェダイの特権による強制逮捕であり、かなりアウト寄りのグレーゾーンな行為であった。
なにしろ、シディアスが最高議長パルパティーンとして用いた権力掌握の手段は、根回しこそ周到ながらも全て合法なのである。
ダース・シディアスとしての暗躍は露呈しておらず、アナキンの証言以外に一切証拠はなかった。
さらにその証言でさえ、彼がシスの暗黒卿だと露見するのみで「シスの暗黒卿として行ってきた数々の悪事」に関する物的証拠は何一つ掴めていない。
そのため、「ジェダイとは異なる宗教を信仰しているが、それ自体は何の問題も無い。共和国憲法で信仰の自由が保障されているのだから。むしろ何の罪も無いパルパティーンを武力で排除しようするジェダイの越権行為の方が問題である」と元老院が認識するだけ。
はっきり言って詰んでいる。
しかし、剣術においてはヨーダさえ超えると言われていたメイスには、さしものパルパティーンも苦戦を強いられ、
途中で(まだ余力を残しているにも関わらず)わざと打ち負かされて無力な人物の演技をアナキンに信じ込ませたまではよかったものの、
自身のフォース・ライトニングを反射された結果ナイスミドルだった顔がヨボヨボになってしまった。(もっとも当人は「これもこれで似つかわしい」と割とノリノリであった上に、皇帝就任にあたり『ジェダイによって醜くされた』と同情を買うのに利用する始末である)
この時点でパルパティーンの地盤はかなり固まっており、アナキンの裏切りも限りなく想定通りのことではあったが、万が一失敗すれば自身が最も忌み嫌うジェダイに殺されるという最悪の結果になる状況に違いはない。
そんなこともあってか、実際にアナキンがメイスを裏切った際には見本のような邪悪な笑みを浮かべたと思った次の瞬間、
先程までの弱りきった態度を豹変させ
「パワーーーー!!!! 無限の、パワーを、食らえーーーー!!!!」
と、6部作中最高のハイテンションで狂喜の笑みを浮かべながらメイスを葬った。
どう見ても無力とは程遠いその姿に視聴者にはシリアスな笑いをアナキンは後戻り出来なくなった事をようやく悟り、コルサントの上空に吹き飛んで行くメイスの身体を茫然と見ているしかできなくなったのは言うまでもない。
かくしてメイス・ウィンドゥを打ち破りアナキンを完全に屈服させたシディアスは、暗黒卿としてアナキンに
ダース・ヴェイダーの名を与え、まずは聖堂に残ったジェダイを、その候補である幼子たちを含め皆殺しにさせる。
続いて、裏の協力者だった
ヌート・ガンレイら独立星系連合の残存勢力の暗殺を命じ、『
クローン戦争を勝利に導く』という結果を収めた。
それと同時に、自身は元老院議会の場で
ジェダイの裏切りをでっち上げると同時に
銀河帝国の設立を宣言。
その場にいた殆どの議員から
万雷の拍手を以てそれを歓迎される光景は、6部作中でも名シーンの一つとしてあまりにも名高い。
さらにクローンコマンダーたちに向けて、ジェダイ抹殺用のプログラム
『オーダー66』を発動し、各地で戦っていたジェダイのほとんどが死滅する結果となった。
クローン戦争は、パルパティーンがアナキンを手に入れ、元老院議長としての権限を高めるための方策でもあったが、同時にジェダイ全滅のための周到な罠でもあったのだ。
- 軍を持たない共和国は惑星間紛争が起こった場合にはジェダイに解決を依頼するしかなく、一度戦争になれば既成の戦力に頼らざるを得ない。
- ジェダイの用いるフォースは正の感情に起因するので、戦場のように負の感情に満ち溢れた場ではジェダイ達の殺気等への感知能力などといったライトサイドのフォース自体の力も弱まる。
対して暗黒面のフォースはより冴え渡り、シスなど使い手の能力向上に繋がる。
- クローン兵は、あらゆる命令を遵守するよう遺伝子レベルで設計されているので、敵と認識したものを殺す時に正負一切の感情も持つことがなく、殺気や害意を殆ど発さない。そのクローン兵の指揮権を「オーダー66」で奪う。
