実家に帰省していました。
いや~・・・やっぱり家は良い!めちゃくちゃ落ち着く。一週間もだらだらと滞在しました。
久しぶりの那須は、新しい店が建ってたり残念ながらつぶれてたり、コインランドリーという画期的なものが(無かったんです)出来てたり。
知らないところで変わってくな~と・・・でも根本的には全然変わってないんですが。
中でも一番の変化は、隣町に映画館が出来たこと!
これは本当にすごい。雀が住んでたころは最短でも県庁所在地の宇都宮まで出なければなりませんでした。
例えばある日曜日にふと映画を観たくなります。すると、まず4㎞離れた最寄りのバス停まで歩きます。
そこから3時間に一本ほどのバスに乗り、720円で20分ほど揺られ駅に着きます。
950円の切符を買って乗車、50分後宇都宮駅に到着。そこから15分くらい歩いたところにちょっと大きいホームシアターほどの映画館があり、学割で1000円の映画を観ます。
つまり映画というものは往復3340円かけて行かなければならないという、考えただけでぐったりするようなものだったわけです。昼飯でも食べようものなら交通費映画込みで5000円ですよ。都内だったら何回観られるんだっつうもんですよ。
それが、車で20分程の隣町に出来たと。もう画期的ですね。出来れば雀がいる内に出来て欲しかった。
上映期間は短めですが作品数も多く、人寄せの話題作からオーナーのこだわりが感じられる作品もあり、なかなかいいラインナップ。3Dで話題の『アバター』をさっそく見に行ってみました。
もうね、3Dすげぇ!雀の記憶にある3Dはディズニーかなんかのアトラクションで赤と青のフィルムのメガネのやつでしたが、今のは普通の黒っぽいメガネなんですね。昔のはとにかく飛び出して脅かすみたいのだったけど、アバターはすごく自然で飛び出すと言うより奥行きが出る感じ。面白いです。
最初は小馬鹿にしていたのですが、新しい映画の楽しみ方にやられました。でもきっと今のところ実写よりアニメーションの方が効果的かも。予告編の『コララインとボタンの魔女』とか『トイストーリー3』の映像は本当に立体!という感じ。本編はところどころ違和感を感じました。
余談ですが『コラライン~』めちゃくちゃ怖くないですか?あまりの恐怖にメガネはずしましたもん。あれ、子供観たらトラウマになるんじゃ・・・
3Dが注目されがちかもしれないけど、『アバター』は内容も面白かったです。星レベルの話だけど、国単位の人間の歴史を垣間見ます。むしろ現在進行形の国にも重なる。これ先住民を殺しまくったり、奴隷として売りさばいたりした国はかなり心が痛むんじゃないだろうか。なにも気づかず娯楽で観ていたとしたらちょっと救いようがなく思えます。あと、ところどころ監督絶対「ナウシカ」とか「もののけ」観てる!と感じるのは考えすぎでしょうか。でも「ナウシカ」は絶対観てる。原作も読んでるんじゃないだろうか。
3Dという形態は、DVD普及による映画館の低迷を打破するかもしれませんね。といっても雀が行った日は平日ということもあってか、一桁ほどの観客でした。映画というものが長らく無かったので普及してないんだろうな。正月の仮面ライダーとかは満員だったみたいだけど。せっかくできた映画館、つぶれないで欲しいと切に願ってます。
でもね、3D3Dって言うけど、究極の3Dって演劇なんですよ。めっちゃ3Dですよ。3Dがよかったら劇場に足を運んでくださいね。