住職の娘です。
9月8日(日)芦屋仏教会館にて日曜仏教講座に行ってきました。
芦屋仏教会館は、清流芦屋川に向かって建っています。
(芦屋仏教会館については、過去の記事【芦屋仏教会館(公益財団法人)☆公開仏教講座】をご覧ください。)
10時からお勤め(正信偈・十二礼の節)、仏教讃歌、講演で12時まで休憩なし。
ご講師は行信教校校長・天岸浄圓(あまぎしじょうえん)先生です。
「高僧和讃のこころ 法然上人の往生とその後」というテーマでした。
『高僧和讃(こうそうわさん)』とは、親鸞聖人が、浄土教における インド・中国・日本にわたる7人の高僧(七高僧)の教えとお徳について、和語(日本語・今様形式)で讃えたものです。
七高僧(しちこうそう)の名前と読み方は以下の通りです。
(1)龍樹菩薩(りゅうじゅぼさつ):インド
(2)天親菩薩(てんじんぼさつ):インド
(3)曇鸞大師(どんらんだいし):中国
(4)道綽禅師(どうしゃくぜんじ):中国
(5)善導大師(ぜんどうだいし):中国
(6)源信和尚(げんしんかしょう):日本
(7)源空上人(げんくうしょうにん):日本
この(7)源空上人が、一般に「法然(ほうねん)」(法然房源空)と呼ばれる人で、親鸞聖人がお師匠様と尊崇した人です。
源空上人は『選択本願念仏集(せんじゃくほんがんねんぶつしゅう)』の著者でもあり、親鸞聖人に阿弥陀如来による他力念仏往生の教えを伝えた人でした。
天岸先生は、この和讃の中から、源空上人の「臨終~往生」の部分を引用し、時代背景や親鸞聖人の考えなどをふまえて解説した上で、浄土真宗的解釈を述べられました。
同時に、これらのことを通じて阿弥陀如来と往生について思いを致すということが、今回の主題であったと思います。
有難いご縁にあわせて頂きました。
南無阿弥陀仏
※時間の都合上、「法然上人の往生」で終わってしまい、「その後」のお話まではいきつきませんでした(笑)
今後の公開仏教講座は以下の通りです。
- 2019. 09. 15 龍谷大学非常勤講師 上野隆平先生
チュ-ラパンタカ - 2019. 09. 22 曹洞宗 安泰寺住職 ネルケ無方先生
父と子のものがたり
個人的に、ネルケ無方先生が堂頭をされている安泰寺のHPはオススメです。
HP内では日本語表記の誤字脱字などもありますが、大変な研鑽が感じられる内容でなかなか書けないレベルです。
曹洞宗でこういうHPは少ないですし、内容が幅広く濃いので良いと思います。
ネタが少ないので、新たに仏教や宗門に関連する「豆知識Q&Aシリーズ」を作って、カテゴリーに追加しました。
本宗門の得度までに修めておくような基本的内容を、簡単なQ&A形式で少しずつ投稿していく予定です。
Q1 本宗門の正式名称は何といいますか?
Q2 浄土真宗の宗祖は誰ですか?(漢字)
Q3 浄土真宗のご本尊は何ですか?
下のほうに模範解答を載せておきます(/・ω・)/
Q1 本宗門の正式名称は何といいますか?
A.浄土真宗本願寺派(じょうどしんしゅうほんがんじは)
※俗に本宗門は「お西」と呼ばれる。
対して、真宗大谷派は「お東」と呼ばれる。
これは、浄土真宗本願寺派と真宗大谷派の本山同士の位置関係による。
Q2 浄土真宗の宗祖は誰ですか?
A.親鸞聖人(しんらんしょうんにん)
※鸞:いと(糸)し、いと(糸)しと、い(言)うとり(鳥)
※宗門において宗祖・親鸞聖人は「聖人」と表記する。また、歴代宗主は区別して「上人(しょうにん)」と表記する。例えば、「第八代宗主・蓮如上人」など。
Q3 浄土真宗のご本尊は何ですか?
A.阿弥陀如来(あみだにょらい)
または、南無阿弥陀仏
兵庫教区青年僧侶の会が40周年を迎える。簡単に言えば「若手僧侶の会」である。
私も若い頃、草創期の会に参加していた。今でもそうだが、自分は何となくバッタもんの坊主だという思いがあって会に参加した。まあ、私以外にもバッタもんが大勢いることが判ったので、参加した甲斐はあった。
さて、今回は、四代目春団治が落語を聞かせるというイベントがある。四代目は、以前の春之輔である。
仏教と関係のある演目で春団治が得意とするのは「死ぬなら今」だろう。
話のあらすじは、昔からお世話になっている「世紀末亭」が詳しい。興味のある方はどうぞ。結構面白い話だ。
桂文我の「死ぬなら今」がYouTubeにある。
自死者追悼法要の次に落語ネタというのもどうかと思うが、人生、泣いてばかりもいられず笑ってばかりもいられない。まあ、こういうブログがひとつくらいあっても良いだろう。
本願寺の神戸別院(花隈)で、自死者追悼法要が行われます。
勤行(ごんぎょう お勤め)は、浄土真宗本願寺派(西本願寺)ですが、参列される方の宗派は問いません。