山に癒されて…♪

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雨の白山 花盛り♪ 2

2017年07月24日 | 山登り 北陸
2017年7月16日(日) 白山 砂防新道コース



白山の花街道








 ゴゼンタチバナの群生 
 ゴゼンタチバナの群生の中のツマトリソウ

アカモノ  イワハゼ(岩黄櫨)
 


学名:Gaultheria adenothrix
分類:ツツジ科 シラタマノキ属



ゴゼンタチバナツマトリソウに目を奪われている時
おぉ~

アカモノが登場します

赤い花柄とガクの先に釣鐘状の白い花が印象的です

秋に赤い実をつけますが
これが甘く 赤桃と呼ばれていたそうで
それがなまってアカモノと呼ばれるようになったそう…

うふふ 赤い実が楽しみ…?

今は 
赤いベレー帽をかぶったようなお花を楽しみます♪

しかしお花に目と取られている場合ではありません
階段の道は限りなく続きそうな雰囲気…



 石の階段どこまで続く…?

標識



ここというところには必ず標識があります
その標識を確認しますと…ふ~ 
このお山が活火山であることを改めて感じます






急な坂ばかりではなく
木道が付けられた平坦な道も現れます

本来ならば
開けた感じで 稜線の風景を楽しめるはずですが…

木道の平坦な道の向こう
ガスが降りてきて 視界を閉ざしつつあります

雨の匂いが濃くなり 空気も重くのしかかってきます



 水たまりのような池?
 キヌガサソウの群生

キヌガサソウ(衣笠草) 別名:ハナガサソウ 


学名:Paris japonica
分類:ユリ科 ツクバネソウ属



衣笠を広げたような葉の中で咲くお花は
少し時を過ぎてしまって やや緑色に近づいています

咲き始めの初心なキヌガサソウは 
純白で清楚な華やかさを持っています

しかし…
時が過ぎていくと 周囲に溶け込む様に
目立たない色になっていくようです

これは… 
人と同じということでしょうか…



それでも大きな葉を広げたキヌガサソウの姿は圧巻です



 道はどこまでも続きます 上へ上へ…

イワカガミ




歩いて行くと 咲くお花の種類が変わってきます

何と! 終わったと思っていたイワカガミのお花は
ここではまだ現役バリバリ! 
見事に山肌を飾って存在感です


標高が上がると、さすがに違いがはっきりとしてきます

夏は下界で猛威を振るい
高い山では 春の面影に押され
まだ 春の落し物が見つかるようです





 ズダヤクシュの群生

ズダヤクシュ(喘息薬種



学名:Tiarella pol
分類:ユキノシタ科 ズダヤクシュ属


スダヤクシュのスダとは、長野県地方の方言で喘息のことだそうです
その薬として使われていたそうで スダヤクシュの名前が付けられたそうです

咳止めとして効果があり 
乾燥させたズダヤクシュを煎じての飲んでいたようです





 キバナノコマノツメの群生

キバナノコマノツメ(黄花の駒の爪



学名:Viola biflora
分類:スミレ科 スミレ属



スミレの種類は多く 未だよくわからない私
キスミレかと思いましたが 立ち姿が少し違うよう…
きちんとしたお名前がありました~


覚えておきます♪





 ミヤマキンポウゲの群生

ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)




学名:Ranunculus acris var. nipponicus
分類:キンポウゲ科 キンポウゲ属



花言葉:多才な人


黄色いお花の花畑
見事なもので このお天気でも 
黄色い花の群生に暫し 足が止まります

揺れるキンポウゲのお花がなんともいえぬ風情を出して
山肌の一部となって 楽しませてくれるのです♪

だけど…キンポウゲのお花も見分けが難しい…
何度見ても ???が多い私
特にこの頃… 老いた視力では 見分けが難しい…


これは困ったもの…

もっと若いころに お花の事をんでおくべきでした…




 希望というう名の春のお花 ショウジョウバカマ 
 初夏から咲き始める夏の花 ノビネチドリ

サンカヨウ




春と夏のお花の共存する時期…
楽しみ多く しんどい気持ちも何処へやら

空に拒絶され 怪しげなお天気だけど
それでも なぜか 心は
久々の登山という感覚で楽しい♪

風に乗って雨と山の匂いが鼻を擽り
揺れる花たちの姿に癒されます





 甚之助避難小屋とおトイレ

甚之助避難小屋 1970m




ここでは 多くの登山者が休憩を取られています

着いた頃には もうが落ちてきて
雨具を着る登山者で溢れかえり 
違う意味で活気があり 賑やかです

周囲は灰色のガスに包まれ 
周りの展望は閉店ガラガラ

我が家も トイレ休憩を済ませて 早々に出発します




 甚之助避難小屋標識を右に見て さらに先を目指します
 
南竜分岐



人も少なく 数名の登山者を見かけるだけ…
室堂までは…と 
頑張る気持ちが背中を押します…

様子を見るように 降ったり止んだりの雨
今日の空に期待するのは諦めましたが
心は折れていませんよ~

無表情のガスの向こう
お空に向かってガッツポーズ!




