未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

スタミナと技は

2016-02-06 21:47:46 | 稽古
武道に於いてこの二つは相容れないのではないかなと永らく考えています。

何だ?スタミナを鍛えるって…、と思い始めたが最後、それから所謂『追込み』というものをしておりません(笑)何に追われにゃいかんのかと。正直な話、二段を受けた時も形稽古以外何もしてません。

人は所詮刺されでもしたら終わり。マラソン選手が凶器持って追い掛けてきたらスタミナ依存の似非空手家はどうするのでしょうか。

スタミナを鍛えるより体捌きや間合の感覚を鍛え無駄な動きを抑えスタミナ消費率を下げるのが本来。
嘗ての武術家や武士が戦前にスタミナ稽古してたら面白過ぎるでしょう。

競技だから勝つのは大切。しかし勝ち方が不細工過ぎるし美学も見えない。
競技人口が年々減少しているのはその顕れかも知れませんね。ちゃんと技を稽古した人が勝てませんもの。流派なんて関係なしに何処の大会もやってる事は同じ。即ちラッシュ。おいセコンド、手拍子止めろ(苦笑)

去年から白帯の人が増えましたが組手が怖い、付いていけないと相談を受ける事があります。そこで「殴られていればその内馴れる」といった無能めいた事を言うのではなく(殴られてたらあかんやろ…)間合等で恐怖心を克服していけるようフルコンに在って武道性の高い空手を指導していけたらなと思うのであります。

身体を壊す空手か生かす空手か。
其処が問題です。




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