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旅するくも

『旅が旅であることを終わらせる為の記録』

『田中優×小林武史 対談』

2011-03-21 21:32:23 | 素晴らしき日々
ラジオやテレビなどで日本が早く元どおりになるように願う声がたくさんある。
でも、本当に元どおりになられても困る。
被災された方たちが元の生活になることは僕も願う者であるけれど、
原発や社会に全くそのまま戻られたら困るわけ。

だって、ここで変わんなきゃいつ変わんのさ。

田中優さんがそんなことをテーマに小林武史さんと対談している。
どう変化すべきなのかという経済や社会の上に立った人の提案する一例。

『田中優×小林武史 対談』→ http://www.eco-reso.jp/feature/cat1593/20110318_4983.php

優さんの顔がとても疲れている。
いつ寝てるのか不思議な人だけれど、特に今はほとんど寝てないんじゃないかな。

地球の上で

2011-03-21 15:01:29 | 素晴らしき日々
成田から池袋について驚いたのは居酒屋の客引きが普通に行われていたことだった。
僕の東京に住む友人達は東京から関西などに非難していった友人が多数いる。
逆に自分の場所はここだからと、残る人も少ないが何人かいる。

謝りながら東京を離れていった友人もいたようだ。
「どこにいるかではなく、誰といるかだ」と、言う友人もいる。
どちらが正しいとか、どちらが間違っているといいたい訳じゃなくて、なんとなく東京にいる
という友人がいないことが僕は嬉しく思った。
問題があるとしたら、なんとなく地球の上に立っていることが、きっと一番の問題なんだろうな。

今日は東京は雨。
予想されていたように『都内における大気浮遊塵中の核反応生成物の測定結果』の数値がかなり上昇している。
東京に住む方はできるだけ、外出を控えた方が良いと思う。

『都内における大気浮遊塵中の核反応生成物の測定結果』
http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/whats-new/measurement.html

Tsunami

2011-03-12 17:57:09 | 素晴らしき日々
アメリカの番組を経由してNHKの映像をみた。
日本は凄いことになっちまった。

北山耕平さんがこうなることを予測していたかのようなことを
何年も前から言っていたが、その通りになっちまった。

これで目をさます人たちがどれぐらいいるんだろうか。

指をさすこと

2011-01-09 22:58:16 | 素晴らしき日々
人が集まって酒を飲む席に、だいたい1年ぶりに参加してみた。
まったく会話に入れず、興味がなくて入らず。
「地球に生きる普通の人」について学ぶというのは実に肩身が狭い思いをするのだと改めて実感した。

ある若い年下の男の子と話をした。
男の子は『そんな話、いままで聞いたこともないです。』と僕に言った。
こんなにたくさんの人がいるにもかかわらず、誰もこの国の下に埋まっているものについて
少しも話ができないのは、あまりにも寂しい。

地球に触れる前に日本という国にぶつかるこの場所で、
国の下に埋まっている事について話ができる人が一人でも増えることを僕は願います。
だから、これからも指をさすことだけはし続けたいと思う。

あけましておめでとう!

2011-01-06 21:31:28 | 素晴らしき日々
年末年始は奈良の天川神社、高野山、那智大社、那智の滝、熊野古道、速玉神社、伊勢神宮など和歌山4泊5日の観光をしてきた。

気の合う仲間と一緒だったので、どこに行こうが関係なく盛り上がっていて充実していた。
神社で手をパンパンとして何かを願っている姿や、お神酒という名のドラッグを飲んでいる人たちを観察して
久しぶりに自分の中に言葉が溢れてきた。
そんなこともあって、書けなかった最南端最終号を書き始めたいと思う。

今回の観光で嬉しかったことは、海辺にある温泉と、川の底から温泉が沸いている人工的に掘られていない無料の温泉に入れた事だ。


今年は最南端最終号をはじめ、今月末から久しぶりにアジアを2ヶ月旅をして、カンタ・ティモールの上映、音楽フェスの企画、
森の間伐、それに家でカフェをやろうと思っている。
普通に暮らしていたらつまらない場所だけに自分が面白いことをして楽しくするしかなんだな。

今年も楽しんでいくことにするか。

不自由すること

2010-12-28 16:50:28 | 素晴らしき日々
最近の100円ライターにはチャイルドロックというものが付いている。
子供が火をつけないようにということを考えたんだろうが、火事を無くすためには
火を子供から遠ざけるのではなくて、ちゃんと火の扱い方を教えてあげて火に近づけるべきだと思うな。
このまま着火剤なしで焚き火もできない、大人になれない子供になってしまう。

