ソプラノ歌手 中川美和のブログ

ソプラノ歌手 中川美和のブログ

リサイタル前日

2009-11-19 23:57:32 | 歌のこと
一昨日、リサイタル前の最後の合わせをしてきました。

気分はゲネプロ、とりあえず本番通り曲を通してやってたんですが。
最後の曲のコンスタンツェの後、バテて、座っていたら、ピアニストの田中さん。

「・・・いま、白目むいてませんでした?」

・・・むいていたかもしれぬ。
本番では、気をつけよう。

ピアニストは常に気を配っていらっしゃる・・・


さて、いよいよ明日になりましたが、私的にはやっぱりこのリサイタルには、かなり気合い入れていたので、このプログラムが明日一日で終わってしまうのかなあ、と思うと、内心もう、さびしくてさびしくてたまりません・・・
オペラが終わってしまうときに感じる寂しさとすごく似ています。

次にリサイタルをするとしても、それはまず、このプログラムではないだろうし。
仮に仮に、全く同じプログラムで演奏させて頂く機会があったとしても、それは、今、私が感じている彼女たちではあり得ないし。

彼女たちと言うのは、今回歌うプログラムのアリアのキャラクター全員のことで。


スザンナ、

デスピーナ、

ヅェルリーナ、

ウィーン版のスザンナ、

イーリア、

セルヴィリア、

ジルバークラングちゃん、

パミーナ、

コンスタンツェ。


この人たちの事です。

今後、全員を一緒に置くことはないんだなあ、といいますか。
うまく言えないんですけど。

たとえば友達関係で言ったら、卒業でクラスが別れる事になって。それぞれの友達とはまた会うことはあるだろうけど、何だか、クラスメート皆で一緒に会うことはないんだなあ、というか。だからこのクラスの雰囲気がものすごく名残惜しいというか。
たとえ個人で会ったとしても、クラス全員で集合した時の独特の雰囲気は、ないですよね。そんな感じ。

さびしくてさびしくてたまらないです。

ああ、明日の本番がこなければいいのに。
この娘たちと、ずっと一緒にいられればいいのに。

・・・って、

まだ終わってないんですけどね。


さー感傷はさておき、
本番本番

気合い一発!

コンサートには、「美女の博覧会」という
(あぁぁ皆さんわかってると思いますが、このタイトル、私がリクエストしたんじゃありませんからね・・・)
タイトルがついているので、あまり男らしくならないように気をつけたいと思います。
うふ。

そして、何よりいらして下さるお客さまに少しでも楽しんで頂けるように。
私の拙い歌では、到底無理ですが、それでも、神のようなモーツァルトの音楽を、ほんの少しでも感じて頂けるように。

楽しんでくださいね!




いよいよ明日です!

チケットがご入り用の方は、申し訳ありませんが、川口リリアさんの方に直接ご連絡下さいませ。

お問合わせ・チケット申込: 川口総合文化センターリリア 048-258-2000

リサイタルの内容・時間などなど、詳細は、こちらから ♪
リサイタルについてはここをクリック



 ブログランキングに参加してます。ポチっと!クリックして下さいね~。