山に癒されて…♪

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大普賢岳 上谷から柏木道ルート

2018年08月08日 | 山登り 近畿 大峰山系
2018年7月22日(日)☀/酷暑 上谷(こだに)から柏木道ルート 大普賢岳


酷暑が続き 雨による被害も多い今年の夏
何故か普段と違う時の流れを感じます

忙しさも増して ブログ更新も儘らなぬまま 
時間だけが過ぎていきます

 
何とか仕事の合間の休日に
涼をを求めて山に出かけてみるものの
何処も暑い…くらくらするほどの太陽から避けるように
鎮守の森 大峰山系のお山に足を運んでみました

今年の夏山の事もあり
ある程度ロングで歩けるコースとして
今回は神谷から登る事にします

そして このルートを歩けば 
大普賢へ通じる道をすべて歩いた事にもなります

相も変わらず 長いブログになりますが
薄れかけた記憶を辿りながら綴ってまいります

暫し大峰の山をご一緒していただければと思います




 久久能智神社前 駐車スペース
 駐車スペースの奥へ
 



上谷集落までの道は 離合が大変なほど細い道
助手席に座っているだけなのに 
手に汗を握る程 緊張して車に揺られます

上谷集落の入口にある、久久能智神社の前は少し広くなっており
2~3台は駐車できそうなスペースがあります

丁度通りかかった村の人に 「そこに停めるといい」と教えて頂き
神社の境内へ上る階段前の駐車スペースに車を停めます

その奥に樹林帯へと延びる道を見つけます
そこが登山口であり 集落の墓地を目指して入山していきます




コースタイム 

8:00 久久能智神社 8:10 → 9:21 天竺平 → 11:23 伯母谷覗 11:35 → 
11:57 阿弥陀ヶ森(女人結界門) → 12:51 小普賢岳(明王ヶ岳) → 
13:05 大普賢岳(普賢の森) 1780m 13:20 → 13:31 小普賢岳 → 
14:08 脇宿跡 14:15 → 14:23 阿弥陀ヶ森(女人結界門) → 14:40 伯母谷覗 14:50 →
16:00 天竺平 → 16:45 久久能智神社






納屋横の山道を進んで、。

鎮守の森の入口は 森の番人が密かに立っていそう…
近くに集落があるという雰囲気は感じられず
整然と並ぶ植林の杣道を歩きだします



 薪を積んだ小屋を目印に…
 人の存在を感じさせない森の中



ちょうど薪を積み上げたところが分岐になっており
この分岐で墓地を左に見送り、納屋横の道をまっすぐ進んでいき
柿・栗畑を抜けると植林帯に入っていきます
 
そして…道はな登りへと変わっていきます

道は急坂の直登から始まり 次第に
九十九折に登っていく様になります
しかし…急な斜面を登るのには 変わりありません…

蒸し暑さが身体に絡み 
べっとりとした汗が噴き出してきます



 オトギリソウ



殺風景にも思える植林帯の中に 
黄色い小さな花が点在しています

オトギリソウが薄暗い杣道に色を添えていますが

息が…
汗が…
まだ…続くの…


心は 急な坂道と己との戦いの中にあり 
オトギリソウを横目に見過ごしていくだけ…


早く尾根道に出ないかと 悶々として登っていきます



 スカイラインが見えて…

尾根上にある柏木との分岐



漸く尾根に出ます

ここから柏木道尾根歩き
急な登りから解放されたと喜んだ瞬間…でもあります

しかし…そう 軟な道ではなさそうです


 暫し痩せ尾根をのんびりと…
 木漏れ日を浴びながら…風を求め…

山上ヶ岳




木々の合間から山上ヶ岳が姿を現してくれます
私が 行きたくても行くことのできない…
絶対…踏み入れることのないお山です




勝負塚山



その山上ヶ岳から続く稜線の向こうに 

おや まぁ~ 
恥ずかしそうに除くぽつり

不遇の勝負塚山を見つけます


かしの勝負塚山も再び樹間に消え
再び 急な登りをテクテクと登っていきます



 急な登りの先には…?

天竺平



少し広めの尾根に出ます
天竺平と書かれた標識があり まだまだ先が続きます

ここは 優しく 気持ちの良い風の通り道のよう…

深い樹林帯の中でも 風の通り道は所々あるようです♪


 だんだん大峰っぽくなってきた?


作業用のモノレールを発見…!
木材を運ぶのに使うのでしょうが…なんとな所に…

モノレールは下にちるように伸びています


 逆らう様に登って上へ
 植林の静かな柏木道
 足元に標識み~つけた♪

大峰山頂への標識



大峰山頂へと迷わず進みます


 ヤマトウバナ
 コナスビ
 立派な標識を確認して
 のんびり尾根道歩いていくと

急斜面のトラバース



やっぱり急斜面をトラバース…!



 分岐…?


尾根を狙るのか…巻く道を行くのか…?
どちらを選択…?

尾根への踏み跡あるけれど
山腹を巻くしっかりした道の方を選択


遠回りになっても
見るからに歩き易そうな緩い道が…やはりうれしい~♪



 尾根を巻いても急斜面

丁石のある道



2丁ごとにある丁石 
これは山上ヶ岳まで 導くように続きます

私は残念ながら 最期までお付き合いできませんが…



 世界感が変わる登山道…

苔の世界



木漏れ日を浴びて なんとも豊かな緑に包まれ
別世界が広がる鎮守の森に 静かな時が流れます



 大きな岸壁の裾を巻いて…



見上げた岩壁の大きさ
貫禄十分に 歴史を感じさせる岩肌が圧巻です

やはり…
大峰の山の神秘たる貫禄
岩壁にも どこか重みが感じられます

展望は殆ど望めない深山の歩きではありますが
それはそれで 山の魅力を感じるものです


 倒木箇所は迂回せざるを得ない…
 谷間の道を横断

ルンゼに到着



大岩がごろつくルンゼに出ます

ルンゼを登って行くとその先は
どうなっているのでしょう…ね?

苔付きのころ岩を登っていきます



 ルンゼを登って
 大岩に出合う! 
 左右に踏み跡があるけれど…



大岩の下にある標識に従って 方向へと進みます


 バイケイソウが目立ちだす

平坦な道



道は平坦になり またまた雰囲気が変わって
緩やかな隆起の小道を歩く事に…

ここはまるで日本昔話の世界のよう…



爺さんの背中には重いつづら(ザック)
婆さんの背中には軽いつづら(ザック)


2人つづらを背負って何処に行く…

爺さんや まだまだ 先じゃろうか…

婆さんや もう少し頑張るべ~






 森の住処?何かが出てきそう…



はたまた 宮崎駿のジプリの世界の様な

いい感じの神秘さと森の吐息が心地よく感じます





ジプリの世界から抜け出して
再び急な登りを頑張ると
なにやら 世界が開けた感じ!


 伯母谷覗

わさび谷



わぉ~!

今までとは真逆の展望!
覗き込んで見ると断崖絶壁
そのまま地獄に突き落とされそうです



伯母谷覗きからの絶壁風景



なりを潜めていた風が姿を現し
絡むようにじゃれ合います

熱い空気を覚ましてくれる感じ…

そんな風がしとなって包んでくれます





大普賢ファミリー




大普賢岳ファミリーの端には和佐又山が…

あぁ… 懐かしや~

暫し その展望に時を忘れて見ていました…




つづく



















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