「ヤマトという時代」上映後の劇場で公開されていた2205特報のショートバージョン(劇場版が60秒くらいだったのに対して、youtube版は30秒程度)が今朝早くにyoutubeで公開されました!!
いやー、制作が進んでいるのは様々メディアで報じられていましたが、こうしてじっくり観れる形で公開されると、期待感は俄然高まってきますよね(^^)
本特報の詳細分析はFGTさんが動画で制作されると思いますので(人任せw)、私はメカマニアらしく登場兵器の一つをクローズアップしてみようと思います。
取り上げるのは、21秒あたりで登場するランベアカラーのガイペロン級です。
残念ながら2202の第七章で同じカラーリングのガイペロン級がわんさか登場していたので、ランベアと特定することはできませんが、個人的には「あの」ランベアだと思っています(バーガーも登場していたので、そう思いたいというべきかw)。
それはさておき、コマ送りや静止画で見ると、このガイペロン級の第二甲板(上から二段目の甲板)には三連装陽電子カノンの大型砲塔が二基鎮座しています(映像では発砲もしています)。
また、この甲板の前縁にはブチ穴(笑)そのものの開口があって、ミサイル(魚雷)発射管を思わせますし、この第二甲板はそれより下の第三・第四甲板と比べて色合いが鮮やかで、いかにも後付けで増設されたように感じます。
さて、これが何を意味するのか?
七色星団でも地球沖でもガイペロン級を突撃させてしまったことに対するガミラス人なりの反省か?なんて意見もありましたが(笑)、私はこれをガイペロン級を簡易的に戦闘空母化させた姿と考えます。
ガミラスの戦闘空母(航宙戦闘母艦)といえばゲルバデス級が存在しますが、この艦は2199当時の設定では「単独での作戦行動が可能な高性能艦だが、高価な建造費と複雑な建造工程から少数建造に終わった」とされていました。
にもかかわらず、2202でゼルグート級と同様わんさか登場していましたが、これは自分本位の考えで前作設定を無視したメカ設定者のセンスの悪さが原因と考え、ここでは無視しますw
天の川銀河内でガミラス星に代わる移住先をできるだけ手分けして(効率的に)探索したいデスラー陣営にとっては、対艦戦闘能力と航空機運用能力が高い次元でバランスし、単艦行動が可能なゲルバデス級は非常に使い出がある艦でしょう。
本来ならゲルバデス級を増備したい。
しかし、ガミラス本星とも袂を分かち、基本的には根無し草の現在のデスラー陣営に高価で建造の手間もかかるゲルバデス級を新たに用意することは思いもよりません(建造そのものは可能でも、必要数を確保できない)。
2202に登場したデスラー取り巻き艦隊がピカピカのゼルグート級やゲルバデス級を大量に並べていたのでピンとこないかもしれませんが、彼らのような流浪の根無し草は基本貧乏にならざるを得ないのです。
そんな貧乏な筈の彼らにしてみれば、既存艦艇の中でも旧式故に比較的数も多いガイペロン級を簡易改装して戦闘空母化するのは極めてコストエフェクティブネスの高い手法と言えるでしょう。
具体的には、既存の第二甲板(飛行甲板)を主砲塔とミサイル発射管、その弾庫がユニットになった戦闘甲板に換装し、その甲板の後方か第一甲板の底部に戦闘艦橋を設ける、だけw
この換装なら、本格的なドックや建造施設でなくても実施可能に思えます。
そして換装完了後も、第一・第三・第四甲板は飛行甲板として残るので、航空機運用能力はオリジナルの60%以上は維持できるでしょう。
これで、最小限の改造だけで立派な(?)戦闘空母が完成ですw
もちろん、元が対艦戦闘を考慮しない空母ですから、防御力・構造強度の乏しさだけはどうしようもなく(特に換装された戦闘甲板に直撃したら誘爆で酷いことになりそう)、性能的には実戦経験豊富なガミラス軍人たちを満足させられる代物ではないかもしれませんが、それでも数は力、必要最低限の能力で最大多数という原則でいえば、ベターな選択に思います。
また、防御力の不足については、地球艦艇ばりに波動防壁(ゲシュタム・フィールド)を用いることができれば、かなりカバーできそうです。
そんな感じで私はあのガイペロン級を「単艦行動も可能なように簡易改装で戦闘空母化されたガイペロン級」と予想しますが、いかがでしょうか?
クラスネームとしてはそうですねぇ・・・改ガイペロン級特設航宙戦闘母艦とかどうでしょうか?(長っ!)
いきなり長々と書いてしまいましたが――なんだかこうしていると嬉しくなってきちゃいますね。
2199の時は、こうした艦艇にかかわる設定の妄想を新情報が出る度にいつもやっていた気がしますが、2202は常識的な理詰めで考えられるメカ要素が乏しく、こうした遊びをあまり楽しめませんでしたから。
他にも、特報に登場したメカで触れたいものはありますが(自爆したとおぼしき青いゲルバデス級とかw)、今日はこの辺りでお開きにしようと思います(^^)
ガイペロン級の急造強化説、私も同意見であります。
ゲルバデス級の運用に関しては2202は全くアテにならないので(^_^;)
ちなみに2205の予告は、結城氏が良い仕事をされているな、と感じました。
作画が星巡る方舟のように繊細で、素晴らしいです。
そして2199キャラの再登場は嬉しくもあります。
ミサイル戦闘三段空母ガイペロン見参です
短いPVですが、その中に2202では蔑ろにされたものがいくつも散りばめられていて、新作はテレビ放送まで待ってもいいな程度に思っていた気持ちが一気に覆されました。
敵は暗黒星団帝国だけでなく、ボラーも出て来るとは。「新たなる」「永遠に」「Ⅲ」はどれもあまり好きではないエピソードなので、今回はどれだけ弄って貰っても構わないですねw
>2202は常識的な理詰めで考えられるメカ要素が乏しく、こうした遊びをあまり楽しめませんでしたから。
同感です。まるで大根のようにいくらでも生えて来る戦艦なんて、もうそれだけで萎えてしまいますよ。今回は2202のような大味な戦闘シーンはさすがに無いですよね? 2202が公開されていたのと同じ時期に作られたガンダム ジ・オリジンの艦隊戦が素晴らしい出来で、ヤマトがロボットものに艦隊戦描写で負けてどうするんだ!と憤ったことでしたが、我々のような面倒臭いファンを唸らせるような作画と演出を見せてくれることを祈りましょう。
勝手なことをつらつら書いてスミマセン。
特設戦闘空母仕様のガイペロン級、いいですよね。
元ネタの空母赤城の改装前の姿がちゃんと踏襲されていますし。
個人的には2205でガミラスがガイペロン級で運用する戦闘機がどうなるのかも気になります。
旧式のデバッケをまだ使っているのか、それともツヴァルケなのか、あるいはかつてⅢで出てきたゼーアドラーⅢの実戦配備が進んでいるのかとか。
残念ながら2202だとキーマンのツヴァルケ以外、有人のガミラスの戦闘機を見た覚えがないので。
今後が楽しみです。
改ゲルバデス級デウスーラ3世に初期生産(シュデルグ)型ガイペロン級の改装型を持ってきたのはコストもあるでしょうね。一方でガイペロン級ですがガ共和国、旧帝国では生産コストより特盛りの機能のせいでBBY並の必要人員こそが問題で、旧作のヤマトのように厄介払いされたかもしれません。
地球連邦は戦艦船殻の補給艦とかちょっと贅沢過ぎる、余ってるからだろうけど。