さてさて、公開から一週間が経ちましたので、そろそろネタバレ含みで行ってみたいと思います(^^)
それにしても2205前章、公開初日からTwitter界隈で好評と思っていましたら、劇場ではBDやパンフレットの売り切れも起こっていたようですね。
過去作と比べてどの程度の数が用意されていたのかは不明なので単純比較はできませんが、それでも、このコロナ禍の中で当初の予想を超える人たちが劇場に足を運び、関連アイテムを購入しているという事実は一ファンとして嬉しくなりますね(^^)
さて、前置きはそれくらいにしてそろそろ本題に入りましょう。
まずは2205前章を観終わった時点で、未だ明かされていない謎を思いつくまま挙げてみました(抜けも沢山あると思いますが^^;)
1)ガルマン人たちが信仰する女神の正体は?
2)ガルマン人とガミラス人の関係は?
3)イスカンダルとガミラスの関係は?
4)イスカンダルの地下にある「サンクテル」とは?
そこに入る為に必要な儀式とその結果は?
5)デザリアムとは?
6)デザリアムの「千年の夢」とは?
今日はこれらの中で、最も想像がしやすそうな3)を掘り下げてみたいと思います。
また、3)に関連して1)と2)についても想像が繋げられそうです。
ではまず、3)を考えるにあたって関連しそうな情報を。
①ガミラス帝国(ガミラス大公国)は建国して1000年
②ガミラス人はイスカンダル(人)を崇拝している
③ガミラス人はガミラス星を離れては長くは生きられない
④ガミラス人とガルマン人は先祖を同じくするという説がある
⑤ガルマン人は謎の女神像を崇拝している
この5つを先ほどの1)と合せて想像すると・・・
・かつて、天の川銀河のガルマン星にはガルマン人が、その双子星にはイスカンダル人が住んでいた。
・未だ1000年以上前、イスカンダル人(全員か一部かは不明)はガルマン星から多数のガルマン人を連れて、大マゼラン サレザー恒星系の二重惑星に移り住んだ。イスカンダル人が住む惑星をイスカンダル、もう一つの惑星をガミラスと名づけた。
・サレザー移住後のイスカンダル人は巨大な帝国を建設し、波動砲を多用して大マゼランを血に染めた(支配した)。
・ガミラスに移住したガルマン人(ガミラス人)は1000年前、ガミラス大公国を建国した。
・一方の天の川銀河。ガルマン星にはかなりの数のガルマン人が残され、そのまま現在に至った。双子星にもイスカンダル人が残留していた可能性があるが、現在は存在していない。絶滅したか移住したかは不明。ガルマン人たちは偶像を作り、イスカンダル人への崇拝を継続している。
オリジナル版ヤマト世界での天の川銀河における宗教的崇拝対象といえばシャルバートというのが定石ですが、ここではあえて「イスカンダル」としてみたいと思います。
残念ながらイスカンダルが大マゼランに移住した理由は分かりません。
民族丸ごとの移住でなければ、王族や皇室を存続させるための分家作りや王族内の争いなんてことも考えられますが、その場合は天の川銀河にもイスカンダル人が残留していた可能性がありますね。
あるいは、ガミラス人がガルマン人から分かれたように、イスカンダル人はシャルバート人から分かれた――なんてこともあるかもしれません。
何にせよ、2199の25話でスターシャが「イスカンダルが大帝国を築き、大マゼランを血に染めた」と言っているので、イスカンダルが大帝国を築いたのはサレザーへの移住以降と思います。
では、イスカンダルがサレザー移住後に大帝国を築き、尚且つガミラス人はイスカンダル人を崇拝しているという状況から、二国の関係性はどのように想像できるでしょうか?
