笑顔抱きしめ

小さな幸せの元を探して
身の回りのこと・大好きな木村拓哉さんのこと

一、声 二、姿 

2017-05-12 | 映画「無限の住人」
少し前、朝イチに浅丘ルリ子さんが登場だったとき、
『直虎』で共演の高橋一生さんが、悩んでいたときに
「一、声。二、姿。三、演技」という言葉を浅丘さんからアドバイスとして言われたと話してた。

声・・・どんな声で話すか。高さ、調子、口調、速度。
そうだよね。声の割合って凄い大きい。

『無限の住人』では、万次は、低い深い声で話す。
今まで、拓哉君が演じた役の中でも、一番ぐらい低い声なんじゃ無いかな。
同じ時代劇でも、『武士の一分』の時とも、『武蔵』の時とも違う声。
万次の声。

万次の声は、低く深いけれど、こもっているわけでは無い。
どの言葉も、はっきりと伝わる。
それは、拓哉君が歌うときも思った事。
彼の歌は、豊かな感情を伝える。
そして、感情に流れず、はっきりと伝わる発声。

そして、べらんべえ調というのかな、あの万次の話し方。
セリフではあるけれど、その言葉が生きていると感じるのは、万次になっているから。

姿というのには、衣装を着ることも入るのかな。
衣装を着るというのではなく、万次が自分の着物を着る・・・そういう状態担っていること
三池監督が、万次の衣装を着た拓哉君がカッコイイから、自分も着てみた
でも、全然拓哉君が着たときと違っていたという話をされてた。
それは、拓哉君の体型に合わせて作られているからと言うのとは別の話だよね。

体に合うという以上に、万次として着ているから。

声、姿、演技・・・どれも素晴らしいんだよ、木村拓哉という人は・・・ね。

衣装といえば、パンフに、時代劇ではあるけれど漫画の実写かであるので
時代考証に反したり、現実ではあり得ない衣装や武器がでてくる。
原作の魅力を残しつつリアリティのあるものをと
京都の呉服屋さん、染物屋さんとの作業を進めていったとあった。

とにかく、材質や、染め、仕立て、すべてにこだわって作られんだって、映画を見たら判るよ。
万次の着物。
背中の「万」の文字は、書家の文字を染め上げて作られている。
材質は、厚手の木綿ですよね。きっと、
で、帯は、レザーのような材質。
上質の絹かと思ったけれど、多分、なめした皮だと思う。。
キュッと締まって、どんなに動いてもずれない。
そして、大ぶりな刀を二本差しても収まりのいい物。
化繊では無理。ずれやすいからね。

天津の着物は、絹ですね。
縮緬のように、織りがある。
織りがあってぼこぼこしていることで、表面に陰影がでて、
薄い色ながら深い落ち着いた色になっている。
彼の華麗な動きに合わせて、しなやかに体になじんでいる。
羽二重の裏がついているのか、上質な素材で、万次達とは全然違う着物。

しなやかさで言えば、槇絵の着物も。
紫に百合の花の付下げのような。
これも、絹だと思う。

グーパーウォーク1