ソプラノ歌手 中川美和のブログ

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Return to Munich

2011-07-04 23:57:01 | ドイツのこと
気づいたら 帰ってきてた ミュンヘンに。

一句。
…うーんいまいち。
そんなわけで戻ってきてます、ミュンヘンなう。日記のタイトルは、「Return to OZ」という映画のパクリです。
↑何てわかりにくいパクリなんだ…!

ミュンヘン空港に降り立った途端、「うおお、寒い!何じゃこりゃあ
て感じで超焦りましたともさ。東京の夏に慣れていたもので…飛行機内のアナウンスによれば14℃だそう。とにかく、涼しいというより、寒い。慌てて着こみましたが。
三日ほどたって、時差も落ち着き、気温にも少し慣れましたね。


さて、こんなタイトルですが、今回の日記の中身は、日本滞在の時にやってたことをちょいと。

日本滞在は短い間に予定詰め込んだので、バタバタしてました
中でも自分の中で大事だったのは、先生方のレッスン。
今回お約束したのは、I先生と、奥様のY先生。
一番昔から習っている I 先生はもう高校生の頃からお世話になってますねえ。そして、奥様のY先生も、習うようになってもう10年くらいになるかなあ。ひえ~早い。
このお二人にレッスンしていただきたくて、ドイツからメールで約束させていただきました。
私もコレぺティの先生や、他にも色んな先生に本当~にお世話になってますが、昔から見て頂いてる方にレッスンしてほしい事もあるのです…

何故かというと、いま発声がすごい変わってしまって。いや…自分で意識的に変えた部分が強いんですけどね。
それが、自分の中でその声の出し方が良いのか確信が持てず、
いいの!?いいの!?これでいいの!? 

という感じで…なので、昔からの先生に見て頂きました~。

いやーもう今だから言えますが。

この声の出し方、違うって言われたらどうしよう…と、レッスンに行く前は悶々としてました。いやそしたら直すしかないんですけどね~…軌道がずれた発声を直すには一年は絶対にかかるし。
数年前に、発声が間違った方向に行ってしまった発声をみちみちと直してた時期、結局落ち着くまでに一年かかりましたね。
それでも自分では修正できたのは早い方だと思ったけれど…まあ指摘して直して下さる先生がいる分には幸せですけどね~。直らなかったり、気付かなかったりするのが一番怖いし。
その不安のあまり、レッスンの前の晩はなかなか眠れなくて悪夢見るし。(ミミズ型のモンスターに襲われる夢)

で、レッスンしてもらった結果、I先生、Y先生、どちらにも、声の方向は間違ってないと言って頂けました。

良かったあぁぁぁあああ 号泣
年齢が変わった分、発声も自然に変わったんでしょうね。それだけ確認してもらってドイツに帰ってきました。
は~やれやれ一安心。
あんな緊張したレッスンってなかったですよ~…もう緊張で吐きそうだった(笑)

そして、先生方がおっしゃるには、発声は年齢的に、25・30・35…(以下続く)と声の境目があるそうで。
それを上手に乗り越えていく事が重要だそうですがね…
特に女性は男性より顕著らしいです。

レッスン中、そんな話をしていて、 I 先生との会話。

先生「いまが声には大事な時期なんだよ!年齢の変わり目だからね~……あれ?まだ一応30代前半だよね?」

私「そーですね一応。」

先生「…34くらいだよね?」

私「…31ですが…」

先生「なーんだ~!じゃあ35の変わり目までまだしばらくあるね~あははははは

…先生、その三歳差は、この妙齢すぎる妙齢女子には重要。間違えちゃイヤ。


そんなわけで、ドイツでしっかり練習するのだー。おー。
なので、次のコンサートまで、今度は落ち着いて発声整えながら準備しまーす。




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