こうした苦境にジェダイを叩き込むことで、指揮官として分散せざるを得ないジェダイ達は、
数々の激戦をともに潜り抜けて信頼を寄せるようになったクローンたちが繰り出す“生理現象のように他意の無い攻撃”に突如晒され、あっさり殺された。
終始彼に翻弄されたジェダイたちの大半は、最後の最後までダース・シディアスの正体はおろか、その企みに思い至ることすらできなかった。
ジェダイ騎士団も銀河共和国も戦う前から負けていたのである。さらに言えば、こうした状況に容易に陥る旧共和国とジェダイの体制自体がすでに限界に達しており、来るべくして来た末路だった。
実は
クワイ=ガン・ジンやサイフォ=ディアス、そしてジェダイマスター時代のドゥークーなど一部の人間は、シスが表舞台に台頭する前から、こうした硬直化した共和国やジェダイを批判し改革を主張していたが、大多数のジェダイはそれらを受け入れることができなかった。
数百年続いてきた平和・体制を否定することはジェダイを含む大多数の共和国民には容易ではなかったのである。
歯向かう敵も殆どが消え失せて銀河帝国初代皇帝の座に就いたシディアスは、最後にして最大の壁、ジェダイのグランドマスター・
ヨーダと対決。
ライトセーバーで激しく打ち合い、もはや用済みとなった元老院議席をフォースで縦横無尽に投げ合う凄まじい激闘を繰り広げる。
お互いに焦燥の表情を幾度も浮かべる死闘の果てに、シディアスはついに最強のジェダイ・マスターさえも打倒した。
なお映画版ではカットされてはいるが、EP3小説版の作戦会議にて仔細を語られており、
オビワンとヨーダの2人がかりでシディアスかヴェイダーのいずれかを倒す、という選択肢を敢えて採らなかったのは、
どちらが相手であれ、万全な状態の暗黒卿に真正面から挑めば、2対1でも返り討ちに遭う危険性が大だったからである。
シディアスとまともに交戦した場合、騎士団の中でも最高峰と讃えられた4人を単身で退けた相手に対しては、2人がかりでも勝機は無い。キット・フィストーとオビワンの間に大きな実力差は無いのだから結果は火を見るより明らかである。
ヴェイダーを相手にするにしても、ヨーダが視界に入って冷徹な怒りを更に膨らませれば、ヨーダでさえ梃子摺るドゥークーを赤子扱いする彼の力は更に増してしまい、二人まとめて残酷なまでに容易くに斬り捨てられるであろう。
そのためヨーダは
「まだ不安定なヴェイダーが唯一、冷徹に戦えない天敵・オビワンとの戦いを強いる」と同時に「大成する弟子を失う予期せぬ不安をシディアスに押し付ける」
という状況を生み出し、両方の動揺と焦燥を誘ってその力を削ぐことで勝機を作る、という作戦に出た次第である。
映画版では、上述の焦りの影響もあってか、見た目には双方の間で絶対的な力量差は見られない。
初手のヨーダからのフォースプッシュで愕然として逃げ腰になったり、投げつけた元老議員席を投げ返されて慌てて飛びのいたり、同時にヨーダも見失ったり、渾身のフォースライトニングをヨーダに押し返されかけて驚愕したりと、全体を通してほぼ互角と言える。
最終的に、フォースで押し合ったエネルギーが飽和して発生した衝撃波によって、体重の軽さ故かヨーダはより強く弾き飛ばされ、対してシディアスは比較的手摺に近い位置に居たお陰もあってか、無事 チノ=リ 地の利を味方につけて ブラ=サガリ ぶら下がりつつの辛勝という結果であった。
しかし、ブラ=サガリに失敗して 墜落して全身を打ち付けたヨーダにも最早勝機は無く、逃げるしか手はなかった。
小説版では、ヨーダはこの本当の暗黒面の使い手との戦いで、
「極力人間の感情に触れないように育てる従来の教育方針では、暗黒面のフォースの流れを理解できない。
