前回のブログ記事より約1カ月半経ての記事です。
7月末の全関東大会を終えて約10日間の道場夏休み・・。
休みを開けたのがまだお盆だったせいもあり、そのスタートは稽古をお休みする生徒も少しいましたが、8月20日過ぎあたりからまた稽古の参加人数も上がり、暑さと熱さが戻ってまいりました。
今回は8~9月初めの稽古の模様・風景をお知らせいたします。
まずは夏らしい風景から・・
土曜の稽古は午前~昼にかけての時間ですので、たいへんな暑さの中での稽古となります。
まずは、道場周りに水を撒き、道場の建物にも水をぶっかけます。そうしないとエアコンが全く効かないのです。
この一手間(?)を掛ける掛けないでは全然違う・・と思うので、7~9月の土曜午前の稽古前はいつも私かマネさんが必ずやりました。しかし今年の暑さは本当にキツかった・・・(汗)
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合同クラス(少年部)の終わりに、飛び蹴りの練習。その最後を締めくくる形で私から中学生の高畑蒼大くん(5級)に、2m超の高さのボールを二段飛び蹴りで蹴ること(ミニ演武)を指示。皆が見守る中で見事に成功させ、なぜかみんなで抱き合って祝福。なんでも盛り上がればいいんです(苦笑)
稽古後には道場外に無料サービスで(?)ミスト状態にして出しているお水を浴びて体を冷まします。気持ちよさそう!
次は通常稽古(水・金)の様子を・・
一般部は・・残念ながら稽古参加人数はあまり芳しいものではありませんでした・・。
無理して写真をひねり出した感じです・・(-_-;)
皆さん稽古に来てください(苦笑)
9月末から始まる具体的な目標(審査会や大会)に向けて、少年部(合同クラス)では2クラス連続で出席する生徒も増えています。2クラスの出席は単に練習時間の長さが倍になるだけでなく、様々な稽古をある程度掘り下げてできるのでその効果は倍以上になるのではないかと思います。
通常の稽古日の中で、通常の稽古・昇級審査の練習・試合用の練習・・を、レベル別にしなければならないので、1クラスの出席ではとても足りません。稽古時間の増量は絶対に必要になりますので、私としては2クラス参加してほしいので、2クラス出てくれている生徒の自覚を感じて嬉しく思います。
主に組手試合に向けての特別稽古も数回行ってますが、熱の入った良い稽古になってきております。特別稽古はその目標(目的)に特化した稽古になるので、とてもタメになるし「お得」だと思います(指導している私が言うのも変ですが・・)。通常稽古では教えきれないこともこの場では教えますので、参加した生徒にはそういった稽古に出ているのだ、という自信を持ってほしいです。
●コロナ禍が落ち着き、稽古の時間(努力)について・・思い考えること・・。
泉中田道場のメインの稽古日であります水曜・金曜の通常稽古日ですが、とくに大会や審査が近くなってきます時期には合同クラス(少年部)の①と②では、かなり性格(内容)を変えたものとしています。通っている生徒の皆さんはなんとなく分かっていると思いますが、合同クラス①は全ての稽古の中でも最も出席人数も多く、まさにウチの一番のメイン稽古時間だと言ってよく、基本~組手・型・ミットなどを総合的に行うクラスです。ベーシックな稽古を全般的に行い参加人数も多いのでとても活気がありますが、時間が50分間しかないため、悪く言えば広く浅くで終わってしまうことなってしまいます。しかし、だからこそ初級者(白帯)にはお勧めのクラスと言えます。合同クラス②は組手・型のコアな練習やスタミナ稽古・技の探求など、その時の目標や参加メンバーに合わせた専門的なメニューになってますので、具体的な目標に役立つクラスと言えます。半面「専門的なメニュー・・」ということは稽古内容に偏りがあるために、白帯生徒は参加しづらいクラスとも言え、言ってみれば一長一短があります。
ですから・・・2クラスの出席をすると、内容の広さ・深さ、覚えた技の復習や私から教える新しい技の伝達・探求、さらには型でも組手でも掘り下げた本当の意味で全般的な良い稽古ができるので、生徒には(特に色帯以上の生徒)1クラスの出席でも2クラスの出席でも月謝が変わるわけではないし様々な面でお得ですので、本音を言えば2クラスの出席を勧めたいです。
