住職の娘です。
先日、北見に弾丸帰省し、義父のお墓参りをして、「日本最北の蓮池」を訪れました。
古代から蘇った「大賀ハス」や自然豊かな環境、動物に癒やされました。
そして、なにより北見の家族と有り難い時間を過ごすことができました。
兵庫県西宮市から北海道北見市へ
西宮市から北見市への移動は、JR在来線で最寄駅西宮名塩駅から大阪駅まで行き、JR特急はるかで関西空港へ。
peachを利用して、関西空港から女満別空港へ飛びました。
午前9時に自宅を出発し、午後3時頃に女満別空港へ到着。
午前9時に自宅を出発し、午後3時頃に女満別空港へ到着。
義弟と義母が空港まで迎えに来てくれて、北見市内へ向かいました。
お墓参り
今回の一番の目的は、義父のお墓参りでした。
昨年9月の一周忌法要には、祖母の体調不良のため出席できませんでした。
今年も諸事情が重なり、三回忌法要には参加が難しいため、急遽お墓参りだけでも、と。
久しぶりに北見の家族とも会いたいという思いもありました。
北見の家族に温かく迎えられ、本当に有り難かったです。
お墓参りの日は、雲ひとつない青空!
義母にナビしてもらいながら、慣れない「霊園ドライブ」。
正直、霊園の設計やお墓の作りが近畿地方とは違っていて興味深いです。
なんというか、さすが北海道!ダイナミックなつくり。
義父と義母の両家のお墓は同じ霊園内にあり、墓参の時はいつも両家にお参りします。
両家ともに「南無阿弥陀仏」のお念仏であることは大変有り難いです。
吹き抜ける爽やかな風に秋の気配を感じながら、お勤めさせていただきました。
寂しいような、切ないような…
お勤めの後、義母に「ありがとうね」と言われ、涙がこぼれました。
「お義父さん、ありがとうございます」
たしかに先立たれた義父は仏様となって、いま、私たちを導く存在となってくださっているように思われます。
※ご興味があれば、浄土真宗本願寺派(西)の「法事の意味」については、以下のリンクからどうぞ。
日本最北の蓮池!古代のハス「大賀ハス」に感動
お墓参りの後は、北見市内にある「日本最北の蓮池」鏡池に行きました。↓
ハスは、仏様(仏像)などの台座として使われる植物です。
「蓮の台(うてな)」で「蓮台(れんだい)」といいます。
浄土真宗のお軸、「南無阿弥陀仏」などお名号(みょうごう)の下にもハスの花が描かれます。
ハスの開花シーズン最終盤ですが、まだハスの花を見ることができました。
古代のハスで、2000年以上前の地層から発掘されたハスの実を現代によみがえらせたものです。
発掘した実から花を咲かせることに成功した研究者の名前にちなんで「大賀ハス」といい、現在は千葉県の天然記念物に指定されています。
この大賀ハス、北見にも移植されました。
移植当初、簡単には育たなかったようです。
しかし、ハスの花に魅せられたひとりの男性の大変な努力によって、鏡池は「日本最北の蓮池」となりました。
北海道道東の北見で、こんな立派な古代のハスを見ることができるとは。
とても感激しました。
↑北海道ファンマガジンさんの2013年9月4日の記事です。
他にも、ポニーやウサギも眺められるようになっており、とても癒やされる場所でした。
ポニーの柵の前にはにんじん(一袋100円)が置かれており、誰でも餌やりが楽しめます。
私も義母と一緒に餌やりをして、とても心が和む時間を過ごすことができました。
ご興味のある方は「日本最北の蓮池」で検索してみてください。
すてきな写真を見ることができます。
※現在、こちらは有志の市民の方々によって維持管理されています。オブジェのような募金箱が設置されていますので、行かれた際にはよろしくお願いします。
北見弾丸帰省を終えて
二泊三日の北見帰省も、あっという間に過ぎました。
義母に空港まで送ってもらい、無事に帰宅。特に大きなアクシデントもなく、思い出に残る有意義な時間を過ごすことができました。
義父の最期の言葉
「みんな仲良くね。しっかりやるんだよ」
その言葉を胸に、今夜もお聴聞に行ってきます。
南無阿弥陀仏