1月11日は、いつもの糸紡ぎの会でしたが、原毛を草木染めしたいとのご要望で、日本茜でウールを染めるワークショップを同時に開催しました。草木染めは、染料を煮出したり媒染などの時間も結構かかりますが、その待ち時間に糸紡ぎをしようというプランです。
ウールは媒染・染色と2回火にかける工程があり、それぞれ80℃まで温度を上げたあと、30℃くらいまで冷まさないと洗いの工程に移れません。そのため、11日は媒染工程と染料の煮出しを行い、12日に染め工程を行いました。
日本茜は、那須地方ではよく見かける野草ですが、染料となるのは根だけで、染色に使えるほど集めるのは大変なことです。今回は、ワークショップに参加された方のおひとりが集められたものを、ありがたく使わせていただきました。
日本茜の根は一晩水につけてよく洗い、ゴミなどを取り除いて細かく刻みます。
酢酸を加えてpH4くらいに調整した水で煮出します。
原毛は洗濯ネットに入れ、毛糸はそのままカセにして染めに入ります。
きれいなピンク色に染まりました。
空き時間にしていた糸紡ぎの作業。
雪景色の中に暖かいあかね色が映える冬の一日でした。
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