松本さんの松本だより

松本市民となって、15年目。
すっかり「地域の人」を名乗りつつ、松本の風景をお伝えしています。

七夕人形作ってみました。

2009年08月04日 | 日記
松本では、七夕は月遅れの8月7日に行います。
幼稚園や学校などでは、一般的な7月7日にも普通に七夕の笹飾りを作ったりするので、
年に2回、七夕のお祭りができるという感覚。(または、7月~8月のひと月の間、ずっと七夕してる?)

独特なのは、七夕に子供の健康や成長を願って家の軒先に人形を飾る風習があり、
商店街のあちこちのお店の軒先にも飾られています。

その七夕人形にはいろいろなタイプのものがあって、
今、町でよく見るのは
和紙で作った男女の人形(紙びな形式)
ハンガーに顔がついたような人形に着物を着せたもの(着物掛け形式)
昔ながらのものには、
白い和紙を人型に切ったもの(人がた・流しびな形式)
もあります。

着物を着せるのは、
七夕様に着物をお貸しするということで
『七夕様がもっといい着物をたくさん返してくれる』
『裁縫が上手になる』
といういわれがあるのだそうです。

私も紙の七夕人形をつくってみました。

松本市博物館のオリジナルの手作りキット(1000円)があり、
細かいパーツや、詳しい作り方の解説もついているので、
わりと簡単に作ることができました。
キットは素敵な柄の和紙でおしゃれにできましたが、
普通の折り紙でもつくれます。(先日、ネイチャリングフェスタのブースで作り方を習いました。顔型だけがちょっとむずかしいかなあ・・・。)

モンダイなのはこのお人形の飾り方・・・。
よく見るのは、男の子女の子を横に並べて飾られていますが、
本来は、背中合わせに一対にして吊るすのが本式だそうです。

七夕の日には、晴れないと二人は会うことができないことになっていますが、
この時期、農業をしている人には雨が降らないと困ります。
背中合わせ=出会えないように ・・・ということ?


ただいま「まつもとの七夕2009-松本まるごと七夕」と題して、
松本市立博物館を中心に、市内各地の博物館や付属の施設で、
七夕の歴史や行事について学べる展示や、七夕に関するイベントが開催されています。


まつもとの七夕2009 -松本まるごと七夕 松本市立博物館 
http://www.matsu-haku.com/maruhaku/guide/shiritsu/index.html

松本の七夕2009 「七夕人形展」 馬場家住宅
http://www.matsu-haku.com/maruhaku/schedule/babake/20090711104209.html

七夕人形コレクション 松本のたから  松本市文化財ホームページ
http://takara.city.matsumoto.nagano.jp/national/019.html

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