悲しき拍子木音

昨日のカクテルで『不審火』の話を書きましたが、今夜はなんと。
商店街のおじいちゃん達が
『火のぉぉぉよぉぉぅじん』カチ カチ
の見回りを始めたではありませんか。
窓の外から聞こえてくるその声は、震え、かすれ、時には裏返って
     ォ
『火のぉ ぉ用心』
になったりして、哀愁漂いまくりです。
湿気のせいか、はたまた使用年数のせいか、拍子木の音も実に物悲しい音色で路地裏に鳴り響いています。
それもそうですよね。
地元商店街のおじぃちゃま達にとって、この一連の不審火は死活問題。
長年守り続けてきた愛しい我が店が放火魔に燃やされちゃったんじゃたまりません。
連日の騒ぎにいてもたってもいられず、有志が立ち上がって夜警団を組んだのです。

高円寺の街に鳴り響く、おじいちゃん達の哀しい声。
『火のォォォよォォゥじん』
路地裏に響き渡る、おじいちゃん達の魂の叫び。
『火のォォォよほ↑ォゥゥゥじん』
あぁ。また裏返った。
哀しい。
実に哀しい。
今にも消え入りそうな、でも必死なおじいちゃん達の声をこのまま部屋でじっと聞いているのは切なすぎる。
少しでも力になってあげたい。
ぜひ夜回りに参加して、わしの腹筋パワー全開シャウト『火の用心』で放火魔の良心に火をつけてさしあげたい。

・・・でもね。
駄目なの。
今夜は駄目なんです。
あぁ許して。おじいちゃん達。
だって、わし今。

ゲリラ最前線で1歩も外に出られないからぁぁぁ(泣)


朝からトイレ出たり入ったり出たり入ったり・・・。
昨夜の秋刀魚の内臓か?ただの呑み過ぎか?
死ぬ思いで出掛けた夕方のリハも、ちょっと腹筋に力が入るたび『ぷりるっ』と出てきそうで怖かったぁぁぁ。
あんなに命がけで歌ったのは初めてでした。(お食事中の方すびばせん)

放火事件及びゲリラが長期化しない事を、切に願います。
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火事と喧嘩は

てぇへんだてぇへんだ。
マイスウィートタウン高円寺がてぇへんだ。
放火騒ぎでてぇへんだ。

ここ最近、高円寺周辺のあちこちで不審火があり、消防車が続々と出動してるです。
8月から合計23件もの不審火が続いてるそうです。
昨夜は10時頃、8台もの消防車が出動した模様。
もう毎晩のように大騒ぎなんです。
火事と喧嘩は江戸の花
ちゃきちゃきの江戸っ子(のフリして実は関西人)の我が父は、遠くで消防車のサイレンが鳴る度に、『それっ!火事だ!』と2階のベランダに飛び出し、ベランダから見えない時には自転車ですっ飛んで見に行ったもんです。(車だと現場近くまで行けないからだそうで)
そんな父の血を引いたのか、わしも消防車のサイレンが鳴ると胸がわくわくそわそわ、じっとしていられないタチなんです。
わしの場合は、火事が好きというより『消防車』が好き。
あの真っ赤なボディがたまらなく好き。サイレンの音がたまらなく好き。
消し終えた後の『カン、カン、カン』って方の鐘の音を鳴らしながら『くぁ~っ今日もイイ仕事したぜぇ』という顔の消防士さん達を乗せて帰る消防車の姿が、特に好き。
どうせ轢かれるなら消防車がええなぁ。
サイレンが鳴り始めると、即効ベランダに出て、そっちから1台来た、ほぅれもう1台あっちへ向かった、などとひとりで興奮している次第で。
さすがに見に行ったりまではしませんけれど。
我慢してます。はい。

ほいでね、23日の晩なんて、3時間以内になんと6件ですよ、6件もの不審火。
丁度その夜は、消防車の鳴り止まないサイレンの音にそわそわうずうず落ち着かない状況でカクテルを書いてる途中でT氏からお誘い電話があったので、近所のホルモン焼き屋さんに出かけて行ったんです。
道すがら何台も消防車が止まってて、あらら現場近いのかひらぁん?
うほほぉ~。こんな間近で消防車見られるなんて。
触っちゃえ。うひょ。触っちゃった。うひょひょひょぉ。
などと不謹慎極まりなくウキウキ歩いていたら、なんと目的地の店の目の前にも消防車が止まっているではありませんか。
どうやら現場はその店の斜め向かいのアパート。
すでに鎮火してる模様で、きな臭さも跡形も何もなく、ホルモン焼き屋の換気口から大量に吐き出されてる煙の方がよっぽど通行人をぎょっとさせる威力がありました。
『火事場の目の前でもうもうと煙を上げてホルモンを焼いて食らう』
という極悪非道な行為をこれから行うのだ!と踊る胸とは裏腹に、なにせ幅いっぱいに消防車が停車して道を塞いでしまっている為、店の入り口のドアになかなかたどり着けません。
やむを得ず消防士さんに怒られながら消火ホースをまたいでホルモン焼き屋に潜入
T氏と火事話を肴に一杯呑りつつホルモン焼いてごうごう煙出しつつ、楽しい夜を過ごしたのでした。

