旅するくも

『旅が旅であることを終わらせる為の記録』

お疲れさまツアーへ

2009-06-06 19:38:12 | 7 Generations walk.
滋賀、京都、名古屋、浜松、富士宮、朝霧、山梨を5日間をかけて
7Generations walkでお世話になった人へのお礼参りに行ってきた。
来年のウォークの事やウォークで作るフリーペーパーの事や久しぶりに会うなつかしい顔となつかしい場所。
ウォークを離れて時間がたってから冷静に振り返ってみて、みんなが何を感じているのかが気になっていたけど、みんなの話を聞いてみると共通点がある。
「歩く事で蘇るものがある。」とか「本来の自分に近づけた。」という話が多い。

もちろん、それを感じてもらう事はちゃんと主催者の山田さんの頭の中には
最初からあったのだと思う。

ウォークをすることで、もう一つ大きなことは繋がりが出来るということ。
朝、昼、晩と一緒にいれば嫌でもお互いの距離は近づき仲良くなる。

色んな人と出会えたけど、その中でも今回のお疲れさまツアーで久しぶりに会った
僕にとって頼りになる兄貴が虔十の会で土鍋カフェ楽ちゃんのやっちゃん。
いつも滋賀と東京を往復している彼は静岡を毎回通るので静岡にも遊びに来てくれるとの事。

最南端の読者との交流会を今度やろうと思っているので、そこに来てもらおうと
思う。
さあ、これからが楽しみだ。

曲と場所と波長

2009-05-25 15:05:01 | 7 Generations walk.
いままで色んな場所で音楽を聴いてきた。
アンカレッジ、グランドキャニオン、カリフォルニアの原生林、バンコク、
沙漠の夜、満月。
その場所とそのタイミングと曲のリズムとは違う波長がピッタリと合うことがめったにないが時々ある。
そんな時でしか響かない曲が確かにあるのだと僕は思ってて、
家に帰ってから聞けばそこで見た景色や風景が鮮明に蘇る。

朝霧での夕方。
のんびりとすごした時のテーマ



まずはこの人!

2009-05-23 00:41:13 | 7 Generations walk.
僕なりにウォークの報告をしようと思う。
と言っても言葉で説明するより写真を見せた方がわかるだろうし、
一緒に歩いたらもっとわかると思うので、ほんの少しだけ。

この人を紹介しなきゃ始まらないので紹介します。
山田さーーーん!

この人がとても紹介しにくい人物なんだ。
お寺の住職でミュージシャンで7Generations walkの主催者・代表。

僕は山田さんとは1年前にサンフランシスコのアルカトラズ島から始まる
7000キロの旅、Longest walk2のオープニングセレモニーで初めて会った。
写真を撮ることも出来ない、けっこう緊張した空気の中、主催者デニス・バンクスの横で「やったるぞ~!」と、ウキウキした顔をしていたのが山田さんだった。

あれから1年がたって日本でも山田さん主催でウォークをやる事になって
静岡の案内人を頼まれた。
今考えてみると、なぜ僕に頼んだのかとても不思議だ。

7G walkの45日間全て参加したのは山田さんと僕とヒロシマンだけで、全て歩き通したのは山田さんだけだった。
一緒に歩いて、こんなにめちゃくちゃな人はいないんじゃないかと思うくらいに、
てきとうな人だけど、なぜか全てうまくいってしまう。
何が何でもやりぬくという、どこまで行っても崩れない姿勢が色んなものを呼び込んでいるような不思議で強い人だった。

そんな彼が「大阪から東京まで歩くぞ!」と言い出せば色んな人たちがサポートにやってくる。
たくさんの素晴らしい人たちに支えられて高尾山までゴールできたのに間違いはないけど、素晴らしいものが集まってくるのは彼だからなんだと、彼をそばで見ていて間違いないと思った。