暗い洞窟から外の世界を見ることは出来るのに対してその逆は一切出来ないように、自分のようなジェダイではこの敵には打ち勝てない」
とジェダイそのものの限界を悟ったという。
この中で重要な点として…
「真の暗黒面の使い手は、戦いの中で生じる憎悪を糧にして持久戦を展開しながら、より強くなり続けることが可能であること」
フォースを極めたヨーダであれば延々と粘り続けることは可能であれど、そこから先の打開策が見つからない。
待っているのは、ジリ貧の末に先に限界を迎える形での敗北である。
映画においては尺の都合でカットはしたが、ヨーダは上述と同様の悔恨の念をクワイガンに打ち明けるシーン自体は撮影されていた。
旧共和国時代のヨーダや彼の育成論の下で育ったジェダイでは、真の暗黒面の使い手達を打倒するのは不可能だとヨーダが痛感したことは、いずれにせよ変わらない模様。
とはいえ、その小説版EP3でも、ヨーダ撃退直後のシディアスは気力を使い果たして年齢相応の老人にまで弱り、内心でヨーダを「怪物め」と毒づきながら荒い息で手すりにしがみつくほど消耗しており、ヨーダの側の認識とは別に、シディアスにとっても紙一重の厳しい戦いではあった模様。
なにはともあれ、ヨーダの撃退には成功したのだが、フォースの乱れから弟子の生命の危機を感じたシディアスはナブーで過ごした少年時代以来の全力疾走で救出に向かう。
するとヴェイダーは辛うじて生存はしていたものの、四肢切断に全身火傷…
歴代最強のシスとなり得た弟子の、本来の素質を永遠に失う事態に落胆した。が「それはそれでよし」と欠陥構造やパーツを使って、わざと粗末な工程で改造を施す。
これは自分以上の力を持つ自分の後継者に相応しい完成されたシスになる道を断たれた弟子が、将来自分に逆らえないようにするための策でもあるが、
同時にデザインにも気を配り、帝国軍の象徴たる髑髏の死神のような意匠にした。
こうして、ヴェイダーを後継者としては認めなかったが、シスの力を誇示して皇帝の意に沿う処刑を断行する傀儡へと作り変えたのである。
負傷による能力の劣化とシディアスの陰謀に手遅れになってから気付いた深い絶望、なにより愛する者を喪い完全に悪に染まったことによって、アナキンは完全に彼に屈服。
◆エピソードⅢとⅣの間(帝国初期)
帝国の実際の支配体制が描かれる。
ヴェイダーをシスとして鍛えたり、ジェダイの残党狩りやオーダー66の最中に消息を絶ったモールの捜索のために
尋問官を動員したりと、共和国時代の遺恨を消すための根回しに力を注いでいる。
なお『クローン・ウォーズ』でのシディアスのような「隔絶した力を持つ悪の化身」「真打登場」とでもいうべき役回りはヴェイダーがやるようになったこともあって、戦闘シーンが描かれることは大きく減った。
また、政治面や軍事面でも
ウィルハフ・ターキンという有力な右腕を見出しており、これまた『クローン・ウォーズ』でよく見られた「ホログラムで裏から指示を出す」ようなシーンもかなり減っている。
政策としてはエイリアン種排斥を推進しており、帝国軍人にもその傾向は当然ながら見られる。
しかしシディアス当人が人間種至上主義と言うよりは、帝国支配において人種分断政策が便利だから施行しているきらいがあり、エイリアン種だろうと際立って有能な人材であれば躊躇なく要職に取り立てる。
大尋問官や、レジェンズからカノンに逆輸入されたスローン提督はその典型例だった。
その更に数年後を描くアニメ『反乱者たち』でも時折命令を下す程度であまり大々的に出てくることは無いが、終盤のロザルの壁画を巡るエピソードには顔を出している。
この時期にはクローン戦争(エピソードⅢ)途中から彼を危険視していた議員たちが中心となって帝国への反乱軍が組織されるようになっており、それを鎮圧すべく軍事面での帝国の強化を推し進めている。