何不自由のないという不自由な世界に押し込まれた子供は歳をとっても大人になんかなれやしない。
不自由であることだって自由なんだ。

まさしくチャイルドロック。

四角の外で働く

2010-12-23 19:39:09 | 素晴らしき日々
庭師の兄貴を手伝い2ヶ月ほどたった。
いまだに給料が出ていないが、庭の手入れをする仕事は僕にはとても仕事な気がする。
四角い箱の中で仕事をするよりも丸い地球の上で仕事する方が僕には何百倍も嬉しいことだ。

おまけに仕事をしていると 白菜、レモン、ハム、みかん、クッキー、野菜ジュース1リットル、
カップラーメン、キウイを昨日と今日だけで、お客さんから頂いた。
実に素晴らしい仕事だ。

庭の構造で面白いのが、生垣という家の囲いは、ほとんどの場合は木を四角く刈り、中の庭の木は丸く刈るのだ。
四角という檻の中に丸いものをつくる。
何だか日本列島に日本という四角い国が出来上がっていった歴史と、神社の構造に似ているな。

四角の中の丸。
檻の中の自由ということか。

皆既月食

2010-12-20 23:52:55 | 素晴らしき日々
明日は皆既月食。

この前、沖縄地方で皆既日食のとき何万もするツアーが組まれ、みんな喜んで行ったわけ。
んで、砂浜には使用後の注射器がゴロゴロと転がっていたわけだ。

そんな場所に13人のグランドマザーが行くツアーが、またチケットだけで何万円もかかるものが組まれ、
奄美は大洪水というかたちで浄化され、結局13人のグランドマザーは行くことすらできなかったわけだ。

日本列島に生まれた日本人とされるわれわれは、いつから地球をお金に変えるようになったのか。

運がいい事に明日の皆既日食の夕方、天気予報では雨だ。
大切なことを忘れたわれわれにとって、実にいいことだな。

ココペリが浮かんだ空

2010-12-08 19:22:03 | 素晴らしき日々
忙しくてせっかく上達してきたディジュリドゥを練習する暇がない。

僕には植木屋をやっている兄貴がいるのだが、この兄貴が不景気に独立した。
仕事が早くて丁寧で安いので仕事は順調なようだ。
この前のトークの後に『平川君の弟なんだって!』と言われたり、
しゃべり方や声、雰囲気が似ているらしい。
時々、目撃情報も入ってくる。

12月は正月前に庭をキレイにしたいという家が多くて植木屋は忙しい。
そんな訳で毎日楽しくフラフラしてる僕が手伝いに行くわけだ。

今日も朝から仕事に出かけた。
兄貴はいつも長々と時間をかけて説明してくれるのだけれど、
説明が長すぎて何を言っているのかさっぱりわからん。

僕が思うに、職人というのは腕が上がれば上がるほど頭が馬鹿になるのか、
説明が下手な気がする。
話が長ければ長いほど説明した気になっているんだ。きっと。

兄貴が何を言ってるのかわからんし、
不機嫌な彼女は100%八つ当たりしてくるし、
『世の中どうなってんのかなぁ』と、
昼休み横になって空に浮かぶ雲を眺めていた。

すると、雲が形が変化して何か見覚えがあるかたちに。

『んん?ココペリ?!』

空にココペリが浮かんでいる!

アメリカ先住民のロックアートなどに出てくる精霊だ。

写真の1

ご覧の通り縦長の笛を吹いている。
きっと、ココペリは言っている。

『ディジュリドゥを吹け!』

木になる

2010-11-24 18:39:50 | 素晴らしき日々
以前、このブログに書いたように起きてから近所の木を抱きしめに行くことが、
日課になってきた。

そして、今日の朝に面白いことが起きた。

キーンと冷えた朝、玄関を開けると、毎日のように見れていた朝日が今朝は雲で見えず少しがっかりした。
そして、いつもどうり木に向かう。
仕事に行く途中なので、のんびりしている暇はない。
ので、ゆるやかな坂を小走りで登る。

木に触れて呼吸を整えてしばらくして木と自分のハートが同じリズムになったことを確認して
「ミタクエオヤシン」とボソッと言い、また小走りで坂を下りる。

今日はそこからがいつもと違った。
森のほうからイタチなのか、イノシシなのか動物の声がする。
しかも、それは鳴き声ではなくて、あきらかに歌声だった。

立ち止まって、ふと考えた。

北アメリカの先住民は自分が食べた食べたものになっていくと信じたという話があるけれど、
木に触れるということは一時のことなのかもしれないが自分が木になるということか。
だから木に触ると気持ちいいんだ!
と、凄く納得した。

起きたことが当たり前のことのように感じて、歌声の主を探すこともなく、
木って絶対毎日楽しいじゃん!と思いながら、また小走りで坂を下った。