そんな信頼できる人物。

一緒に歩いていた人にはどう聞こえるのかわからないけど、僕と山田さんの二人に
なると、ほとんど会話が無い。
仲が悪いわけじゃないんだけど、不思議なもので。

僕は行けなくなってしまったけど。

2009-05-21 00:57:25 | 7 Generations walk.
【ライブ&トーク 縄文Calling ―高尾山 森の記憶@裏高尾日影沢キャンプ場―5月23日(土)】

地球が最後の氷河期を迎えてから少しずつ暖かくなったころ、森は豊かに姿を変え始めた。
そして、森を愛し、畏れる縄文の世界が広がりはじめる。
森は、縄文人を受け入れ、恵みを与えた。
「日本」なんて存在しない遠い、遠い昔のはなし…

森は誰のものでもないから争わず、森から恵みをいただき、クリの木で家を造り、土をこねて器を作り、少し交易をし、暦を知る人々。
縄文人にとっては、獣たちもカムイ、巨木もカムイ、岩もカムイ。
再生と循環を繰り返す静かで長いものがたり。
縄文の世界は、多様化しながらさまざまな森の物語とアートを生み出し、1万年も続いた。

さてさて、わたしたちは「近代」という世界に入ってまだたった250年。
でも、もうヘトヘト…
山を切り開き、削り、穴をうがち、森はわたしたちの前から消えてゆく。
カムイは、長く深い眠りについてしまったのだろうか?
森は、まだわたしたちを受け入れてくれるだろうか?

音を奏で、踊り、祈りをささげて森に聞いてみよう。
霊山でありながら高速道路のために穴をうがたれようとしている高尾の森で。
わたしたちが、「知恵=恵みを知る」者であるならば、
森の奥から、静かな答えが響いてくるはず。

【日時】    5月23日(土)11:00~20:00 雨天決行

【場所】    裏高尾 日影沢キャンプ場

【参加費】   2000円(収益は高尾山の保全に使われます)

【タイムスケジュール】
         ●11:00~13:00 縄文ワークショップ(参加無料)
            みんなで狩猟採集!森の恵み、美味しい野草を採集してお料理♪
            縄文時代の食事は、じつは現在も田舎で食べているものとあまり変わらないらしい。
            この時期ならヨモギ、ハコベ、カラスノエンドウ、クズなど等ぶらぶらと野草観察をしながら、
            「雑草」と思っていた野草に目を向けて、その恵みをいただきつつ縄文からつらなる身の回りの自然を感じよう。
                ※高尾山では、野草の採取は禁止されています。野草を摘むのは周辺の里山や私有地になります。
            参加希望者は、11:00に日影沢林道入り口に集合
            ガイド:坂田昌子(虔十の会)

         ●14:00~20:00 ライブ&語り
            ・LIVE
              ラビラビhttp://www.rabirabi.com
              Comugi http://www.aofsoul.com/prof.html
              HIROYUKI http://wiki.livedoor.jp/plumusic/d/HIROYUKI
              大砂賀宣成 http://norishige.jp
           八丈太鼓まごめ会 http://sound.jp/8magome
              LONPEZUTA
              港敦子(アイヌユカラ)×床絵美(ウポポ) http://homepage2.nifty.com/at_port

            ・語り
             北山耕平(作家・翻訳家) http://native.way-nifty.com
             坂田昌子(虔十の会)

【日影沢キャンプ場へのアクセス】
         JR中央線・京王線高尾駅北口より「小仏」行バスに乗って約15分、「日影」バス停下車。
         バス進行方向に徒歩2分、日影沢林道入り口を左折。未舗装林道を徒歩10分で到着です。


【問い合わせ】 kenju_treedom@yahoo.co.jp
 

ウォーク終了!!