Ⅳ直前を描いた『ローグ・ワン』でも言及のみでの登場。
デス・スター開発主任のクレニック長官は兵器の出来栄えをもってアピールし、シディアスに気に入られようと画策していたが、かく言うシディアスはデス・スターの完成の遅れに苛立っていた上に、クレニック自身も惑星スカリフにて殉職しており、結局兵器の完成はターキン総督の手柄になった模様。
いずれのスピンオフでも、絶対的な強者として君臨するヴェイダーに各作品の人物達はほとんど抵抗すらできず蹂躙されており、それより更に上にいるシディアスに至っては詳細をつかめないまま顔すら見ることなく敗走する場合がほとんどであり、シディアスの出番の少なさは裏を返せばシディアスがわざわざ出向くことなど無くなるほどに帝国の支配があまりにも盤石であったことの証左と言えるだろう。
名前のみ登場。
共和国時代での信頼厚き議長の姿はどこへ行ってしまったのか、皇帝として君臨するようになってからは人間種を優遇することをはじめ様々な反発を招いている。
パルパティーンも帝国元老院の反発に対して
デス・スター完成と同時に元老院永久解散という強硬手段に出ている。
反乱軍を侮らないカシオ・タッグ将軍はどう行政を維持するのか不安がったが、ターキンは「旧共和国の最後の遺物が一掃された」「統治は各領域の総督が担当宙域を直接行う。デス・スターの恐怖とともに」と歯牙にもかけなかっ
ちなみに、シディアスが内心抱いていたこの方針を、まったく独自に提案したのが、その
ウィルハフ・ターキンなのである。
ターキンがグランドモフという重職にいたのは、彼がシディアスの統治を理解していたため、「政治家パルパティーン」としての右腕たりえたからとされる。
「新しい軍隊を不法侵害する邪魔者としてではなく、法の番人と考えていただきたい。平和で豊かな銀河を実現するという皇帝陛下のビジョンを支えるための軍隊なのだ」
他方、ヴェイダーを「シスの奥義を研究する手駒」と見ていた。
フォースの研究を行うには「研究する者」と「実践する者」を分けねばならない。フォースの秘術は失敗すると強力な「反作用」が炸裂する。
ヴェイダーは実践といざ反作用が起きた時の対処役、シディアスは理論研究役と観測役、とのこと。
弟子の扱いが相変わらずひどいが、実践は得難い修業だし成功すれば直接の体験にもなるし、シスの教育的にはいいのだろう。力の大半を失っても野心によって行動力は健在なヴェイダーを「手足」としては不足はないと見込んでもいるようである。
デス・スター破壊後は、デス・スターの脆弱性や反乱軍の脅威度を正しく評価していたタッグ将軍を昇進させ、破壊された責任としてダース・ヴェイダーをタッグ将軍の部下にしている。
また銀河帝国設立による独占支配を確立した後も、極一部を除いて引き続き自分がシスであることは隠していたと考えられる。
デス・スター設計図盗難会議の最中、モッティ提督がヴェイダーのことを「フォースとか言う曲芸で皇帝に取り入った怪しい宗教家」とみなして
絞め殺されかけてたり、エピソードⅤにて反乱軍に入ってそれなりに長いルークがヨーダから聞くまで「皇帝はヴェイダーよりさらに強い」と知らなかったことから伺える。
フォースの大きな乱れを感じ、
デス・スターを破壊した反乱軍兵が「アナキン・スカイウォーカーの息子」であると確信したことをヴェイダーに通達。
ヴェイダーに彼をジェダイにさせないよう殺すか、もしくは(ヴェイダーの提案により)味方に引き込むよう伝えた。
デス・スターⅡを建造途中。もしかして大艦巨砲主義。
ヴェイダー「惑星を破壊できる力とてフォースの前には取るに足らん存在です。エライ人にはそれが分からんのです」
描写こそされてはいないが未だ完成していないことに対し憤慨しているのは示唆されており、
