夢屋だより

那須高原・古民家のカフェ夢屋より、カフェの新着情報・染め織りの記録、その他つれづれ日記などをupします。

球技大会にカーリングを。

2007年05月31日 | ゆるゆる日記

泥縄です。ええ。

サマコンは6月2日、つまり明後日なんですよ。

「イッツ・ザ・ハード・ノックライフ」での孤児たちのダンス。本日20時ごろ完成しました。

どうなんだこれ。大丈夫かこれ。

リハーサルは明日なんですよ。しかも何故か明日は校内球技大会があるんですよ。

いや、球技大会は悪くない。すごく楽しみです。雀は卓球やります。

しかし、一年は他にも364日あるのに何でまた明日よ。

結構な確率で他の日になれるだろうに。何故よりによって明日。

あ、そう言えば、アニーの曲に「Tomorrow」というのがありました。何かの縁かな。(違うだろ。)

まあ、ここまで来てしまったらしょうがないです。楽しく精一杯やれるよう、ギリギリまで頑張ります。


焼き雀

2007年05月30日 | ゆるゆる日記

忙しいです。本当に。

サマコンの時期がやってきました。(サマコンとはサマーコンサートの略です、あしからず。)

雀は、音楽部に所属しています。音楽部とはいっても、ほとんど合唱です。部員は10名と少ないですが、だからこそすごく面白いし、得るものも大きいです。

今度のサマコンで音楽部は、ミュージカル『アニー』をやります。

そう、ミュージカル。もう、雀はかなり燃えてます。真剣です。

高校に入って演劇部がないことに気づいたときから、もう大学に行くまで演劇は出来ないだろうと思っていたので、ものすごい嬉しいです。

しかし、短いバージョンに脚本を書き、楽譜を買って歌詞を日本語にしてからだったので、実質練習時間は3週間。ようやく振り付けが出来たのがここ1週間。間に合うのかこれ・・・。

でも、練習のたびに「ここはもっとこうしたほうがいいんじゃないか。」とか「こういう表現をしよう。」とか色々な考えが出て、だんだん良くなっていくのが如実に見えて、本当に楽しいです。また、脚本も、演出も、衣装も、振り付けも、役者も、全部自分たちでやれるので、すごく良い経験になります。泊まり込みでやりたいくらいですよ。