2009-05-15 02:20:21 | 7 Generations walk.
大阪から東京まで45日のウォークが高尾山のファイナルイベントで
無事に終わった。
(高尾山ファイナルイベントの様子が見れます→http://7gwalk.org/)
今は東京の平井のお寺で最後の片づけをしている。

ウォークが終わって45日間ずっと一緒に過ごしたウォーク仲間が続々と家に帰るのを見送るのは辛い。
毎日一緒に過ごしていると「このやろう!」と思う事も多々あるけど、
終わってみると不思議と何でも許せるもんだ。

このウォークで出会って繋がることのできた人たちに本当に感謝したい。
いや~楽しかった。
ありがとう!

さて、まだ片づけが残っているので、もう少し東京に残る。
月曜には静岡に帰れたら良いなー。
静岡に帰ってからウォークの報告をブログでしたいと思う。

All My Relations

RE:RE:REDISCOVER.

2009-03-26 00:02:11 | 7 Generations walk.
いままで、色んな場所へバックパックを背負って旅をしてきたけれど、
バックパッカーというのは、どういう人を指して使う言葉なのか僕は知らない。
貧乏人の安宿めぐりではないというのは間違いないと思う。

旅をしてきて感じるのはバックパックという限られた物の中に、
自分の必要最低限で旅をする。
逆に言えば自分に本当に必要なものが何なのかを知る作業だともいえる。
これはとても大切な作業だと僕は思う。

この国は何かにさせようとか、何かになろうとする。
いつだったか七夕の短冊に子供の字で「医者になりたい」と書いてあったのを
見て気持ち悪かった。
何かにさせるというのは本来の人の上から覆いを被せて本来の形を覆い隠すことだ。
何枚も何枚も上から被せられたら重みに耐えられなくなるのは当然。

僕が勝手に考えるバックパッカーというのは被せるのとは逆で剥ぎ取る作業だ。
自分の上から被さっている物を全て剥ぎ取ろうとして、裸になろうとする。
そういう作業をする必要がこの国の全ての人に必要だと僕は思う。

英語でDiscoverは「発見する」という意味だ。
Disは剥ぎ取る。
Coverは覆い。
覆いを剥ぎ取った先に「発見」があるんだとアーサーホーランドという
牧師が言っていた。
最南端のブータンのところが少しめくってあるのはそういう理由なんだけど。

何かになろう!と、するよりも、いま自分に被さっている物を
全て剥ぎ取る事の方がよっぽど大切ではないだろうか。
そして剥ぎ取った先に自分がいったい何者なのかを発見してほしい。

まだ明日から行く7GenerationsWalkの準備を何もしていないので
こんな事を考えながらバックパックに荷物を詰めていこうと思う。
それに、去年アメリカを横断するLONGESTWALK2で会ったアメリカの仲間も
応援しているし、死んでいったマカの為にも僕は必ず歩ききらなきゃ
ならないんです。

Longest Walk 2 - Official preview

思い出の駄菓子屋

2009-03-21 03:04:18 | 7 Generations walk.
大阪から東京まで歩く7Generations walkが3月27日から始まる。
静岡をオーガナイズしていている僕は報告・連絡・相談・下見を重視するので
準備にとても時間がかかる。
今日も7時から11時半までスタッフと「絶対失敗はできんぞ!」
と打ち合わせをした。
ちなみに明日も打ち合わせをする。

静岡は不思議なんだけど、よく映画のロケ地に使われる。
だから、できるだけ歩く人達に楽しんでもらおうと歩くコースに
映画のロケ地を入れたりしている。

この間は清水方面へ下見に行った。
清水といえば、さくらももこの「ちびまる子」だ!
その、ちびまる子に出てくる「ミツヤ」は実際にある店だと聞いていたので
歩くコースに入れたいなと思っていた。

車で迷いながら行ってみたが見つからない。
人に訪ねると「もぉ、やめちゃったよ・・・。」
せめて跡地だけでも!と思ったが行ってみると店は無くなり駐車場に
なっていた・・・。↑上の写真

駄菓子屋というのは誰でも子供時代の思い出があるもんだ。
それが無くなっていくのは、悲しいものですな。

僕の思い出の駄菓子屋はまだ頑張ってやっておりました。
おもちゃのバンビ Forever!!!