息子と出会った影響で少しだけ丸くなったヴェイダーも建造責任者のティアン・ジャージャロッド総督に「皇帝はわしほど寛大ではない」と忠告している。
ヴェイダーに未完成について反論していたジャージャロッド総督も、皇帝の名前を出された途端顔色を変えていたことから、皇帝の不興を買うことは非常に恐れられているようで、見てくれは脆弱な老人と見られていてもその実の冷酷さは有名な模様。
ジャージャロッド総督にとって幸いなことに、パルパティーンの目下の関心は、デス・スターⅡではなく
ルーク・スカイウォーカーの存在であった。
デス・スターIIを訪れたパルパティーンは、ヴェイダーを通じてルークと対面。
ルークに対し、自分やヴェイダーへの怒りをあおり、アナキンと同じように彼を暗黒面へ導こうとするが…。
後の新三部作制作まで、本格的な登場はこのエピソード6のみながら、ルークを暗黒面にひきづり込もうとする狡猾さと彼を追い込む残虐さ(初登場にして代名詞のフォース・ライトニング)、その醜悪で邪悪な容姿、ヴェイダーをも支配下に置いていた黒幕であることから観客に強い印象を残し、後のレジェンズ作品でも強い存在感を発揮した。
◆エピソードⅨ スカイウォーカーの夜明け
前々作『
エピソードⅦ/フォースの覚醒』、前作『
エピソードⅧ/最後のジェダイ』にはほぼ影も形も見せず、気配すら感じさせなかった状態から衝撃の復活を果たす。
オープニング・クロールで言及された「
死者の口が開いた」内容は、タイアップしたゲーム『フォートナイト』でマクダーミド御大が直々に収録したものが聞ける。
エンドアの戦いをどうやってか生き延び、今まで身を潜めていたエクセゴルにやってきたベイダーの孫
カイロ・レンに向けて、
これまで彼の師として活動したスノークはシディアスが創り出した幻であり、彼の闇堕ちを誘導していた脳内の声(スノークやベイダー)もシディアスの騙りであったことが、映画開始早々5分で明かされる。
スノークすらも裏から操っていたシディアスに言わせればファースト・オーダーも「ほんの手始め」であり、一度目の死から31年の間にその兵力を優にしのぐ規模の銀河史上類をみない大艦隊ファイナル・オーダーを用意していた。
レンにその艦隊を操る新たなる皇帝の座と引き換えに、ジェダイ最後の希望であるレイの抹殺指令を下す。
各種スピンオフで語られるⅥ以降の動向
『EP9』終盤付近で自身の孫娘レイとの邂逅時に「お前を殺すつもりなどない」「女帝パルパティーンよ、お前はこの王座を継ぐのだ」と発言した後、彼女に自分を殺してシスとして王座を継ぐよう迫っている。
「余を殺せば、余の魂“spirit”は、余に宿るシス卿と一緒にお前に継承される。お前は女帝となり、我らは一つとなる」という発言、レイが見た「シスの王座に就く自分」が目が真っ白でありシディアスと同一であった事、前述の自身の帝国を誰かに譲る気はないという考えを考慮すると、
シディアスは今度はレイの身体を乗っ取ろうとしていたと見るのが妥当だろう。
レイを精神的に追い詰めることで自身の殺害一歩手前までこぎつけるが、寸前のところでベン・ソロが介入したことで精神的に弱った小娘の身体を乗っ取る計画は失敗。
圧倒的なフォースの力量差で2人をねじ伏せて無力化したところ、彼らがシス・エターナルにあるフォースの一対である事に気づき、
計画変更で彼らの生命エネルギーを吸い上げる事で自身のボロボロだった肉体を完全に治癒させることに成功する。
衣装もシスの伝統的な赤と黒のツートンの外套に変えて煙幕の中から登場した際、アリーナの如く自分を取り巻くシス・エターナルの軍勢に向けて手を掲げてその存在を振りまく彼の姿はかつて銀河帝国を樹立した際に万雷の拍手を受けた様を彷彿させる。
この時生命エネルギーを吸い取られてなお立ち上がるベン・ソロを地面の亀裂に投げ捨てて排除すると、シス卿にして皇帝は「シスの復活を妨げるものなど無い!」と高らかに宣言し、両手でフォース・ライトニングを撃ち上げる。
