住職の娘です。
現在、所蔵品について1~2ヶ月に一度の頻度で、専門の先生に調査を行っていただいています。
その調査と平行して、わたし自身、改めてお聖教や真宗史について学びつつ、所蔵品に対して理解を深めるようつとめているところです。
そのように学んでいると、いままで気がつきもしなかったことが気になったり、他人事のように感じていた物について大切に思うようになりました。
そうして考えたのが、古典籍のデジタルデータ化です。
住職と相談して、所蔵品の中で稀少な古典籍に関してのみ全ページ撮影を行うことにしました。
まったくの素人ですから、ひとりでは何もできません。
まず、事前に本願寺史料研究所や行信教校の先生方に相談して、さまざまなご助言をいただきました。
そのご助言に従い試行錯誤…
実際の撮影については、お聖教に詳しく所蔵品調査にもご協力いただいている尼崎のご住職さまと一緒に、数日に分けて作業を進めています。
↑夫による作業現場撮影。
ちなみに、パソコン横で開かれている本は『浄土真宗聖典全書(五)相伝篇下』(編纂・浄土真宗本願寺派総合研究所)です。
おかげさまで、現在、なんとか終わりが見えてきました。
余談ですが、典籍を眺めているといろいろと気になることがでてきて、料紙をライトに透かして見たり、文字・文言についつい気を取られてしまって、とても時間がかかっています。
それでも、非常に楽しく興味深く感じます。
ちなみに、主な撮影道具は…
デジタル一眼レフカメラ
SDカード
三脚
ノートパソコン
撮影用ボックス
自家製ナンバーラベル
確認用モニター
です。
来年度も、先生方のお世話になりつつ、さまざまに学ばせていただきたいと思います。
南無阿弥陀仏