なぜこんなことを急に(?)言い出すかというと、昔は(コロナ禍前まで)少年部(合同クラス)の稽古は道場創業時より18:30~19:50の1クラス制でした。稽古は90分間だったので・・言ってみれば現在の2クラス分を合わせた時間の稽古時間だったので、指導するこちらにしても満足できる質と量がほぼ毎回伝えられました。コロナ禍になり、やむなく2クラス制に分割したわけですが、いまだに毎回の稽古・・特に1クラス目が終わる時間に「あ~結局、今日もここまでしかできなかった~(-_-;)」ということが結構多いのです。私の指導の進め方が今もって未熟とも言えますが、やはり50分間では絶対的に時間が短いのも原因としてあると思います。
もちろん2クラス制、1クラスの時間を短くして良い面もたくさんあります。まず、生徒にしても「毎回1時間半の稽古に出る・・」というのは、出席するうえでかなり重いものを感じるであろうことを想像できます。新たに入門してくる生徒にはなおさらで、相当な高い敷居になってしまうでしょう。「稽古は長いな~キツイな~」というその気持ちは道場・稽古からみんなの足を遠ざけてしまうことになるでしょうから「1クラス50分間で稽古に出やすい」というのは、ほぼ全ての皆さんに良い作用であると思います。また、人間の集中できる時間や体力の続く時間も人によって違うし、さらに皆さん空手だけをやっているわけではないので、空手だけに時間と体力・エネルギーを注いでるわけにはいかない・・ということは私も重々理解しています。だから決して無理強いはしませんが、せめて自分に具体的な目標がある時くらいは自分の時間と体力との兼ね合いを考えてのことで、1クラス出席・2クラス出席を上手く使い分けて努力のレベル・稽古の能率を上げて欲しいんだけどな~、と希望します。
空手に限らずどんな世界でも、物事を行う上ではたくさんの努力をした者にはその分の成果が返ってくる・・というのは、間違いなくあると思っていますし、そうでなければいけない・・と願う気持ちが私にはあります。そうはならない場合(努力が成果につながらない場合)も多々あるのでしょうが、原則的には「努力は報われる・・」ということを想わなければ、物事を頑張る気持ちは起きないと思うので・・・努力する尊さ・カッコよさを空手の稽古を通じて知ってほしいな~と切に想います。
夏のある日から、道場横のお宅が解体・新築される工事が始まりました。地ならしなどで時にはスゴイ揺れが道場内を襲います。道場の建物はバス通りから見てハッキリと全景が見られる状態になり私も改めて「あ~この建物ってこういう感じなんだ~」と周りを歩いては、今しかない見られないであろう風景を見ています。
一般部生徒の一人(K城くん)からは道場のことを「あちらから歩いてきて、新築工事をする建設会社の仮設詰め所かと思ったら、道場でした」などと揶揄われてしまい「失礼な(苦笑)」と思いながら写真を見たら「う~む確かに・・全く確かに・・上手いことを言う・・。今、道路を通りウチの建物を見る人は皆そんな感じで見ているのかな~(-_-;)」と妙に納得してしまいました。しかし、私にとってはどこから見てもどんな姿でも可愛く愛着のある建物です。他人から見たら仮設の詰め所・倉庫みたいな建物でも「平屋の一戸建て・道場専用(私の本業の作業場でもありますが)の建物なんて、やっぱりとても贅沢ではないか!」なんて自画自賛を(慰め?)し直したり、ヒマな時には「こちらの壁に看板でも付ければ道場らしくなるな・・?」なんて思いながら、道場の外観や隣の工事を見ています。
こちらの道場に来てから9月1日で丸6年が過ぎましたが、何もなかったこの周りに唐揚げ屋さんやローソンができて、スシローもできて、今度はお隣さんが新築・・・本当に世は移ろいでいくものです(言ってみれば我が道場がここら辺の賑わいのパイオニア・ハシリなんです!!
自分だけがあまり変わらなくて「俺は成長してるのかな~」と少し焦る気持ちも出てしまいますが・・これからも変わらずこの道場で毎日を楽しく頑張るしかないということで・・・押忍(^▽^)/
次回は9月の昇級審査会や栃木錬成大会・支部内大会、10月の世界大会観戦(少年演武)など、イベントラッシュの報告の記事になると思います。