その威力は過去作で見せたものをはるかに凌駕しており、恐らく自軍から区別して敵軍の機体のみに反応する電撃で一時は敵軍全体を無力化した。
しかし、先人のジェダイたちの声援を受けて立ち上がったレイがライトセーバーを構えるのを見ると、上に向けていたライトニングを目の前の女性1人に集中させる。
シスの全てである自分の前にゴミ漁りの小娘などなんでもないとライトニングを打ち出し続けるが、「なら私は……ジェダイの全て」と言うと同時にルークとレイアのライトセーバーを×の字に構えたレイが反撃に出る。
Ⅲのメイス戦でライトニングをライトセーバーで反射された際のように、レイが接近してくるにつれ彼の顔面がまたもや自身の電撃で焼かれ始める。
2本の青いライトセーバーは一定量ライトニングを吸収していたためか、電撃の放射を止めても自身に対する電撃は止まず、数えきれないほどの人間を弄び、苦しめ、殺してきた悪の権化シーヴ・パルパティーンは断末魔の叫びをあげながらその肉体をライトニングで焼き尽くされた後、跡形もなく吹き飛んだ。
◆レジェンズ
ディズニーへ権利が移譲した際に非正史とされたスピンオフ作品群。
ディズニーによる買収前から執筆されており、買収に前後して発表された「スター・ウォーズ ダース・プレイガス」にて、エピソード3で得意満面で話した「賢人ダース・プレイガスの悲劇」が詳細に描かれた。
同作ではナブーの王家の一つ(ナブーは君主を選挙で選出するが、その君主を輩出する王家は複数ある)パルパティーン家に生まれたシーヴがムウンの大富豪ヒーゴ・ダマスクことシス卿ダース・プレイガスに見いだされてシスになったこと、表の顔として政治家になったこと、シスとしての任務や修行、そしてプレイガスの暗殺まで丁寧に描かれた。
が、買収前に執筆されたためこれもレジェンズに降格されており、基本的にパルパティーンの名前以外はほとんどが「なかったこと」になっている。
今のところ正史のエピソード1以前の経歴は「ナブー出身の人間でダース・プレイガス(種族不明)に師事した」というだけである。
もっとも、本作に登場したプレイガスの助手ドロイド「11-4D」や、プレイガスの指導内容などがカノン小説「ターキン」で軽く登場しており、なんだかんだ忘れられてはいないらしい。
エピソード6以降を描いた作品でも、故人ながら強い存在感を発揮。
魂が乗り移る術を心得ていてクローンに乗り移って復活したりと色々忙しい。一時はルークをシスの弟子にもしている。
アナキンやその子孫を自分の次の肉体にするために引き込もうとしていたとする物語もある。
エピソード6で描かれた残虐さも強調されており、例として、デス・スター設計者に対し、初代デス・スター破壊後にはその責任として残虐な処刑をしてはクローンとして蘇らせてまた処刑をするという嬲り殺しをしていたという。
レジェンズでは破壊活動によって大量に用意していたスペアのクローンボディが劣化していき、最後は全身サイボーグのジェダイ騎士エンパトジェイオス・ブランドの自己犠牲によりフォースの冥界に引きずり込まれ、完全に現世からは消滅した。
なお出展がジュニアノベルなのでレジェンズ降格前も正史であったのかは微妙なところではあるが、トライクロップスという息子がいる。
彼は善良な平和主義者ながら、睡眠中に超兵器を設計し寝言で断片的に口走る(後に帝国のプローブドロイドに情報を自動送信する装置を埋め込まれた)という体質を持っており、それが帝国の兵器開発に利用されていた。
なお後頭部に覚醒作用がある第三の目を持っていたが、「皇帝の息子は三つ目」という情報だけが出回っていたため、額に催眠作用がある第三の目を持つペテン師トライオクユーラスが皇帝の息子に成りすまし、大きな権力を握った事がある。