あまりの忙しさに、文が短くなってしまいました。終わったらちゃんと書きますのでお許しください。

本番まであと2日!がんばるぞ~。


ローストポークになっちゃうから。

2007年05月26日 | 舞台・映画話

金曜ロードショーで『紅の豚』を観ました。

いや~懐かしい。最後に観たのは小学生のときだった気がします。

今、久しぶりに観ると、全然違う風に受け取れました。

小さい頃には気づかなかった深いところが見えたり、当時と違う感じ方をしたり、すごく新鮮でした。

子供のときも、大人になってからも、それぞれに楽しめるというのはすごいことだと思います。

『ラピュタ』とか『風の谷のナウシカ』とかに比べてスケールが小さかったし、あのころはすごく好きという作品ではなかったのですが、今回観て一変しました。

なんか・・・すごくいい。マイベストジブリかもしれません。

画も綺麗だし、ほのぼの感がなんとも言えないですね。

キャラクターも生き生きとしていて。それにあのラスト・・・素晴らしいですね。

これ!といった強いメッセージがあるわけではなく、見ている人に「さあさあ、考えて!」って言っている感じがしないんです。ただ面白い。

真っ白な落書き帳のように、見る人が自分の中で自由に線を書き、色をつけられる。そんな感じがします。

だからこそ老若男女問わず愛されるのでしょう。

豚っていう設定もすごいですよね。

豚がいる画というのは絶対に自然ではないけれど、小さい頃はまったく意識してなかったです。

今観ても、「そっか、豚になっちゃったのね。」って違和感がない。それ以上に、愛すべきキャラクターとして生きている。

雀は『山月記』に似てるなと思いました。読んでもらえば分かるのですが、ある男が虎になっちゃう話なんです。

はい、よく分かりませんね。百聞は一読にしかず、読んでみてください。

さて、雀さんはもともと、ジブリ作品が大好きですよ。

とくに『もののけ姫』にどっぷりとハマりましたね。

それはもう、ビデオがすり切れて見れなくなるまで見続けました。

台詞も一字一句言えるくらいで、当時ではめったに日常会話に出てこない「オタク」という称号をつけられたほどです。

それでも今観たらきっと、今まで観たことない『もののけ姫』があるのでしょう。

うーん・・・ジブリすごい!

でも、最近のジブリ作品はちょっと違うかなと思います。

確かに映像はすごく綺麗で、ストーリーは奥が深くて、壮大で・・・でも、『千と千尋の神隠し』や『ハウルの動く城』や『ゲド戦記』の数時間より、『ナウシカ』や『紅の豚』や『平成狸合戦』の数時間のほうが楽しいです。

何かこう・・・辻褄が合わないというか、しっくりこない感じがします。

ずっと観てきて大好きだったものが、だんだん変わってきてしまう。なんだか寂しいですね。


なんとか還元水

2007年05月24日 | ゆるゆる日記

いやいやいや、こんなに良い天気の日に、教室に詰まってテストを受けることの、なんと辛いことか。

大気には生命の息吹が満ちあふれ、緑したたり、ぬけるような五月晴れに春を・・・いや、感じません。夏です。暑いです。

宇都宮の方は30度近くまで上がったとか・・・。こんなに早く気温が上がったのは前代未聞です。これも温暖化のせいですかね。気候が異常です。

雀にはよく分かりませんが、摩周湖で環境サミットを開くと阿倍さんがおっしゃっています。すばらしいですね。そろそろ本気で考えないと地球壊れます。

議事堂にこもって、領収書について言い合って、ブッシュさんと仲良くして、憲法を変えようと必死になって。そんなに忙しくしていたら分からないでしょうが、山にいる雀にはよく分かるんです。

雀の小さかったとき、那須の冬は厳しかったです。

埋もれるほど雪が降りました。夢屋までは除雪車が来ないので、雪かきが日課です。吹雪くと稀に家に帰れない時もありました。

しかし、今では5~10センチ程しか積もりません。

暖かくて住みやすいじゃ~んなんて言っている場合じゃないです。

最近はエコだなんだと、環境に対する意識が広まってきて嬉しい限りですが、京都議定書で決められたCO2の課題削減量を日本はクリアしていないそうです。というか、増しているそうです。

本当になんとかしなくては。

そこで雀は、自分で出来ることを始めることにました。

マイボトル」。これはいいですよ。毎日の飲み物代も削減できるし、ゴミも減らせます。

電気をこまめに消す」。基本ですが、すごく大切だと思います。

マイバック」。ビニール袋が有料化されるそうなので、必須アイテムです。母は築地の仕入れかごを愛用。

スイッチたこ足配線」。これは結構いいですよ。使ってないコードはスイッチを切るだけでいいので、まめにやれます。

NHKの環境番組を観る」。環境に対する意識と責任を、常に持ちましょう。

等々、誰でもすぐに始められるので、今日からやりましょう。

しかしながら、お隣の中国さん。地球が危ないこのご時世に、大量のCO2を吐き出し、光化学スモッグを発生させ、急成長しております。

「日本はすぐそうやって大げさに言う。」と中国人のおじさんが、笑ってインタビューに応えていました。

いやいやいや。なんで日本はいいのに俺らはダメなんだ!と思うのも分かります。確かに、日本もそうやって急成長を遂げました。でも、その分しっぺ返しも受けました。水俣病や五日市ぜんそく、イタイイタイ病など今も苦しむ人が沢山います。

