大分県議会議員・なかの哲朗です(^_^)

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昨日の市議会での決議について

2018-06-28 20:14:32 | 日記
今朝の新聞各紙には、昨日の日田市議会の決議の記事がありました。

内容は、そのとおりですが、全会一致で採択した決議全文とそれを受けての市長発言を報告いたします。

【市の事務執行に対し猛省を促す決議】
 市では、平成28年熊本地震により被災した永山城跡石垣の災害復旧工事において、平成28年度から平成30年度にかけて約5,767万円の予算で修復工事に取り組んでいた。しかし、平成29年10月に修理委員会委員からの工事対象範囲の拡大が必要との指導を受けたにもかかわらず、追加の予算措置をしないまま工事を実施した結果、約520万円の予算不足を生じさせた。
 本来、平成29年10月に修理委員会委員から工事対象範囲拡大の指導を受けた時点で業者から見積りを取り、設計変更や業者との協議書の締結、補正予算案を組むなど必要な事務処理をすべきであった。また、平成30年3月に工事費が確定し予算不足が判明した後においても、市長への報告が5月になるなど2か月もの日数を要していることは、適切な報告・連絡・相談が徹底されているとは到底言えない。
 また、今定例会に、当該修復工事の補正予算を議案上程しているが、議会が議案を否決した場合は行政サービスの停滞や、行政不信を招く恐れがあるため、議会としては苦渋の決断として追認せざるを得ない状況である。このことは結果として、議会の議決権を妨げることとなり、安易な工事実施後の予算計上は明らかな議会軽視と言わざるを得ない。さらに、今回、市営上・中津江バスの回数券の販売ミスも発生するなど、現市長就任後の不祥事が19件発生していることは、不祥事再発防止委員会の取組の成果が出ておらず、市政執行の最高責任者である市長の責任は大きいと言わざるを得ない。
 今後、事業の実施に当たっては予算の執行状況を十分把握し、計画的な予算管理を強く求めるとともに、併せて、市民の信頼を回復するため、市長を始め職員一丸となって、不祥事再発防止の徹底を求めるものである。

 以上、決議する。

平成30年6月27日 日 田 市 議 会

【市長の挨拶】
 この度の職員による度重なる不適切な事務処理に関する件につきまして、先ほど、「市の事務執行に対し猛省を促す決議」をいただいたところでございますが、いずれの事案も、事務処理手順や予算の管理に関する基本的な意識の欠如、議会による予算の事前議決の原則に対する認識の甘さ、組織内の報告・連絡・相談体制の不徹底といった、市職員あるいは市の組織としての根幹にかかわる重大な問題であると認識しております。改めまして、市民をはじめ議員ならびに関係者の皆様に、多大なるご迷惑をおかけしましたことに対しまして、深くお詫び申し上げます。

ついでなので、【私の今議会の一般質問】の締めの言葉を添えます。

 今日は、中長期的な展望を見据えながらも、喫緊の課題である人口減少、地域とともにある学校づくりに向けたコミュニティ・スクールの現状と課題、そして、子育て世代への支援策としておおいた子育てほっとクーポンのサービス拡大について質問をしました。

 昨年12月の一般質問でも申し上げましたが、「市民の役に立つ所」の第一線に立つ、市の職員の皆さんが、高いモチベーションと使命感、責任感を持つことが、円滑な事業進捗の第一歩、市の活性化の一翼を担うものと、確信しております。その意味でも市役所内で発生する不祥事やハラスメントは、事業を、力強く、前へ進めるための大きなブレーキとなりますので、不祥事の再発防止を徹底していただきたい。また、社会問題化しているハラスメントなど、絶対にないと信じておりますが、働きやすい職場環境への取組もあわせてお願いして、質問を終わります。