そしてトライクロップスの息子、つまりパルパティーンの孫が「ジェダイの王子」ケンである。
トライクロップスもケンも、彼らがメインのジュニアノベルシリーズ以外では一切言及されないため、その後の動向は不明。そもそもディズニー買収前の正史に含まれたのかも不明。(ノン・カノンとされることが多かった)
ちなみにレジェンズでは正史のエピソード9に見られた、エピソード3やエピソード6と同じ失敗を繰り返し、同じ方法で倒されるという明らかな痴呆の症状は出ていなかった。
【余談】
シディアスを演じるのは、シェイクスピア俳優として高い評価を得たイアン・マクダーミド。
といっても最初からシディアスを演じたわけではなかった。
元々、エピソードⅤのホログラムはイアンとは別人の老婆が演じ、クライヴ・レヴィルが声を当てていた(スタッフロールで皇帝役とされるのは彼)。
その後ⅤのDVD版ではイアンの映像に差し替えられ、時期が開いて制作されたエピソードⅠ~ⅢはⅥから参加したイアンが続投した。
そのⅥも当初はシディアスの設定年齢に近い俳優が予定されていたが降板、イアンに役がまわってきたがⅥの時はまだ若かったので相当なメイクを駆使している。
なお当初からⅠ~Ⅲでのシデイアス役はイアン続投が決まっていたわけではなく、制作前にルーカスが英国を訪れた際にそれを聞いたイアンがルーカスと面会。
ルーカスから「パルパティーンに適任な人いない?」と聞かれ、イアンが「目の前にいる奴がそうじゃないか?」と答えたことで続投が決定。
こうして同一のキャラを実年齢が若い頃に年配の役を演じ、20年以上経ち年配になって若い頃を演じるという世界でも稀なケースが誕生することとなった。
イアンとしても相当愛着があるようで他の人にはやってほしくないとまで語っている。
ジョージ・ルーカスが関わっていたⅠ~Ⅵを見ればわかる通り全ての黒幕として常にシーヴ・パルパティーンが存在していたために一つの物語として完成しており、ディズニーが20世紀フォックスから買収して政策を決定したⅦ~Ⅸ中におけるラスボスも二転三転していたことがうかがわれる。
結果的にⅦ,Ⅸを監督することになったJJエイブラムスはⅦ時に既に三部作通しての大まかな草稿を書いていたが、JJ監督はⅧを監督したライアン・ジョンソンのスノークが退場する脚本を読んで笑った……と後にRJ監督は語る。
ルーカスフィルム社長キャスリーンケネディやJJ監督は「パルパティーン復活の案はいつから考えられていたのか」と質問されると「長い事あった」と答えるなどしてある程度ぼかしてはいるものの、
Ⅸ映像特典で脚本のクリス・テリオが製作初期段階にパルパティーン復活はどうかと提案して30秒で決まったと回想している事から、
あくまで案の一つとしてパルパティーン登場という展開はいつでもあり得たが、肉体をもって本格的な復活はⅨになってからというのが妥当なところだろう。
マクダーミド氏は2019年のⅨのセットにおけるインタビューで「1年ほど前にJJからそろそろ皇帝を復活させようと思っている」とEメールが来た、ジョージ・ルーカスからは皇帝は死んだと言われた、という発言もこれを裏付ける。
旧三部作ではまだ比較的若い中メイクと演技で老人を演じ、新三部作では壮年になったためにそのままキャラクターの過去を演じ、続三部作ではキャラクターの肉体年齢に追い付いたために多少のメイクも施しつつもそのまま演じる……という中の人にとってもなかなか数奇な経緯となった。
結果的にルーカスフィルムがスカイウォーカー・サーガと呼称する一連の映画群Ⅰ~Ⅸは、三世代にわたるスカイウォーカー家の物語とシーヴ・パルパティーンという1人の悪の帝王との戦いだったという図式に落ち着いている。
かーなーり不敬な話だが…
項目頭にもあるが、このダース・シディアスは前ローマ法王ヴェネディクト16世に外見がめっちゃ似てる。
