つまらないと思いますが少しでも興味がありましたら読み進めて下さい。途中放棄も可能です。
Bluesは19世紀後半にアメリカの黒人が創り出した黒人霊歌、労働歌などで魂の音楽といわれています。よく暗いと言われますがそんな時代背景も大きく影響しているのでしょうね。
ブルースは独特の音階と12小節で構成されていて、ロックやジャズの土台になりいろいろな音楽へ進化したと言われています。
数あるブルースアーチストの中で特に好きなのが「アルバート・キング」1992~1992年(69歳没)という黒人ギタリストです。
今から48年前、若いころのコンサートです。アップテンポの曲をノリノリで演奏しています。
Oh, Pretty Woman
彼の創り出す音楽は他のアーチストが真似出来ない独特のものですが、それはびっくりするようなギター奏法から生まれているのです。
左利きのギタリストは珍しくありませんが弦を張り替えないで弾く人は他にいないでしょう。
つまり一番太い6弦が下で1弦が上にある訳です、当然コードを押さえることはムリなのでほとんど単音で弾くことになります。
チョーキングといって弦を持ち上げて無段階に音の高さを変える演奏技法がありますがそれを下に向けて弦を引くので独特の音の変化が出ます。
しかも彼はギブソンフライングVというブルースらしくないギターがお気に入りで、ピックを使わずに太い指ではじくように弾くことで誰にも真似できないめちゃくちゃいい音を出します、しかし早弾きは苦手のようです、テクニックというよりも独自のフレーズと繰り返される攻撃的なリフが魅力のギタリストなのです。
1978と1989年にBBキングと一緒に来日しています。残念ながら見ていませんがYou Tubeで簡単に見ることができます。・・・いい時代になりました。
このコンサートは1992年の米国でのものですがこの年に心臓病で急逝してしまいました。
I'll Play The Blues For You
マイクとギターチューニングを気にしながら演奏するアルバートです、歳をとっても指の動きは変わらないですね。
中ほどのギターソロでは両手の動きをカメラがよく捕らえています。
なんの役も立たない記事ですが最後までお付き合いいただきありがとうございました。