中国国内でもきっと、いろいろな公害が出てくると思います。もし、おじさんの子供が公害に苦しむようなことがあったら、それを大げさと言えますか。

雀はモンゴルに友達がいます。そのモンゴルにも危機が迫っています。

内モンゴルでは、カシミヤゴートの大量生産のために、砂漠化が進んでいます。雀も行って見て分かったのですが、モンゴルの草原は地表に草が薄くしがみついているだけなので、掘り返してしまうと二度と生えてこないのです。

大量のヤギたちはエサを求め、根まで食べてしまいました。こうして不毛の大地は広がってゆきます。

その友達の家も遊牧民です。草原がなくなったら、彼らは生きてゆけません。

そして、そのカシミヤの服を安く買っているのは、我々日本人なのです。

阿倍さんは、美しい洞爺湖こそ、環境について考え、うつくしい日本を世界に発信していくのにぴったりだ、とおっしゃっています。

しかし本当の問題は、自然の美しい場所にはころがっていないのです。もっとも悲惨なところにこそ、考えなければならないことがあるのです。

現実を直視して、真剣に話し合ってもらいたいなと、雀は思います。


手持ちブタさん

2007年05月21日 | 舞台・映画話

わらび座のミュージカル「義経」を観てきました。

中間テスト直前に何をやってるんだあんたは。

非常に耳が痛いですが、いいんです。不可抗力です。

わらび座ですが、知る人ぞ知る秋田の劇団です。大きいです。全国公演してます。

雀はわらび座と、縁があるんです。これまた不思議な巡り合わせでして・・・話せば長くなるんですが、話します。

あれは中2の頃でした。当時雀は、こう・・・ぽやぽやしてまして。

はい、わけ分かりませんね。何か、フワフワしていて・・・要するに手持ちぶさただったんですね。

そんな時、知り合いの方から、今度秋田の劇団が公演に来るから、実行委員をやってみないか、とお誘いいただきました。

即答です。ええ。

ほとんどが、チケットを売ったり、ポスターを貼ったり、ビラを配ったり、地味な仕事でしたが、すごく楽しかったです。

舞台というと脚本家がいて、監督がいて、演出家がいて、俳優がいて、と華やかな表舞台しか見えません。でも、こういう仕事をする人も、目立たないけど大切で、いろんな人達が集まってやっと舞台ができるんだ、と気づくことができました。

当日、なんと舞台の準備を手伝わせていただきました。

お~!あのセットの裏はこうなっているのか。

のわっ!俳優さんが歩いてる~!(いや、歩きますよ誰だって)

と、雀感激。でもちゃんと働きましたよ。

長い間頑張ってきた後で観る舞台は、感動もひとしお。劇団の人達の気持ちに少しだけ近づけた感じがしました。

その後も、そのころの繋がりで、ワークショップに参加させてもらったり、チケットをまわしてもらったり、不思議とそこから色々な方向に関わってきて、何か切っても切れないような縁ができました。雀にとって一番身近な劇団です。

そんなわけで、今回も中間直前でありながら、チケットを買ってしまったのです。

「義経」・・・いや~良かったですね。音楽がすごく綺麗でした。義経を演じた役者さん、実は雀が委員をした「男鹿の於仁丸」で主演していた方なんです。思い入れが強いっていうのもありますが、声がいいし、表現力がすごい人だと思います。

あと、藤原泰衡やってた人、すごい引きつけられる感じがしました。

ストーリーは、やはり大河的なので、(絶対に必要なんだけれど)背景などの説明が多かった感じがしました。スケールはそんなに大きくなくても、雀は「男鹿の~」のほうが好きです。「男鹿の~」は秋田の民話を元にしていて、素朴で、でもしっかり伝わってきて、・・・とにかくすごく良かったです。

地方の劇団は、都会の劇団にはないものを持っているので、流されないで、ずっとわらび座でいてほしいな、と雀は思いました。