草木で染めるもののなかには、アルカリ性の水で煮出したほうが良い色が得られるものがあります。
樹木や果皮など、タンニン類が多く含まれるものがこのグループで、サクラも古くから木灰を用いて染められてきました。
今回は河津桜で、花が咲く前に伐られた枝を、ご厚意で使わせていただきました。
枝を細かくちぎって煮出しているところです。アルカリ材としては、ソーダ灰を使いました。
きれいな赤みの色が出ています。
染めるときは、酢酸で中和してから布を入れます。
媒染剤によって、染め上がりにいろいろなバリエーションができます。
左から、チタン、アルミ、無媒染、錫、銅、鉄媒染。
参加された皆さん。お好みの桜色に染め上がってニッコリ!
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