最南端 in バカ環

2009-03-02 22:59:55 | 7 Generations walk.
7Generations walkは北アリゾナのホピ族と交流のあるLand and Life とも
交流があるみたいだ。
そして高尾山のトンネル工事に反対する虔十の会とも強く繋がっている。
虔十の会が反対の活動でウォークを企画していると最勝寺の山田さんが
同じタイミングでウォークを企画している事がわかり、一緒にやる?
って事になったらしい。
だから7Generations walkのゴールは高尾山なんだ。

その虔十の会の坂田さんという女性の代表の方と、このあいだ話をした。
この国が変わるためには女性が立ち上がる事が絶対に必要だと僕は思っている。
坂田さんと話をして女性の強さを再認識した。

東京からの帰りの車内で去年の11月に
「伝えたい! 地球からのメッセージ~高尾ラブメッセンジャー キャンペーン」
というメールを千葉の日本山妙法寺の方から頂いていた事を思い出した。
敵を作り出さず、楽しく反対する方たちの活動の仕方に僕は新しい活動のスタイルを見た気がした。
それが影響して最南端の文章のスタイルを大きく変更する事になった。
(だから1ヶ月も完成が遅れたんだけど・・・。)
そのときは、トンネル工事反対の人たちとしか認識していなかったのだけれど
考えてみればトンネル工事の反対していたのは坂田さんだったんだな。

僕は知らぬ間に坂田さんの影響を受けていた。

そんな坂田さんたち虔十の会が主催するイベント「バカ環」が3月15日
上野水上音楽堂である。
まだ、最南端は印刷も終えていない段階なのに、また別の不思議な繋がりから
ブースに置いてもらう事になった。

面白いでしょ?
まずは、何でもやってみるって事だと改めて思う。

逆行する町

2009-01-30 01:15:10 | 7 Generations walk.
4月12日に7Generations walkのイベントを吉田公園でやろうと思っている。
その日は一年で一番大きなチューリップ祭りが公園であって色んな店が出店するようなので一緒に出店させて頂いてウォークのグッズやキャンドルを売ろうと思っている。
その時に自分たちの歩く趣旨など話をしたり交流会ができたらなと思っている。
浜岡原発が近いので、その延長線で浜岡原発について知ろう!
ってものも企画している。
その場で反対も賛成もするつもりなんて少なくとも僕らには全く無い。

今日、吉田公園に着いて出店の書類と交流会の場所と時間を記入する書類を
提出しに行くと、以前に会った方とは違う方が出てきて上に書いたことを
説明すると
「それは集会だね。」
「原発反対のデモをするんだね。」と僕の言っていることが伝わらない。

管理者が法律などを色々と調べだしてわかったのは、どうやら集会などは書類を提出すれば問題が無いらしい。
でも、その書類を出すと議会?のようなものを開かなくてはいけないようで公園側は、めんどくさいようだし、その議会の人がみんな浜岡原発肯定派らしくて
公園側は困るようだった。

僕が書類を出したいと言うと「集会もデモも法律では禁止されていないし、禁止することはできないけど・・・けど・・・」
次の一言に僕は驚いた。
「迷惑だ。」

時代を逆行する田舎の町とはこういうものなんだ。
その言葉に特に怒ることもないんだけど。
これから先、世界が少しでも良くなっていくことを願っている若い人が
この公園にもっと行くようになると思う。
それに対して「迷惑だ。」という言葉は相手の純粋な思いを殺してしまうと
思いませんか?
名刺にアドレスが書いてあるのでブログを見ていたらぜひとも考えて頂きたい。

今日は自分の地元がどういう場所なのかが(想像はしてたけど)本当に勉強に
なった。
入り口のクスノキはパワフルだから見たほうがいいぞ!
事務所の方お茶と甘いコーヒーご馳走様でした!
近所なんですし、仲良くしましょーよ!