これまで、現役プロ野球選手の出身社会人、出身大学、出身高校のランキングをご紹介してきました。
→出身社会人チームランキング
→出身大学ランキング
→出身高校ランキング
表を眺めているうちに、多くのプロ野球選手を輩出している社会人、大学、高校を経由して
プロの世界に飛び込んだ選手に興味がわいてきました。
レベルの高いチームでキャリアを積んでいるのはもちろん、
プロに入るということは、そこでレギュラークラスだったということでもあります。
いわば、真の野球エリートといえるのではないでしょうか。
余談ですが昔、坪井智哉という選手がいました。現在はDeNAのコーチです。
その応援歌が「PL~青学~東芝~坪井~♪」というものでした。
名門街道を渡り歩いた、その輝かしい経歴を歌詞にしたものです。
実際、坪井は阪神入団1年目にいきなり首位打者争いに加わり、最終的に打率.327(リーグ3位)をマーク。
2年目にも打率.304、161安打を放つなど、即戦力の期待に応えていきなり結果を残しています。
そこで、坪井のような野球エリートを探るべく、
2020年度の高校、大学、社会人出身チームランキングの上位10傑のチームで、
2分野以上(高校・大学、大学・社会人、高校・社会人)に所属した選手を
球団ごとに集計したのが以下のデータです。
色がついていないのは、ランキング外の出身チームとなります。
名門高校を出ていれば、名門大学に進める確率も高くなります。社会人も同様です。
ただ、ランキング外でもそれなりに知られたチームを出ていることが分かります。
どの選手も比較的早期に一軍に定着し、チームの主力となった選手も多く、
それなりに活躍しているように思います。
田中広輔・俊太、上本博紀・崇司と、兄弟で名前が入っている選手もいます。
兄弟そろってエリートというのは大したものですね。
進路では東海大相模-東海大、広陵-明大が5名ずつ。
東海大は系列ですから進学するのは当然として、
広陵-明大が進学ルートとしては最強と言っていいでしょうね。
佐野恵太、福田周平はプロ入り後もすぐに結果を残しています。
では、高校、大学、社会人のプロ野球出身チーム上位10傑に名を連ねた、
3つの分野すべてを経由した選手をここにご紹介します。
「ドラフト上位など、プロから高い評価を受ける選手の多くは高卒か大卒、高卒社会人でプロ入りするもの。
大学を出てもプロに進まない(進めない)選手は、エリートではないだろう」
という声もあるでしょう。確かにその通りですが、やはり名門チームを渡り歩いてきた事実は
高く評価すべきでは、というのが私の考えです。
チームの後の丸数字は、それぞれのランキング順位です。
田中、福田、木浪、下水流の4名が該当しました。
下水流はともかく、そのほかの3名はプロでもすぐにレギュラーの座を獲得していますね。
即戦力の期待に見事応えています。
それぞれのランキングの順位を合計した数が一番右側の数字です。
数字が小さいほど、より多くのプロ野球選手を輩出したチームに在籍していたということになります。
もっとも少ない数字だったのは、広島の田中広輔でした。
東海大相模高(4位)→東海大(4位)→JR東日本(1位)。
高校では2年春に1番・セカンドとしてセンバツにも出場。
大学では強豪チームにあって2年からレギュラーに定着し、全国大会にもたびたび出場。
社会人では都市対抗や日本選手権でも活躍し、国際大会の日本代表にも選ばれています。
即戦力として期待された広島でも1年目から一軍に定着。
2年目以降は球界屈指の遊撃手として、広島の3連覇にも貢献しています。
2019年こそ不調でしたが、ここまで大きな挫折のない野球人生だったといえるでしょう。
ということで、真の野球エリートは田中広輔選手(広島)ということで、
『2020年度プロ野球出身チームランキング』シリーズも今回でひとまず終えたいと思います。
→出身社会人チームランキング
→出身大学ランキング
→出身高校ランキング
表を眺めているうちに、多くのプロ野球選手を輩出している社会人、大学、高校を経由して
プロの世界に飛び込んだ選手に興味がわいてきました。
レベルの高いチームでキャリアを積んでいるのはもちろん、
プロに入るということは、そこでレギュラークラスだったということでもあります。
いわば、真の野球エリートといえるのではないでしょうか。
余談ですが昔、坪井智哉という選手がいました。現在はDeNAのコーチです。
その応援歌が「PL~青学~東芝~坪井~♪」というものでした。
名門街道を渡り歩いた、その輝かしい経歴を歌詞にしたものです。
実際、坪井は阪神入団1年目にいきなり首位打者争いに加わり、最終的に打率.327(リーグ3位)をマーク。
2年目にも打率.304、161安打を放つなど、即戦力の期待に応えていきなり結果を残しています。
そこで、坪井のような野球エリートを探るべく、
2020年度の高校、大学、社会人出身チームランキングの上位10傑のチームで、
2分野以上(高校・大学、大学・社会人、高校・社会人)に所属した選手を
球団ごとに集計したのが以下のデータです。
色がついていないのは、ランキング外の出身チームとなります。
名門高校を出ていれば、名門大学に進める確率も高くなります。社会人も同様です。
ただ、ランキング外でもそれなりに知られたチームを出ていることが分かります。
どの選手も比較的早期に一軍に定着し、チームの主力となった選手も多く、
それなりに活躍しているように思います。
田中広輔・俊太、上本博紀・崇司と、兄弟で名前が入っている選手もいます。
兄弟そろってエリートというのは大したものですね。
進路では東海大相模-東海大、広陵-明大が5名ずつ。
東海大は系列ですから進学するのは当然として、
広陵-明大が進学ルートとしては最強と言っていいでしょうね。
佐野恵太、福田周平はプロ入り後もすぐに結果を残しています。
では、高校、大学、社会人のプロ野球出身チーム上位10傑に名を連ねた、
3つの分野すべてを経由した選手をここにご紹介します。
「ドラフト上位など、プロから高い評価を受ける選手の多くは高卒か大卒、高卒社会人でプロ入りするもの。
大学を出てもプロに進まない(進めない)選手は、エリートではないだろう」
という声もあるでしょう。確かにその通りですが、やはり名門チームを渡り歩いてきた事実は
高く評価すべきでは、というのが私の考えです。
チームの後の丸数字は、それぞれのランキング順位です。
田中、福田、木浪、下水流の4名が該当しました。
下水流はともかく、そのほかの3名はプロでもすぐにレギュラーの座を獲得していますね。
即戦力の期待に見事応えています。
それぞれのランキングの順位を合計した数が一番右側の数字です。
数字が小さいほど、より多くのプロ野球選手を輩出したチームに在籍していたということになります。
もっとも少ない数字だったのは、広島の田中広輔でした。
東海大相模高(4位)→東海大(4位)→JR東日本(1位)。
高校では2年春に1番・セカンドとしてセンバツにも出場。
大学では強豪チームにあって2年からレギュラーに定着し、全国大会にもたびたび出場。
社会人では都市対抗や日本選手権でも活躍し、国際大会の日本代表にも選ばれています。
即戦力として期待された広島でも1年目から一軍に定着。
2年目以降は球界屈指の遊撃手として、広島の3連覇にも貢献しています。
2019年こそ不調でしたが、ここまで大きな挫折のない野球人生だったといえるでしょう。
ということで、真の野球エリートは田中広輔選手(広島)ということで、
『2020年度プロ野球出身チームランキング』シリーズも今回でひとまず終えたいと思います。
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