・・・そんなこんなで。
ここ最近高円寺住民を脅かしている『不審火』ですが、3時間に6件も起きてたら、こりゃもう明らかに『放火』と判断して良いでしょう。
単純計算すれば、30分おきに火つけて回ってることになります。
放火はリピート率の高い犯罪、つまり『やみつきになりやすい行為』と言われていますので、一連の不審火が同一犯によるものである可能性は高いでしょう。

逮捕後は、犯人の大切にしている肉親・彼女・バイク・CD・エロビデオetcを被害者達の手によって目の前で点火炎上して差し上げる等の懲罰を用意するとして、まずは捕まえる事が先決です。
『火を見るのが楽しい』『人が慌てふためく様子を見るのが楽しい』
そんな愉快犯だとしたら、現場の野次馬に紛れて、その様子を見守っている確立大です。間違いない!ホシは現場に戻ってくる!
ニヤニヤうす笑いを浮かべて、あるいは興奮に瞳をらんらんと輝かせて炎を見守っているヤツが犯人に違いない!

・・・待てよ?
ホシは本当に『炎』や『パニック』が目的なのか・・・?
それにしては、どの不審火もボヤ程度の小さな規模で、大火事に発展するまでに至っていないではないか。
炎やパニックが目的なら、灯油や炎上しやすそうなモノを用意してから犯行に及ばないと、すぐに消し止められてしまって盛り上がりに欠けるではないか。
となるとやはり、ホシの目的はやはりそんなモノではないのだ。

・・・。
もしや。

消防車フェチなのか!?

そうだとすれば、全て説明が付く。
消防車が見たいだけなのだとすれば、納得がいくのだ。
出来るだけ被害の少なそうな場所、かつ発見されやすそうな場所を選んでいるからこそ、ボヤ程度で無事消し止められている。
しかし。
通報さえあれば、ボヤでも消防車は駆け付けて来るのだ!
2台も3台も!

・・・そうだ。きっとそうに違いない。
犯人は『消防車フェチ』に間違いない!!!


杉並消防署及び杉並警察の『連続放火事件捜査本部』の皆様。
万が一ここを見ておられましたら。

消防車に熱い視線を注いでるヤツが犯人ですっ。



・・・あれ?わ、わし・・・?
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母ちゃん

今月二度目の三連休、皆さんいかがお過ごしでしたか?
思いっきりレジャーを満喫した人、ショッピング三昧だった人、長距離恋愛中の彼の元にすっ飛んで行った人、などなど多忙な生活の中でのオアシスとも言えるこの三連休、各々有意義に過ごされた事と思います。
わしはと申しますと、連休初日がLIVEだったため、残りの2日間を皆さんの予想を裏切ることなくだらだらのらくら寝たきり人間失格で過ごし、この連休も残すところあと数時間という瀬戸際になって『このままじゃいかん!連休の記念に何かせねば!』と慌てて食器棚のカップ全部とキッチンハイターを引っ張り出して漂白の刑に処している最中です。
皆さんこんばんは。あぁ。わしも全身ハイターされて真っ白に生まれ変わりたい。

さて。前説が異様に長くなりましたが。
前回の『テキスト読み上げソフト』に引き続き、またもや新しいおもちゃを発見したので報告をば。
そいつの名は、『翻訳ソフト』。その名の通り、英語=>日本語変換してくれるヤツです。
そんなイマドキなソフトがあっても、外国のサイトなんてめったに行く機会がないので(たまに迷い込んでしまうエロエロサイトを除き)、なんだかなぁ~使い道ないなぁ~などと思っていたのですが、英語満載のページがごく身近にあった事に気付いたんです。
それはね、ここ最近ずっと活動を共にしている、とあるバンドのHP。
FREEFUNK OFFICIAL WEBSITEです。
わしを拉致してナニしてる、例のバンドです。
んでメンバー紹介のページがあるんですが、そこが全て英語表記というかアルファベット表記というか、とにかく日本語ではなかったので、試しに翻訳ボタンを押してみたんです。

