あらやだ、わしったら最近お肌ツヤピカですこと、などと浮かれていたら、視力が落ちていただけだった。子供の頃の視力検査は今みたいな機械式じゃなくて、黒いしゃもじを目に当てて『右、左下、えーと分かりません』とか口で答えるヤツだった。所定の位置からでは壁に貼られた検査表の一番上の記号さえ見えない、という強度の近眼の人は、見えるまで一歩ずつ前進させられていた。鏡の前で一歩前進してみたら、毛穴やらシミやらイヤンなものがたくさん見えたマスターなのでした。
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北の国から

洗濯物を干した途端に雷雨に見舞われた。株の含み損がまた膨らんだ。青臭くて薄味の不気味な煮物が大量に出来上がった。いつどこでぶつけたか分からない青痣を膝の周りにいっぱい発見した。マヨネーズを買いに行った事をすっかり忘れてとろけるチーズを買って帰って来た。そんな今日一日も、写真の彼の笑顔のおかげで乗り切れた。北のホッケ嬢に頂いた北海道土産。どうもありがとでしたなマスターなのでした。
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始発待ち

始発時間帯の駅構内の空気を百万年ぶりに味わっている。いろんな人間がいるもんだ、などと冷静に観察している自分がいる。どっひゃーと騒いでへろへろに酔っ払ったあげくの始発待ちではないので、周りを観察できる余裕があっておもしろい。とここまで打っただけでもう次の駅が高円寺だというアナウンスにあわあわ阿波踊りのマスターなのでした。携帯メール打つの遅すぎ。
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くじ運

おでんくんの紙袋が送られてきた。ネット書店のプレゼントキャンペーンに当選したらしい。うわーいわーい。応募したことすら覚えてないけど、うわーいわーい。人間の生涯における『幸運の回数』がもし決まっているのだとしたら、こういう小さな幸運でほとんど使い果たしてしまっている気がしなくもないマスターなのでした。でも、うわーい。
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乾燥肌

買い物をしてレジを済ませた後、荷詰めカウンターで自分で袋詰めするタイプのスーパーが苦手だ。コンビニみたいに店員さんが荷物をほいほい詰めてくれる方が好きだ。限られた枚数のレジ袋の中に、買った商品を効率良くかつ美しくポジショニングすることにかけては自信があるのに、悲しいかな、それ以前の問題で、あの袋をうまく開くことができないのだ。一発で開いてくれたことなどまずなく、突破口を探して何度も何度も袋をクシクシする。じれったいことこの上ない。ぬがぁぁぁっとブチ切れそうになるのを必死で堪え、後からカウンターに来た人達がとっとと荷詰めを終えて帰って行くのを泣きながら横目で見つつ、いつまでもひたすらクシクシしている。カウンターに設置されているロール状のあの白っぽいビニール袋も、何度クシクシやってもちっとも口が開けなくていつも困ってしまう。おばちゃんみたいに唾をペッと付けて堂々とめくる勇気が早く欲しいマスターなのでした。
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