夢屋だより

那須高原・古民家のカフェ夢屋より、カフェの新着情報・染め織りの記録、その他つれづれ日記などをupします。

6月22日はワークショップでした~河津桜のアルカリ抽出染め~

2017年06月27日 | 工房日誌


草木で染めるもののなかには、アルカリ性の水で煮出したほうが良い色が得られるものがあります。
樹木や果皮など、タンニン類が多く含まれるものがこのグループで、サクラも古くから木灰を用いて染められてきました。
今回は河津桜で、花が咲く前に伐られた枝を、ご厚意で使わせていただきました。



枝を細かくちぎって煮出しているところです。アルカリ材としては、ソーダ灰を使いました。
きれいな赤みの色が出ています。
染めるときは、酢酸で中和してから布を入れます。



媒染剤によって、染め上がりにいろいろなバリエーションができます。
左から、チタン、アルミ、無媒染、錫、銅、鉄媒染。





参加された皆さん。お好みの桜色に染め上がってニッコリ!











糸紡ぎワークショップvol.3

2017年06月17日 | 工房日誌
15日(木曜日)は、糸紡ぎワークショップでした。
3回目ですが、初めて参加された方もあり、作りたい糸のイメージに向かって紡ぐ方もあり、
それぞれに紡ぎを楽しむ一日でした。




羊毛の糸紡ぎって、どういうふうにするの?という疑問にざっくりとお答えしますと、
まず、下の写真のザルに入っているのが羊の原毛です。
刈り取って、あらったものですが、羊の種類によって毛質はいろいろ、
できる糸もいろいろ!です。茶色や黒い羊もいるし、染めてから紡ぐこともあります。
右にあるブラシの親玉みたいなの(カーダーといいます)を使って原毛をほぐします。




この作業はなかなか大変なので、電動や手動のドラムカーダーを使うこともあります(下の写真)。
原毛はふわふわの綿状になります。



いよいよ、スピンドル(上)や紡ぎ車(下)で紡いでいきます。
楽しい作業です!











ワークショップのお知らせ

2017年06月03日 | 工房日誌

タンニン類で染めよう!~河津桜のアルカリ抽出染め~



草木染めシリーズ3回目は、アルカリ抽出を行います。草木の中には、中性よりもアルカリ性の水で煮出した方が良い色が得られるものがあります。主に、タンニン類を多く含む樹木や果皮などです。今回は、河津桜(写真はソメイヨシノですが…あしからず)の小枝でシルクストールを染めます。美しいサクラ色が出るといいですね!

日時:6月22日(木)10:00~15:00 お昼休みをはさみます。

昼食には、夢屋のワンコインランチをご用意いたします。

           
場所:古民家のカフェ夢屋

持ち物・服装:汚れてもいい、作業しやすい服装と、
       濡れてもいい靴(長靴、ゴムサンダルもおすすめです)
       手にあったゴム手袋(炊事用)
       筆記用具

料金:講習料2500円
   染め下地(シルクスカーフなど)1000円~

講師:野島 千尋

染め場が狭いので、定員6名とします。
定員に達し次第締め切りますので、お早めにお申し込みください。