 閑散とした南竜分岐 広いベンチ付きの休憩所は寂しいガスの中…



更に先は続きます
視界は悪くとも 足元のお花はお元気♪
降ると言っても 然程雨は強くなく
私にすれば 心地よい感じ

チチとてそれは同じなのでしょう


いいなぁ~♪
山に来たって感じだ~



あいにくのお天気を楽しんでいるようです♪



 モミジカラマツ

モミジカラマツソウ



学名:Trautvetteria caroliniensis var. japonica
分類:キンポウゲ科 モミジカラマツ属




名前の通り 紅葉のような葉をもつ唐松草
葉を見なければ カラマツソウで終わってしまいそう

白い清楚なお花は カラマツソウそのものですが…♪



 ベニバナイチゴ  赤い花がワンポイントのように目を惹きます

残雪



ガスが降りてきて
視界を閉ざし 幻想的な雰囲気になってきます
数メートル離れると ぼやけて何も見えません…

あらら… まだ雨が強く落ちてこないのが 不思議…

残雪の上を通って 冷えた風が
濡れた体の熱を奪っていきます

夏なのに…夏を忘れるひと時です♪






こんなお天気でも 
お花は元気に輝いて見えます

今度は 


 カラマツソウ

カラマツソウ


学名:Thalictrum aquilegifolium var. intermedium
分類:キンポウゲ科 カラマツソウ属

このカラマツソウの名前は 
花の姿をカラマツの葉に見立てたのが由来
モミジはつきません 葉の形が全く異なります
小さな葉が花と一緒に揺れる姿が 本に愛らしい♪



 薄暗いガスの中でも 黄色いお花が目立つオタカラコウ
 少しお疲れの様子の シナノキンバイ
 稜線上は雨なのでしょうか…水量が増えているような…

イワカガミ



艶やかな色のイワカガミが
土色の岩壁を飾っています

冷たい風が 体の中にしみ込んできます
汗が次第に拭きとられていくよう…



 目の前に何やら白いもの…
 残雪のクレパス? 大きく口を開いています





今年は雪が多かったようです
冷たい風は 残雪の表面から流れているよう…

白いガスの中に チチの姿が消えていきます…

ここから十二曲がりになります

本来ならば ここから クネクネと曲がる
急な斜面を彩るお花たちに出合えるはず…







季節が逆戻りしたような感じ…

地元のお山では 姿を消したショウジョウバカマ
その姿を目の前に見ることができます






雨が 時折激しく降ってきて
一層 暗さを増していく登山道

お花もぬれ鼠になりながらも
存在を示すように咲いています

濡れたその姿が 
切なくなるほど美しい…♪




 ヨツバシオガマ  ミヤマダイコンソウ  ヤマハハコ





先は 閉ざされ…
重い空気の寂しい登山道…


だけど 嫌な雰囲気は 全く感じません♪


急な坂道も 何のその!
お花のためなら エンヤコラ!


すると…


チチの声が白い闇の中から聞こえます

ここから お花畑だよ~♪





 ミヤマガラシ  イブキトラノオ  ミヤマダイモンジソウ






斜面飾る 黄色いお花たちが見事です


行き交う人もお花のよう
雨具の色が目立つように連なっています






ハクサンフウロ




黄色いお花畑の中に
赤紫のハクサンフロウが 
あでやかに浮かんで見えます


十二曲がりのお花畑を
雨と風に耐えながら お花を愛でながら進むと… 
ぼやけた黒い影が立ちはだかります


オッ!




  おぉ… この大岩は!

黒ボコ岩 2325m



観光新道都の分岐点でもある 黒ボコ岩

その分岐点も 灰色のガスに包まれ
以前の雰囲気は消されています


さて…ここからしばらく緩やかな木道になるはず…
ひとまず 急な登りはお預けになります♪




 ここから弥陀ヶ原を歩きます
 緩やかな木道が続きます しかし… 先が見えません…
 かろうじて 霊峰白山登拝道と書かれた標識が見えます
 




登拝道は 先の見えない未知の世界へと誘います
行き違う人の姿も ぼやけて…
どこから現れたの!…という感じ…





ウラジロナナカマド



ここから ウラジロナナカマド
よく見かけるようになります


本来ならば高山植物の宝庫でもある原っぱ…
ガスの中…

木道に近い所でしか 愛らしいその姿は見られません




 ハクサンコザクラ  コツガザクラ  チングルマ





木道が終わり ますます視界を閉ざした山が
冷たい風を吹き付けて 試されているのでしょうか

なんのその 室堂まで ガンバでございます





五葉坂



空気が変わり
雰囲気も変わるけど
ガスだけは その場に居座って すべてを閉ざしいます

平坦な道から 再び急な登りとなり
灌木が風に翻弄されるように大きく揺れ 
雨が顔に体当たり… 

雨具から伝わる雨音が耳から離れません

それでも室堂を目指して 
最後の石板の急坂 五葉坂
足を止めることなく進みます





 ヒメクワガタの小さな花が雨粒に耐えます
 ゴゼンタチバナの花も濡れても その姿は凛としています
 タカネナナカマドは 大きく揺さぶられながらも 風に耐えています




風雨に耐えるお花たち
そのお顔は 決して挫けても 僻んでもいません
逆らわず なされるままに 受け止めている感じです





道はハイマツの中を通り
黒く濡れた石畳のような道が まだ…まだ…続きます


白山室堂は…もうすぐのはずですが…


段々…遠くに感じ始めます…




つづく








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2 コメント

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素敵です♪ありがとうございます🙋 (雀(から) )
2017-07-25 11:05:41
うわあ👏うわあ👏素敵👼懐かしい❗🙋あ、アカモノ😋 ご馳走様 天の恵みに感謝🙏
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雀(から)様 (nanekob5963)
2017-07-26 08:08:59
おはようございます♪

レスがいつも遅くなってすみません

お天気には恵まれなくても
お花には沢山恵まれて
やはり白山は素敵なお山ですね

長々となってしまっておりますが
いつも読んで頂いてうれしく思います

本当にありがとうございます♪
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