・・・と、ここまで書いたところで。
うへへ。うへへへへへぇ~。
男山常連でありご近所さんであるT氏からお誘いがあって、ホルモン食いに行ってきました。
上記文章から3、4時間経過しちゃったかひらぁん?
ぬほ。ぬほほほほぉ~ぅ。
酔っ払ってまふ。
すんばらしく酔っ払ってまふ。
うひょひょひょぉ~だ。こんちくしょうめ。
カップと共にキッチンハイターに浸けっぱなしだった布巾は、すでにチェックの模様も色褪せ、繊維もボロボロでひょぉ。
うひょひょひょひょぉ~ぅ。ぐふ。
というわけで、酔っ払いご機嫌さんのあまり画像貼り逃げするわしをお許しくだはい。
ぬほほほほほぅぅぅ。

通常画面↓


翻訳画面↓



局所アップ↓



ま、色々細かくツッコミどころはありますが。
とりあえず。
母ちゃん(声)はねぇだろ、母ちゃん(声)は。

実物(英語だけど)見たい人はコチラをどんぞ。
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9/21(土) 吉祥寺Planet K

~FUNKAZISTA vol.1~
LIVE ACT : Hippie Twist, Great Jellybeans, FREEFUNK, DJ KURODA
CHARGE : adv \2000 / door \2300
TIME : open 18:00 / start 18:00  会場情報



FREEFUNKの野郎共全員が惚れているmi-chang在籍バンドHippie Twist主催のイベントは、むっちゃ楽しい賑やかなパーティーでひた。
Hippie Twistの♀Vo.は、ふんとに上手で大人の歌でひたよぉ。賑やかし勢い一発ROCK野郎のわしとしては、世の中には歌の上手なオナゴがわんさかいるもんだなぁ~とひたすら感心したのでひた。
Great Jellybeansもめっちゃ楽しいバンドだったぁ~。楽屋には『ここはセサミストリート出演者の控え室ですか?』と我が目を疑う着ぐるみ衣装がぶらさがってて、ちょっと袖を通してみたい欲求と激しく戦ったわしでした。(でもドリフ白鳥衣装には股を通しました)
本番までの待ち時間に、DJ Kuroda氏から職人秘話聞けたのも大収穫。とにかく楽しいイベントでひたぁ~ん。

んではFREEFUNKの当日ステージメンバーをば。
Toshi...guitar,vocal 風邪薬+ユンケルは危険な罠
Oi-chan...bass,vocal トキメキ隊隊長弱点はごんたまちゃん
Uratch...drums 女子高生を射んと欲すればまず携帯を射よ
Heigo...percussions,vocal 爪はLIV前に切りましょう
Tommy...trumpet アシカからカンガルーへ変態
Billy...trombone ホントに最年少なのか!?疑惑浮上
Akira...tenor sax saxは口ほどにモノを言う
Mammy...background vocal わしだ

and special thanks to...

DJ kuroda氏&対バン出演者の皆さん&スタッフの皆さん
あぇーーーーんどぅ 見に来てくだすったお客様達!!
本当にありがとうございましたぁん。感謝感激雨あられ。

次回のFREEFUNKのLIVEは10/19(土)船橋 月だそうです。しくよろ~。
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フル活用

しばらくカクテルが更新されなかったからといって、旅行に行ってたわけでも外で遊び呆けてたわけでもなく、ただひっそり人間失格生活を送っていたマスターです。
どうせそんな事だろうと予想してた皆さん、こんにちは(泣)

そんな人間失格生活の中で、最近新しいおもちゃを発見したんです。
それはね、先日購入したPCにおまけで入ってた『テキスト読み上げソフト』。
読ませたいテキストを入力してPLAYボタンを押すと、その文章を日本語で読み上げてくれるっちゅーシロモノです。
こんなソフト何の役に立つんだろう?と首を捻りながらも、とりあえず起動してみました。
『音声設定』を見てみると、男声か女声か選べるだけでなく、読み上げるスピードや抑揚の強弱まで設定できるようになっています。
ふむふむぅ。なかなか面白そうじゃぁん。
でもどうせ、いかにも機械ちっくな真面目な声で、きっとNHKのアナウンサー並みに棒読みなんだろうなぁ。
ま、試しにいっぺん使ってみるか。
記念すべき第一声は何にしようかひらん?
どうせだから、NHKのアナウンサーなら絶対言わないようなセリフを喋らせたいなぁ。
うーむ。何かいい言葉ないかしらん?
・・・・・あっ!
あれだよあれ!絶対あれだ!あれに決まってるじゃん!
このソフト使用者の約7割が、いや9割だな、9割が絶対最初に読ませたに違いない、あの言葉。

