2020年度のプロ野球における、出身チーム(高校・大学・社会人)ランキングを発表する企画の第2弾。
今回は出身大学ランキングです。
自分が手集計で調べたものですので、もしかすると間違いがあるかもしれません。ご了承ください。
今年度、大学球界を経由(中退者、社会人、独立リーグ含む)してNPBでプレーしている選手は、387名。
日本のアマチュア野球(高校、大学、社会人)出身選手は総勢844名ですので、
約半数となる46%が大学野球でプレーしていたことになります。
世の中全体の進学率が上がったこと、社会人野球の企業チームがかつてほど多くないこと、
地方の私学や新興の大学が知名度アップのためにスポーツに力を入れていることなど、色々な要素が考えられます。
それにしても、大学を経由したプロ野球選手がこれだけ多い、というのはちょっと驚きです。
それでは、現役のプロ野球選手を6名以上輩出している大学ランキングからご紹介します。
駒澤と近畿の(※)は中退した選手も含まれている、という意味です。
トップは日本の私学を代表する大学の一つである明治で、実に22名の現役選手がNPBで活躍しています。
続いては、東都リーグの雄・亜細亜です。こちらは17名の現役プレーヤーを送り出しています。
3位に続くは超のつく名門私学・早稲田です。
プロ野球創世期以来幾多の名選手を出してきた大学ですが、現在も存在感を示しています。
4位には東都リーグの東洋、5位には首都リーグの盟主・東海が名前を出します。
早稲田と並ぶ私学の象徴・慶應義塾が中央と並んで6位に。
8位には関西勢のトップとして、関西六大学の大商大が入りました。
上位は東京六大学、東都、首都、関西勢と伝統のあるリーグの大学が並びますが、
12位以降では東北福祉、上武、創価、富士、東農大オホーツク、白鴎といった
地方のニューウェーブ勢が食い込んでいます。
このような新興の大学野球部の存在も、NPBの底上げに貢献していることは間違いないでしょう。
続いて全日本大学野球連盟に加盟する、連盟別のプロ輩出数ランキング。
加盟している全26連盟すべてのリーグから、現役プロ野球選手が誕生しています。
歴史がある東都、東京六大学、関西学生、さらに高いレベルを誇る首都などが順調に上位に並んでいます。
プロ輩出人数=リーグのレベルと断言してしまっていいでしょう。
有望な高校生(付属高校がある大学は中学の段階から?)を集めているだけでなく、
「この大学でプレーしたい」という、多くの高校生を引き寄せる魅力ある大学が集まっているのだと思います。
さらに、5位に上武や白鴎が加盟している関甲新、6位に東北福祉を擁する仙台六大学が食い込んでいるほか、
北東北、東京新、東海地区などの地方リーグも10名以上の現役選手を送り込んでいるのが目につきます。
このあたりも毎年のようにプロ選手が誕生していますね。
知名度がさほど高くない大学も多く、関係者のスカウティングの熱意を感じさせます。
最後に、球団別の大学出身者及び日本のアマチュア球界出身者における比率をまとめましたので、ご覧ください。
日本球界出身者に対する比率についても表してみました。
トップは楽天で、実に45人もの選手が大学を経由してプロ入りしています。
また5球団で大学出身者が半数を占めていることが分かりました。
特に楽天と阪神は全体の6割近くにのぼっており、大卒の選手が幅を利かせているようです。
阪神はよくわかりませんが、楽天は球団の歴史が浅いため、
ドラフトで積極的に即戦力の選手を集めているからかもしれませんね。
一方、少ないのがソフトバンクで全体の3割弱にとどまっています。
社会人出身者も12球団中11位とかなり少なく、充実した三軍制度を活用して
高卒選手の育成を重視しているのでしょうね。
こうして見ると、各球団の新人選手獲得における戦略や姿勢までも浮かび上がってくるようです。
高校生編も近日中にアップする予定です。
今回は出身大学ランキングです。
自分が手集計で調べたものですので、もしかすると間違いがあるかもしれません。ご了承ください。
今年度、大学球界を経由(中退者、社会人、独立リーグ含む)してNPBでプレーしている選手は、387名。
日本のアマチュア野球(高校、大学、社会人)出身選手は総勢844名ですので、
約半数となる46%が大学野球でプレーしていたことになります。
世の中全体の進学率が上がったこと、社会人野球の企業チームがかつてほど多くないこと、
地方の私学や新興の大学が知名度アップのためにスポーツに力を入れていることなど、色々な要素が考えられます。
それにしても、大学を経由したプロ野球選手がこれだけ多い、というのはちょっと驚きです。
それでは、現役のプロ野球選手を6名以上輩出している大学ランキングからご紹介します。
駒澤と近畿の(※)は中退した選手も含まれている、という意味です。
トップは日本の私学を代表する大学の一つである明治で、実に22名の現役選手がNPBで活躍しています。
続いては、東都リーグの雄・亜細亜です。こちらは17名の現役プレーヤーを送り出しています。
3位に続くは超のつく名門私学・早稲田です。
プロ野球創世期以来幾多の名選手を出してきた大学ですが、現在も存在感を示しています。
4位には東都リーグの東洋、5位には首都リーグの盟主・東海が名前を出します。
早稲田と並ぶ私学の象徴・慶應義塾が中央と並んで6位に。
8位には関西勢のトップとして、関西六大学の大商大が入りました。
上位は東京六大学、東都、首都、関西勢と伝統のあるリーグの大学が並びますが、
12位以降では東北福祉、上武、創価、富士、東農大オホーツク、白鴎といった
地方のニューウェーブ勢が食い込んでいます。
このような新興の大学野球部の存在も、NPBの底上げに貢献していることは間違いないでしょう。
続いて全日本大学野球連盟に加盟する、連盟別のプロ輩出数ランキング。
加盟している全26連盟すべてのリーグから、現役プロ野球選手が誕生しています。
歴史がある東都、東京六大学、関西学生、さらに高いレベルを誇る首都などが順調に上位に並んでいます。
プロ輩出人数=リーグのレベルと断言してしまっていいでしょう。
有望な高校生(付属高校がある大学は中学の段階から?)を集めているだけでなく、
「この大学でプレーしたい」という、多くの高校生を引き寄せる魅力ある大学が集まっているのだと思います。
さらに、5位に上武や白鴎が加盟している関甲新、6位に東北福祉を擁する仙台六大学が食い込んでいるほか、
北東北、東京新、東海地区などの地方リーグも10名以上の現役選手を送り込んでいるのが目につきます。
このあたりも毎年のようにプロ選手が誕生していますね。
知名度がさほど高くない大学も多く、関係者のスカウティングの熱意を感じさせます。
最後に、球団別の大学出身者及び日本のアマチュア球界出身者における比率をまとめましたので、ご覧ください。
日本球界出身者に対する比率についても表してみました。
トップは楽天で、実に45人もの選手が大学を経由してプロ入りしています。
また5球団で大学出身者が半数を占めていることが分かりました。
特に楽天と阪神は全体の6割近くにのぼっており、大卒の選手が幅を利かせているようです。
阪神はよくわかりませんが、楽天は球団の歴史が浅いため、
ドラフトで積極的に即戦力の選手を集めているからかもしれませんね。
一方、少ないのがソフトバンクで全体の3割弱にとどまっています。
社会人出身者も12球団中11位とかなり少なく、充実した三軍制度を活用して
高卒選手の育成を重視しているのでしょうね。
こうして見ると、各球団の新人選手獲得における戦略や姿勢までも浮かび上がってくるようです。
高校生編も近日中にアップする予定です。