残念ながら「協力」や「同盟」といった関係性よりも「隷属」や「支配」と考えるのが自然な気がします。
実質的にガミラス人はイスカンダル人に支配されていた可能性が高い――ならば先ほどの③に対しても別の想像が浮かんでしまいます。
ガミラス星から離れたガミラス人が長くは生きられないのは、ガミラス人たちが逃亡できないようにするためにイスカンダル人が嵌めた「首輪(生物的処置)」ではないか?と思う訳です。
2202の設定ではガミラス人が年単位でガミラス星を離れると疫病などに罹って死亡する確率が上がるとされていました。
「首輪」にしては制約が弱い気もしますが、それはイスカンダルが覇権を捨てて平和主義国家へ転向して以降、そうした生物的処置を行わなくなり、数百年間の隔世によって処置の効果がかなり薄らいだからからもしれません(昔は、それこそ数ヶ月とか一年で死んだりしていたのかも)。
なので他民族(非ガミラス人)との交配で生まれた子は、既に薄らいでいる効果の低下が決定的となり「首輪」から解放されるのだと思います。
2205前章の冒頭で、ガルマン人を支配していたボラー連邦のボローズ総督は「家畜どもめ!!」と叫んだ後、デスラーに肩を撃ち抜かれました。
ボローズが取り落としたのは、ガルマン人たちの首輪に毒を流すための制御装置です。
それを手にしたデスラーは言います「こんなもので」と。
しかし実はそんな彼の首にも、見えない首輪がガッチリと食い込んでいるのかもしれません。
その見えない首輪はガミラス人たちを「家畜」とするためのものであり、その忌わしい首輪をかけたのは、彼らが崇拝し、他ならぬデスラー自身が最も愛して止まないイスカンダル――。
圧倒的な力と恐怖による支配が骨肉に刻み込まれるまで永続したことで、「服従」はいつしか神聖さすら帯びた「崇拝」に変わり、それはデスラーすら例外ではなかった――。
そんな風に想像すると、あの2205前章冒頭のデスラーの言動はあまりにも皮肉であり、本当に・・・・・・辛いですね。
あのシーンでデスラーはボローズとその背後にいるボラー連邦に向かって言い放ちました。
「お前たちにくれてやるのは“恐怖”だけだ」
しかし、ガルマン人たちにとってのボラーは、ガミラス人たちにとってのイスカンダルであるということを知った時、デスラーは・・・・・・。
なにしろ、デスラーはスターシャを愛しているのですから。
『それでも「生きろ」と?』ってこのあたりに来たりするのでしょうか?
そんな感じでざっくりとした想像してみましたが、私の予想や想像は2199の頃から当たらないことで有名ですので念のためw
2199での真田さん指摘「ガミラスは、亜空間ゲートの管理人」をヒントにして、以下の通り妄想しました。
覇権主義時代のイスカンダルは、イスカンダル或いはアケーリアスが作り上げた亜空間ゲートを最大限に利用したはず。
ゲートは適切な維持・管理が必要で、それを、サレザー恒星系から長期間、離れられない体に改造した双子星の隣人の前ガミラス人に行わせた、
というものです(改造の結果が、青い血になります)。
覇権主義を排した後、前ガミラス人はゲートの維持・管理から解放されたのですが、このゲートを利用して拡張主義に乗り出したのが後にガミラス人に、
イスカンダルの首輪から逃れようと、他の恒星系を探しに放浪の旅に出た人たちがガルマン人になった、というのはどうでしょう。
この妄想が当たっていたとしたら、イスカンダル人ってロクデナシなのかも知れません。(当たってないでしょうけど)
久々の妄想で、長文になってしまいました。すみません。
それでは
守り人とは何でしょうか?私は、いわゆる「墓守」のイメージだと思います。
覇権主義をとっていたイスカンダル人は、ある時を境に、自らの行いを反省し、自らを戒めます。
では、どのような戒めたのか?
