フライング

まだ初夏だというのに、せっかちなトンボさんがウチのベランダにやって来たぞ。カメラ構えて近付いてもちっとも逃げない。どうやらぐったりお疲れモードのよう。都会暮らしの生物は大変ですねぇ、まぁゆっくり休んでいかれなせ、と労をねぎらったマスターなのでした。
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ソーイングマシン

ベッドパッドシーツの四隅のゴムがびろびろに伸びてしまったので、ゴムを付け替えるため久々にミシンを引っ張り出した。たまにしか登場しないグッズなので、糸の掛け方やらボビンの下糸巻きやら全ての作業をすっかり忘れている。取説見つつセッティングだけで小一時間。そして本番も、びくびくしつつ手動ダイヤルで一針一針ちまちま縫うという電動ミシンの意味を全く無視した縫いっぷり。どうみてもちくちく手縫いした方がよっぽど早かったぞ。ダダダダダーッ♪と軽快なミシン音を口で言って、雰囲気だけは盛り上げていたマスターなのでした。
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怒涛る珈琲より中継

巨大円卓に座って珈琲と煙草で一服中なのだが。向かい側に陣取ってる女子高生達がさきほど、おもむろにトランプを取り出し大貧民を始めた。素晴らしく騒がしい。気絶するほど騒がしい。店中から冷ややかな視線を集めていることにも気付かず、きゃあきゃあ白熱するギャル達。誰に遠慮することもなく、まるで友達の家で遊んでるかのようにトランプに熱中しまくってらっさる。すごいぞ。ある意味。あんまりにも楽しそうなので、注意するどころか自分もちょっと混ぜて欲しくなっちまったマスターなのでした。
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不完全犯罪

提出書類を作成し終え、封緘しようとしたら、最近とんと見かけなくなった『糊付き封筒』だった。イマドキの返信用封筒って、両面テープがあらかじめ貼ってあったりする場合が多いのに。懐かしいなぁ。この糊、不思議な味がするんだよなぁ。そういえば子供の頃読んだ洋モノの推理小説で、犯人がこの糊部分に毒を仕込んでおいて、筆まめな被害者がペロリと糊を舐めて死ぬ、っちゅう完全犯罪の話があったなぁ。時代だよなぁ。今なら携帯のボタンに毒針を仕込むってカンジになるのだろうか。などと完全犯罪に思いを馳せつつ、こ、この糊に毒が仕込まれてたらど、どうしようと心臓ばくばくハァハァしつつペロリと舐めて封緘したマスターなのでした。
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言ってるそばから

廃人モード中。でもシーツ類大洗濯デー。毎年お布団とタオルケットの入替え時期をフライングして失敗してるにもかかわらず、今日も危うく我慢できずに替えそうになる。でもそこをグッとこらえて耐え忍び、ひとつ大人になると同時にひとつ何かを失った気がしてやまないマスターなのでした。
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