即効その言葉を入力して、音声ボリュームはMAX、男声に設定し、PLAYボタンをクリック。
すると、予想通りNHKの男性アナウンサーちっくな声が大真面目に原稿を読み上げたんです。

『えー、ただいま入りましたニュースです。うんこちんちん』

くぅぅぅぅぅ。
ふ・・・腹筋いらいぃぃぃ。
く、くそ真面目な声でうんこち・・・ひぃぃぃぃっ。
こ・・・これイイかも。
次いこ、次。ひぃぃぃ。

文章入力。読み上げスピード最速に設定、と。よしPLAY!

『生麦生米生卵』

『赤巻紙青巻紙黄巻紙』

『東京特許許可局』

『スモモも桃もモモのうち』

『かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこ あわせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ』

か・・・完璧だ。さすが機械。
すごい。すごすぎる。
文章入力して、次。

『こにゃにゃちわ。バカボンのぱーぱなのだー』

うぉぉ。NHKとのギャップがイイ!
すんごくイイ!
次!

『どないやっちゅぅねん』

『メガネ、メガネ』

ぬぅぅぅん。イマイチ。関西弁は駄目だぁ。
アクセントが違うもんなぁ。
次!

『んー。古畑任三郎です』

似てない。次!

『ゴーです。ジャパン!』

似てない。次!

『ほ、ほたるぅぅ』

似てない。
っちゅーか、モノマネソフトじゃないんだから。
似るわけないっちゅうのね。
今度は女声にしてみようかしら。
トーン高めで抑揚強めに設定、と。

『あーれーお代官様 そんなご無体な』

おぉっ。この女声なかなかカンジ出てるなぁ。
いいぞいいぞぉ。
ほいじゃ男声をトーン低め・抑揚強めに設定して。

『よいではないかよいではないか』

むほほぅ。いいぞいいぞぉ。
今度はスピードを遅めにして、と。

『越後屋、おぬしも悪よのぉ。ふぉっふぉっふぉ』

『お代官様こそ。うっしっしっし』

ぬぉぉぉぅ。悪そうだ。こいつらごっつワルの声だ。

『返せないなら、可愛い娘を貰って行くまでじゃ』

『お願いしますだ。娘だけはご堪忍を』

『あぁっ お父っつぁん お父っつぁーーん』

『ふぉっふぉっふぉ。うい奴じゃ。近う寄れ近う寄れ』

『こ、来ないで!それ以上近寄ったら舌噛み切って死んでやる』

『ふぉふぉっふぉ。これ爺!寝屋の仕度はまだか』

『ははっ ただいま』

『恨むんなら父を恨むんだな。ふぉふぉっふぉ』

『あぁっ あーれぇー』(帯をクルクルされてる)


ぬぅぅん。
男声と女声をいちいち切り替えるのが面倒だなぁ。
せっかくの会話の流れが止まっちゃうよぉ。
何かいい方法は・・・そうだ!
このソフト二つ立ち上げて、男声用と女声用でウィンドウ切り替えて使えばいいんだ!よっしゃ!

・・・とウキウキでやってみたものの、音声設定が両方同時に切り替わってしまって上手くいきません。

ちぇっ。駄目じゃぁん。
んー、なんとか男声と女声さくさく切り替えられないかなぁ。
・・・・。
あっ!
女声は自分でやっちゃえばいいんじゃん。
なぁ~んだ。そんな簡単な事、なんで気付かなかったんだろ。
よし。じゃぁテキスト入力は男の台詞だけにして、女パートはアドリブで自分でやろう。うひひ。
時代劇はもう飽きたから、今度はえーと。
お約束で『団地妻編』だな。

男声『宅急便でーす』

わし『はーい』(ガチャッ)

男声『印鑑お願いしまーす』

わし『は~いちょっと待って下さ~い』(奥の間へ)

男声『声を出すな』

わし『(ハッ)』

男声『騒がなければ命だけは助けてやる』

わし『・・・』

男声『その代わり・・・分かってるだろうな』

わし『そ、そんな 私には夫も子供も』

男声『うるさい!だまれ!』(ビシッビシッ)

わし『きゃぁぁぁぁ』

男声『オラオラ早く脱がねえと亭主が帰って来ちまうだろぉ?奥さんヨォ』

わし『うぅぅぅ』(嗚咽)


このソフトウェアの製作者の意図とはまるきりかけ離れた目的で
しかもかけ離れた使用法で
しかしこんなに楽しんで使っている人間が存在するということを
決してよそでは言わないでください。
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