名塩御坊 教行寺

西宮市北部にある蓮如上人創建の寺 名塩御坊教行寺のブログ
〒669-1147 兵庫県西宮市名塩1丁目20番16号

報恩講法要が勤まりました☆

2019年10月30日 17時09分00秒 | 日記
住職の娘です。

10月26日27日に報恩講法要を勤修致しました。
今年も無事に勤められましたこと、心より感謝申し上げます。

さて、無事に法要が勤まったあとは、本堂のお荘厳(しょうごん)をもとに戻したり、集会所やキッチンなどの後片付けがあります。
法要の翌朝、「後片付け、しんどいな〜」などと思いながら本堂の縁側をウロウロしていると「メェ〜!!」という鳴き声が。
境内の名塩保育園のほうは、移動動物園がやってくる日でした!



↑↓コッソリ縁側から撮影しちゃいました(笑)
写真には写っていませんが、小さなポニーも来ていて、遠目からでも可愛かったです。


30年前にもこの名塩保育園には移動動物園がきていて、当時、園児だった私もポニーに乗らせてもらったのを覚えています。


法要が終わってお寺は静かなものですが、こうして境内で子供たちの楽しそうな声が響いているのを耳にすると、懐かしく穏やかな気持ちになりました。
あと少し、後片付けが残っていますが頑張ります。

合掌


お地蔵さんとバッタ

2019年10月23日 21時48分09秒 | 愚僧独言・「寺だより」掲載

10月の寺だよりに掲載しました。

 昔、あるところに片足を失ったバッタがいた。バッタは、なくした足を探し回ったがどうしても見つからない。そこで、村はずれに立っているお地蔵さんに尋ねてみた。「私の足がどこにあるか知りませんか」と。
 お地蔵さんは、「それならこの山を二つ越えた原っぱにあるぞ」と答えた。これを聞いたバッタは喜んで、お地蔵さんに言われたところまで歩いて行った。片足のバッタに山越えは大変だったが、それでもバッタは頑張った。
 お地蔵さんに教えられた原っぱにようやくたどり着いて、バッタは自分のなくした足を探し回ったが、どうしても見つからない。「くそお、地蔵にだまされた」バッタは腹を立てながらお地蔵さんの元へ帰ってきた。
 バッタはお地蔵さんに言った。「あんたの教えてくれたところまで、大変な思いをしながら行ってみたが、私の足は見つからなかったぞ」バッタが文句を言うとお地蔵さんが答えた。
「なくした足は見つからなかったかもしれないが、おまえは、片足で立派に山二つを越えて往復できたじゃないか。一度なくしたら、二度とは得られないものもある。それならば、なくしたものをいつまでも探し回るのではなく、ないものはないと覚悟を決めて生きていくしかないだろう。」

 今となっては、この話を、いつ、どのようにして知ったのかさえ定かではないし、話の詳細までは正確に覚えていない。ただ、「あるがままに物事を受け止める(如実知見=にょじつちけん)」という仏教の根本の教えに近いものがあるので、今も心に残っているのだろう。


報恩講準備中☆石蕗(ツワブキ)が見ごろ

2019年10月23日 18時42分00秒 | 教行寺・寺務関連

住職の娘です。

今日はお天気に恵まれたので、引き続き除草作業を行いました。
ゴミ袋2袋と段ボール2箱…どこをキレイにしたの?って感じですが(笑)
このように外回りの作業していると、季節の移り変わりがよく感じられます。
 
 
↑雑草にも負けず、たくましく生きているのが石蕗(ツワブキ)です。
ちょうど今頃、当寺の報恩講の頃に、黄色い太陽みたいな花を咲かせてくれます!
数日前には蕾だったのが、一気に開花しました。
 
 
↑ギンナンの海(笑)
現在、住職によってカワなどを除去・洗浄されたギンナンは、本堂の縁側に干されています。
だいぶ乾燥してきました。
雨が続いたり、風の当たる場所を変えたりせずに放置していると、表面に黒いシミ(カビ?)のようなものが浮いてくるので要注意です。
 


↑今日は、割れたりして綺麗でないものを除けていきました。
ザッと見た感じですが、報恩講にお供えするには十分な量かと思います!
 
