ハミアトくんの釣行記

鮎や渓流魚と遊ぶために群馬県と周辺の河川に出没しています。

昭和の逸品 鮎竿

2020年04月27日 | 鮎釣り

愛着のあるものはなかなか処分できないものです、過去を否定することは自分を否定することになると誰かが言っていました。

そうです人間は過去を引きずって生きているのです(笑)

 

自分が釣りデビューした1970年代の鮎竿はグラスファイバーが中心でした。

それほど高価ではなかったので壊れたら買い換えるという消耗品的な扱いでしたが70年代後半にカーボン素材を使った鮎竿が各社から発売され急速にカーボンロッドが普及しました。

そんな中で高純度カーボンを使用して軽さと感度でユーザーを驚かせた「がま鮎」は他社にないハイクオリティ&ハイプライスの竿であったので購入するにはかなりの勇気と決断が必要でした。

「がま鮎ロイヤルクラッシック」

当時標準的な調子であった「硬中硬9m」詳細なスペックは不明ですがラバーグリップを付けているので重さは増加しており実測すると330gありました。特に元竿は肉厚(多分)なのでずっしりと重さを感じます。細くて柔らかい竿なので魚が掛かるときれいな弧を描きます。

先調子なので持ち重りはしませんが1日扱うには体力が必要です。回転トップは後付けした物ですが全体的な感度の悪さは推して知るべしでしょう。

30年以上昔の竿ですが特に昭和の匂いはしません、古さをが感じないのは赤と黒の変わらぬデザインだからでしょうか?

 


近代の鮎竿はタケノコのように穂先にいくほど長さが短くなるデザインが一般的ですがその頃のがま鮎はすべて仕舞い寸法が短く126cmに統一されていてパーツの長さも独特のものでした。

といっても本数が多いわけではなく同じ9m8本継です。現在の竿を並べてみると本当に9mあるのか疑ってしまいます。

だから何?と言われそうですが、ステイホーム中で時間はあるがネタがないという状況なのでどうかお許しください。

再び鮎釣りを楽しむための我慢の時です、三密を避け手洗いウガイを心掛けてこの難局を乗り越えましょう 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。