映画『UDON』のDVDを借りてきて観ました。
うどんが食べたくなりました。
舞台は香川県、NYで世界一のコメディアンになるという夢に破れ帰国した男が、地元香川で素朴な「讃岐うどん」の魅力にとりつかれ、暖かな人々と温かなうどんとに育てられて、しだいに変わっていくという話です。
う~ん・・・おもしろい!宣伝で見たときは、「いやいや、UDONってそれ・・・うどんだべ?うどん。いやいやいや・・・」と思っていました。
うどんゴメンなさい!うどんいいですね!ちょっとうどんをナメていました。
「うどんって・・・ファミレスで半分ふやけて出てくるやつでしょ~?牛丼と意味不明なセットになってる陰薄い感じの・・・。」
違うんです。奥が深いんです。
香川のうどん屋の多くは製麺所が本業です。なのでどこにも看板がなかったり、むしろここは店なのか?っていう建物だったりするけど、どんぶりと箸を持って入っていくと、一杯100円ほどでいただけます。打ちたての麺をさっとゆで、つゆをかけただけのシンプルなものですが、どこの製麺所も味が違うんです。オプションで卵やらゲソやらがあるところもありますが、どれも激安です。「ネギ?裏の畑にあっから~。」ってセルフサービスなところもあります。
この素朴さはなんなのでしょうか。きっともともと「副業」だからなんでしょうね。おいしいって言う人がいるから「じゃあ食うかい。」って出し始め、だから原価ギリギリですごく安くて、なにより美味しいのでしょう。「買ってくれぇ~!」という押しじゃなく、「あ、食う?まあええよ。箸もってきな。」という姿勢がすごくいいです。
あ~~~~悔やまれる。この前九州まで行ったのに・・・四国上空を通過したのに・・・。いつか絶対行きます。
うどんの話ばっかりしてしまいましたが、映画もこしがあり、あったか~い人情あり、ピリッと笑いの薬味ありと、とても後味がいいのでぜひ観てください。
そうそう、いつかお話したNACSのリーダー森崎さんもこの映画に出演されております。彼自身うどんが大好きで、よく香川のうどん屋を食べ歩くそうです。あと、大泉洋さんも、ちょ~~~っと出演されています。顔がデカイ方と頭モジャモジャの方です。探してみてください。
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