チョキ

先週珍しくデパ地下で買い物してたところ、鬼のような行列に出くわした。バレンタイン特設コーナーだ。はぁ~いこちらが列尾ですよ~と行列を整理する店員も女子、カウンター内で客裁きにてんてこ舞いしてる店員も女子、ぞろぞろ並んでるのも女子。夕食の買出しに来たおばちゃん達とは明らかに違った雰囲気&香りを放つその一角。しかしバレンタインデーを目前に控えた女子の群れにもかかわらず『彼への想いでうきうきソワソワ』な雰囲気は皆無。ショーケース内のチョコを睨む目が、皆一様に凄まじく厳しいのだ。恐ろしいほどシビアなのだ。ええと総予算が5千円だから、A君には3千円のヤツでB君には千円の、あーC君は5百円のでいいや、などとチョコの値段と男の値段を頭の中で恐ろしいスピードで計算しているに違いないのだ。そんな厳しい計算の結果しかも険しい顔で選ばれたチョコとは露知らず、C君は嬉しさにむせび泣きながら5百円のチョコをかじっているのだろうな。でも全然タイムリーな話題じゃなかったな、しかも長いな、などと思ったマスターなのでした。
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