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未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

心ひとつ

2015-11-24 21:54:03 | 稽古
先週に引き続き組手やミットを中心に稽古した少年部。審査では良い組手を見せて欲しいですからね。煽るに煽ります。

ミットの時に全力で行けと云う指示の下力なく蹴っている面々に思い出した昔話をしてみました。



私が昔通った実戦空手道場。其処には猛者が多く通っていました。猛者を作り上げた館長の審査は至ってシンプル。

ちょっと待っといて、と言い残して外に出る館長。戻ってきたその手には角材が。なんぞ?と思う先輩受験者に一言

『折れ』

と。折れなかったら不合格(笑)
皆んな砂袋蹴りまくってるから折るんですけどね。湿気てたら嫌ですけど。

無茶苦茶ですがしかし角材をヘシ折る蹴りには説得力があります。説得力のある技を持つ者には黒帯を渡す、それだけ。なので審査は稽古の片手間に行われておりました。「はいじゃあ今からちょっと審査~」てな具合に(笑)終われば稽古再開。何をやらされるか分からない審査は中々面白かったですね。

田舎道場ならではですが、逆にうちは大手ですから工程が決まり過ぎて全てがマニュアル化していて熱が入りにくくなっているのか…。



閑話休題。
華麗にミットを蹴るのも良いのですがそれ以前に気持ちが籠ってないと見るに耐えません。見せるのも見るのも人ですから本気で蹴っている姿には何かしら打たれるものがありますとも。本気でやってきた者には本気の姿しか映らないとも言えますかね。

あと二週間を切りましたが此処からはどれだけ気持ちを錬っていけるかでしょう。



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