それは、肉体を持たない精神体である「光子体」への変換だと考えます。
そうです。亡くなった守兄さんが封じ込められた「例のアレ」です。
光子体状態であれば、物理的な実行力を発揮することはできませんので、事実上、何もできません。究極の反省の形です。
この光子体に移行することを「儀式」と呼ぶのです。
例の墓地みたいな場所の地下には、光子体となったイスカンダル人が安置されており、
イスカンダルの王族とは、光子体のイスカンダル人達の維持・管理の役を担う「墓守」なのではないでしょうか。
覇権主義が王族の罪とすれば、その贖罪の意味で王族自ら、面倒な役を引き受けたのではないかと。
生身のイスカンダル人は、「器」のような、異星人とコミュニケーションを図る為のツールなのです。
ツールなので身体的な年齢は、光子体の年齢とは一致せずともOK。
猊下が、デスラー少年にささやいたのは「私も、本当の年齢は君と同じなの」という感じの告白だったと思います。
ただし、生命体としての生殖行動は、光子体では不可で、生身でないと実行できないものと考えられます。
純粋なイスカンダル人は、器と光子体との移行を複数回実行できるのですが、
地球人やガミラス人、地球人とイスカンダル人のハーフといった
純イスカンダル人以外は、この移行回数が限られているのです。
地球人とかガミラス人といった、イスカンダル人とは別の人種は、儀式の回数は一度だけで、光子体になったら元には戻れない(その制約は、未だ幼いユリーシャには知らされていない)。
ハーフであるサーシャは、儀式の回数は複数回可能ですが、純イスカンダル人ほどは行えない。
ユリーシャが指した「サーシャ」は、火星で亡くなったサーシャ姉様ではなくて、猊下と守兄さんの愛娘のサーシャです。
器の形で母親のスターシャから産まれましたが、すぐに光子体に移行して、その状態で必要な教育を受けているものと思われます。
なにより、あの場所には生身の赤ん坊を育てられる経験者がいませんので、手のかからない光子体の方が何かと都合がよい側面もあります。
なぜスターシャはイスカンダルを離れられないのか。
光子体の維持には、生身のイスカンダル人の生き血のような何かが必要だから、というのはクローン体でも良いのでNG。
やはり、王族としての矜持、責任感といったところに落ち着くのではないでしょうか。
未だ生きている光子体のイスカンダル人達を放置して、王族の自分達だけが星を離れることを許さない、といった心情だと思いたいです。
2205、鑑賞しました。
とても良かったと思います。個人的には、2199の第二章又は第五章に匹敵する出来栄えに思えました。
久しぶりに妄想しがいのあるストーリー展開だと思い、以下の3点に関して妄想してみました。
1.デザリアムとイスカンダルの関係
3.イスカンダルから離れられない理由
2.イスカンダルとガミラスの関係
まず、デザリアムですが、「忌むべき星、イスカンダル」という言葉が気になりました。
よほど、イスカンダルに対して憎しみがあるものと思われます。
この言葉から、次元断層を放棄しなかった未来の地球という説は無いと考えます。
次元断層をもたらしたコスモリバースシステムはイスカンダルから提供されたものですので。
今迄の2199/2202の設定&映像情報から、デザリアムとは、かつての覇権主義をとっていた頃の
イスカンダルに滅ぼされてしまった、とある「知的生命体」ではないか、という妄想に至ります。
彼らは、その母星を極太波動砲によって破壊されてしまい(2199の24話での猊下の回想シーン)、命からがら星を脱出した知的生命体の末裔なのです。
まだ次元航行を行えるだけの技術はなく、亜光速航行ができる宇宙船に乗って脱出したのですが、
新天地を得るには、時間的な問題が生じます。そこで、彼らは、自分達の体のサイボーグ化することで解決したのです。
或いは、頭部のみを対象にしたコールドスリープによる交代勤務で長い航海に耐えたのかもしれません。
長い長い航海の末、彼らは独力で次元航行を可能とする技術を取得します。
これが、波動エンジンとは別系統の技術の由来です。
この長い航海の中、狭い宇宙船に閉じ込められたデザリアムの人々は、イスカンダル、イスカンダルに由来する文明圏、そして母星を持つ人々への憎しみを募らせます。
ようやくイスカンダルに復讐できるだけの実力を有するに至ったデザリアムは、イスカンダル、イスカンダルに由来する文明圏の偵察を開始します。
デザリアムの技術は、憎むべきイスカンダルを破壊する方向にも進化し、デザリアムハンマーとして結実しました。
惑星のエネルギーを吸い上げて人工物に転送する技術から、デザリアムの本星は人工物であることが推定されます(旧「永遠に」の人工天体のイメージ)。
この偵察の手は、地球にも伸びました。イスカンダル型の次元波動エンジン技術を有する地峡は、イスカンダル文明圏に分類されたのです。
地球を偵察するなかで、デザリアムの人々は、かつて自分達も持っていたのに、長い航海の中で失われてしまった「音楽」に出会います。
逆探知されない程度に遠方からの偵察だったので、出会った音楽は「ノイズ混じり」になりますが、「それも味」なのです。
(それ、なんていうプロトカルチャーっていう突っ込みは無しで・・・)
この偵察の中で、デザリアムは「次元断層」の存在を知り、更なる強化の為に手に入れようとします。
しかし、地球の次元断層は消滅してしまった。では、どうすれば。
イスカンダルを手に入れれば、コスモリバースシステムを用いて次元断層を入手することが出来ます。
これが、「イスカンダルの呪われし力をデザリアムが管理」しようとする動機となります。
なぜ、デザリアムは、イスカンダルを移動させたのでしょうか?