しかもシディアスのメイクをした後の外見に、である。
その酷似っぷりは、あまりに似ているためニューヨークの週刊誌に書かれてしまうほどである。
ネットでは当然ネタにされ、ヴェネディクト16世の画像に指先からフォースの電撃を出してたり、シスの赤いライトセーバーを持ってるコラが大量生産されている。
非常に利己的でありながらシスの教義には極めて忠実な人間であるシディアスは、
仮にヴェイダーが機械化による劣化を経ず、当初の目論み通り無敵のシスとして下剋上を果たしたならば、それも吝かではない…といった節もあったり、意外な所もある。
周知の通りルーカス当人やルーカスフィルム監修のノベライズにおいては、
ようやく得られた理想の弟子が唯一不覚を取る恐れのあったオビワンとの戦いの結末により{、彼が想定外の形で傷つき大成せずに終わってしまうことを酷く危惧し}て、ヨーダとの決着の後には全力疾走でムスタファーに向かう一幕もあった。
スピンオフでは彼をも上回るレベルの古代シスが何人も登場しているが、その大半がレジェンズとして非正史扱いされている。
名前だけカノン入りした一方でそれ以上の設定が確定されないため、補足としてレジェンズ情報も用いると正史におけるシス卿は古い順に
- サドウ
- エグザ・キューン
- ダース・レヴァン
- シスは二人一組という掟を作ったダース・ベイン(クローンウォーズに登場。古代シスで唯一レジェンズ落ちを回避)
- ダース・テネブラス
- 先述のダース・プレイガス
- この項目のダース・シディアス
- 弟子その1ダース・モール
- 弟子その2ダース・ティラナスことドゥークー伯爵
- 弟子その3ダース・ヴェイダー
となる。
ただし、
カイロ・レンのライトセーバーは古代の設計図によるものとされるため、まだ何人かレジェンズから復刻したりするのかもしれない。
スピンオフのジュニア向け小説(「帝国の復活」「ジェダイの遺産」「ゾルバの復讐」など)の中には息子がいたと設定されているものがある。
「突然変異で
三つ目を持つ」「皇帝が恐れ幽閉している」など断片的な情報が語られ、
序盤は額に第3の目を持つ男が手から放電するサイボーグ手術を受けてその名を騙り帝国残党をまとめ上げるが、
本物の息子は後頭部に第3の目を持つ非常にまともな男で、その才能とダークサイドにあるまじき性格のため皇帝から危険視されていた。
作品も絶版となり、他の評価の高いスピンオフとも整合しないためほぼ
黒歴史扱いされている。
…のだが、ひょっとすると彼こそがレイやその父親の元ネタなのかもしれない。
クレイアニメ番組群ロボットチキンは、一言で言えば各映画などのギャグパロである。
なので映画での威厳ある悪役っぷりはどこへやら他のキャラの例に漏れずキャラ崩壊を起こしている。
長いエスカレーターに乗り反対側から次々とやってきて自分に挨拶するストームトルーパーにイライラしたり、会議室で部下と談笑してる最中にダース・ヴェイダーから電話でデス・スター爆破の報告を受けてガチギレしたり、第二デス・スター舞台裏の工事現場にいるおっちゃんにビビったりetc…
「いやいやいやシスの暗黒卿なら守れると思ってた、幅がたった2メートルしかない排熱口くらいはな!しかもまだ支払いが残ってる!これで私の信用もガタ落ちだコノヤロー!」
ちなみに日本語版で声を担当しているのは新3部作以降吹き替え版でC-3POの声を担当している岩崎ひろし氏である。
設定上のモチーフは
ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥス。
アウグストゥスも政治腐敗と内乱で弱体化した元老院を掌握することで、共和制だったローマ帝国を合法的に帝政へと移行させている。
追記・修正はシスに転向して師匠を殺してからお願いします。