阪急系列のお店で坊守が購入してきたものが、偶々地方の製品でした。
ひとつはあんどーなつ
徳島県の「ふじや」というお店の製品です。実に素朴なお菓子です。
これが徳島県でも半端ではない田舎のお菓子なのです。所在地を示す地図です。
凄いですねえ。吉野川流域の美馬郡から関西へ出荷しているのです。
もう一つは汐吹昆布
こちらの製品は、広島県尾道市にある「朋昆」で作られています。
安倍総理は、地方創生の為に、地方に金をばらまいていますが、本当は、こうして自助努力する地方企業に報奨金を出すだけで十分だと思います。
他にも、佐賀県、鹿児島県、新潟県などの食品が、阪急系列の店舗に並んでいます。地方のやる気のある企業を応援したいですね。
体調不良が続いている住職の娘です(笑)
この本「家族を家で看取る本」は終活や生の終末期について、真摯で実用的な本です。
「戦利兵器奉納ノ記
是レ明治三十七八年役戦利
品ノ一ニシテ我カ勇武ナル
軍人ノ熱血ヲ濺(そそ)キ大捷(だいしょう)ヲ得
タル記念物ナリ茲(ここ)ニ謹テ之
ヲ献シ以テ報賽(ほうさい)ノ微衷(びちゅう)ヲ表
シ尚
皇運ノ隆昌ト国勢ノ発揚(はつよう)ト
ヲ祈ル
明治四十年三月
陸軍大臣寺内正毅(花押)」
(以下、住職追記)
大捷 大勝に同じ
報賽 祈願が成就したお礼に神仏に参拝すること
微衷 自分のまごころ・本心をへりくだっていう語
尚 なお 皇運ノ隆昌ト国勢ノ発揚という言葉を文頭に持ってくるために 尚の字で改行している
(以上、住職追記)
明治40年頃(今から約120年前)、政府(陸軍)が日露戦争の勝利を喧伝するためか、敵国から押収した武器(戦利品)を各地の寺社などに「陸軍大臣寺内正毅」の名前で奉納していたらしいです。
ネットで検索したところ、奉納されたのは主に大砲の弾などのようですね。
私も神社で祀られているのを見たことがありますが、いまだに神社には多く残っていると思います。
さて、当寺には、奉納されたはずの「記念ブツ」は見当たりません。
祖母に尋ねてみましたが、実際、そういったものを目にしたことも聞いたこともないらしいです。
もしかすると、第二次世界大戦に梵鐘・仏飯器等とともに供出した可能性もありますが…詳細は不明です。
何はともあれ、現在は、蔵にこの紙きれ1枚が残るのみ。
振り返れば、明治維新以後、日清戦争、日露戦争(→明治40年、写真の紙と戦利品が各地に!)、第二次世界大戦突入から敗戦まで…正に諸行無常。
合掌