それは、イスカンダルをデザリアム本星の前に引き出して、全デザリアム人の前でイスカンダルを晒し者にしたかったのです。
「市中引き回しの上、斬首」をやりたいのです。
イスカンダルが謝罪に応じて次元断層を引き渡せば最上ですが、
応じない場合でも、イスカンダルそのものを自分たちの眼前で破壊すれば、長年の恨みは多少は晴れるというもの。
デザリアムとイスカンダルの関係とは、「更生した元極道と、その極道に家族を殺されて復讐をしようとする人」との対決の構図となります。
これが、「勝利も敗北もない残酷な真実」なのではないでしょうか。
長くなりましたので、2番目以降は、次にします。
私もガミラスとイスカンダルとの関係には「2199」の頃から疑問に思っていました。
双子星なのに、方や科学技術が魔法の域に達し精神生命体に進化しかけているような民族。それに対し他の民族(文明)との混血が多いにしても版図拡大を喜び独裁者を賛美する臣民と、それを是とする貴族階級の支配者たち、科学技術も民度もあまりにも違い過ぎる。
その後の「2202」を見た後、ふと思ったことが…。(因みに私はいろいろ言いたいことは有りつつも「2202」肯定派です)
ゼムリアがガトランティス人たちに滅ぼされたのが1000年前、ガミラス建国も1000年前、若しかしてゼムリア(ガトランティス)と交戦していたのはイスカンダル(ガミラス)なのでは?、そして戦う相手がいなくなった”戦争の駒”を解放したためにガミラス建国がなった。
まあこれにはガミラスとガトランティス双方が過去に戦ったことを覚えていないという大穴が有るので、まあ違うかなとは思いますが。
ですが、イスカンダルとガミラスの関係がゼムリアとガトランティスのそれと似たようなものでは無かったか?、とは私も思いますね最初に述べたようにあまりに違い過ぎる。
やっぱり残酷な真実というのは”ソレ”ではないかと…、そしてガイゼンガン兵器群に言及された方がいらっしゃいましたが若しかするとアレを作ったのがイスカンダルだったりして。
あのゼムリアがドン引きするような帝国だったのかも知れませんね過去の彼らは、若しそうであるならばスターシャの持つ過剰なまでの贖罪意識も理解出来そうな気がします。
さて、長文失礼しました。またコメントする時が有ればよろしくお願いします、では。
オムシスというイスカンダル製万能工作機ですが、今作でバレル大使の為にわざわざこれを用いず通常食を用意する辺り本来はガイゼンガンのようにクローンボディーを作成する為のものだったのかと推察。
それと過去のイスカンダルの3隻のコアシップが一瞬映ってたのはガルマンからの巡礼船だったのでは。
かつてイスカンダル人がガミラス人を隷属させるために施した処置のせいで、ガミラス人がガミラス同様の環境でないと生存できなくなったという可能性はかなり高いですね。
そうなると、ガミラスの地球侵攻の原因を作ったのはイスカンダルということになります。スターシャが地球を救おうとしたのは、善意というよりも贖罪としての意味合いが強くなり、イスカンダルに助けられたことを精神的支柱にしている古代とスターシャを愛しているデスラーが後章で直面する、「知りたくなかった真実」というのは、個人的にはそれの可能性が高いなと思います。
お邪魔します。
メタ的なお話しをしてしまうと2199で完結させる事を前提に色んな要素を詰め込んだツケでしょうか?
前線で闘わざるを得ないガルマンウルフとか、内面の優しさが面に出た結果旧作より繊細な印象の閣下と逆に株が上がったタラン(弟)くんとか、守の話題が出なかった事とかサーシャとか色々気になりました。
良作だけに。
謎が増えてそれはそれで考察が捗りますね。
千年前のイスカンダルとガミラスの黒歴史の推察は素晴らしく、現時点での情報を銀河の黒AUに分析させれば確定解とすると思います
千年前のイスカンダル帝国は、旧作ヤマトのガミラス帝国やガトランティス帝国と同様な侵略国家!悪の帝国です
12世紀のマゼラン星雲に宇宙戦艦ヤマトがあれば、旧作のガミラス帝国・ガトランティス帝国・デザリアム帝国・ディンギル帝国の様に全滅ぼしていたと、思います!宇宙の平和のために
そして、ヤマトは"青い血の呪いから解放"する為に、ガミラス人をガミラス星から遥かなる故郷の星 ガルマン星に移住させると、思います?! 2205の物語のように