 
合掌

「台風19号」による宗派内被害状況(西本願寺HP第2報10月17日)

2019年10月21日 13時27分55秒 | 仏教・宗門関連

近年、自然災害により、全国的に大変なことが続いております。

去年は、当地も大変でしたが、この度の台風19号については被害を免れました。

さて、西本願寺HPに台風19号の被害状況について詳しい第2報が載っていましたので、一部転載させて頂きます。

 

以下「台風19号」による被害について(第2報)より一部転載↓

1.直属寺院被害状況

築地本願寺        鐘楼塔網枠破損、本館窓ガラス破損

築地本願寺和田堀分院   香房雨漏り、本堂横トイレ雨漏り

築地本願寺東久留米分院  庫裏(旧本堂)雨漏り、新本堂雨戸レール破損

築地本願寺あきる野分院  紫雲の間浸水

築地本願寺佃島説教所   本堂(内陣)雨漏り

本願寺国府別院      本堂(外陣)雨漏り

2.一般寺院被害状況

寺院被害36ヵ寺(現在継続調査中)

東北教区  相馬組4ヵ寺、福島南組2ヵ寺、福島北組3ヵ寺、宮城組9ヵ寺、山形組1ヵ寺

東京教区  茨城東組1ヵ寺、埼玉組1ヵ寺、栃木北組2ヵ寺

長野教区  川中島組4ヵ寺、河東組1ヵ寺、河西組2ヵ寺、川越組1ヵ寺、山地組2ヵ寺、飯山組1ヵ寺

国府教区  西浜組1ヵ寺高田組1ヵ寺

被害内容  本堂一部損壊3件、床下浸水2件、庫裏一部破損2件、庫裏床下浸水4件、墓地被害4件、車水没3台、
幼稚園園舎損傷・浸水等

門徒被害26ヵ寺以上(現在継続調査中)

本願寺長野別院

東北教区  福島南組1ヵ寺、福島北組1ヵ寺、宮城組4ヵ寺

長野教区  川中島組3ヵ寺、河東組5ヵ寺、河西組7ヵ寺、川越組1ヵ寺

国府教区  西浜組1ヵ寺高田組2ヵ寺

被害内容  床上浸水153件、床下浸水130件行方不明4名車水没3台果樹被害等

以上

お恥ずかしながら、大きな地域の区分けである教区(きょうく)はまだしも、その下の小さな地域の区分けである「組(そ)」によって表記されると、「すみません、それドコですか?」となってしまうのですが…。

また、自坊が被災した時にも感じたのですが、ご門徒の被害については、被害な大きなところほど未だに被害情報がそろっていないだろうと思われます。

南無阿弥陀仏



名塩小学校から子どもたちがやってきた☆

2019年10月18日 12時58分41秒 | 教行寺・寺務関連

住職の娘です。(最近、住職の更新が少ない気がします…)

 昨日の午前中、名塩小学校の子どもさんたちが、お寺に来てくれました(*^-^*)「地元を知ろう」という趣旨で学外に出て、それぞれの場所を調べに行っているようです。教行寺には、8名の子どもさんとPTAの女性が3名でした!事前に、しっかりとメンバーで話し合っているのがよくわかります。いくつか質問や疑問を考えて来てくれまして、住職がその質問を受け、子どもたちに答えていきました。

 



 

 住職は、子どもにもハッキリと思ってことを言うので、質問の返答以外で、小さな声で下を向いて話す子には「もっと大きな声でハッキリと話すように」と注意もしていました。私自身、「わかりやすく話せ」「モゴモゴ言うな」と父である住職によく言われていたのを思い出しました(笑)小学校に帰れば、みんなでまとめて班ごとに発表すると聞いています。住職も意地悪で注意したわけではないので、学校に戻ったら注意されたことを思い出して、上手に発表してくれたら良いなぁと、内心考えていました。みんな仲良く、助け合って頑張ってほしいところです(笑)

 



 

 住職の補助というかたちで私も応対していたのですが、なぜなに?と好奇心いっぱいの子、元気で活発な子、しっかり者の子、少し物静かな子、いろいろな子どもさんと会えてうれしく思いました。質問の内容としては、境内にある大木に関する質問や、太鼓楼(たいころう)や鐘楼(しょうろう)など建物に関する質問が多かったです。みんな人懐っこくいろいろ話しかけてくれるのですが、なかなか対応しきれず申し訳ない気持ちになりましたが(;^_^A 私の体があと3つくらいあれば、もう少し一人一人とゆっくり話せたのに残念です。ぜひとも、また遊びに来てほしいです。

ご縁に感謝❤️

 

 ちなみに、小学生の子たちが学校に戻った後は祖母と2人で草抜き作業、住職はギンナンの皮むき作業を始めました。

 







合掌