松本さんの松本だより

松本市民となって、15年目。
すっかり「地域の人」を名乗りつつ、松本の風景をお伝えしています。

鴨米をいただきながら

2011年11月12日 | 日記
今年で3度目の挑戦の“鴨米”
夫と鴨さんが丹精込めて作ってくれたお米をおいしくいただいています。

先日は、都会に住んでいる昔の職場の知人に“鴨米”を送り、試食してもらった感想をいただきました。

・・・

田の整地から鴨さんのお世話まで
本当に大切に大事にお米を頂戴しようと思いました。
子どもたちにも(栽培中の写真を)見せて共有しました。
大自然では育たない
人間の赤ちゃんのような恵みに感謝

・・・

大切に大事に食べてくださって
私たちの思いも一緒に受け取ってくださって
とてもうれしい気持ちになりました。

農業を志して松本に来たけれど
自分たちと家族が食べていくにはとてもとても。
売れるような物はできないし、
収穫ができても、商品にもならず販路もつくれない。
農業は、やっているだけではお金にはならない。ということもよくわかりました。

けれど、得られるものはそれ以上にあることもわかりました。

TPPが大問題になっている農業界(だけではないが)ですが
経済力だけで、成長して、競争して、そして勝ったとしても
その先には何があるのか?
その先に“生きる喜び”はあるのだろうか? 

人間の赤ちゃんのように大切に食べ物を育て
その恵みを美味しく感謝していただいて
心も身体も健康に豊かに生きていきたい
と、私は思うのです。

せめて、生きる場所だけは、奪われることのないように、
この国のリーダーにはお願いしたいなあ。


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