旅するくも

『旅が旅であることを終わらせる為の記録』

静岡チェルノブイリ・ハート上映

2011-11-03 10:38:44 | 静岡
ずっと観たかった映画だけど、仕事の関係で大雨が降らないと
行けないので雨が降るように祈ることにする。

子供を守りたいと思う方は是非行って欲しい。

11月6日(日)ドキュメンタリー映画『チェルノブイリ・ハート』
アフタートーク
『講師:河野益近氏』(京都大学大学院工学研究科原子核工学・静岡放射能汚染測定室アドバイザー)
チェルノブイリの現地調査も行い、被害状況にも詳しい河野益近さんに、
『いま、私達に出来る事』と題して、午前と午後の2回、お話ししていただきます。
主催:プラムフィールド・静岡放射能汚染測定室
静岡サールナートホール1F(Tel:0542500283)
アクセスはホームページに有ります。

午前の部上映会(61分)10:30~11:35
アフタートーク(60)11:45~12:45
午後の部上映会14:00~15:05
アフタートーク15:15~16:15

各回30分前開場
全席自由 特別鑑賞券1000円
この券は、静岡シネ・ギャラリーで上映される『あしたが消える』
ホームページ有り10/29(土)~ 11/11(金)『チェルノブイリ・ハート』
11/12(土)~11/25(金)で使用できる共通券となっています。

サールナートホール
http://www.sarnath-hall.jp/

森と草原の地球教室

2011-11-03 00:40:12 | イベント
デニスの来日公演に同行して3日目。
合流した初日にデニスのドキュメンタリー映画を観ることができた。
3年前の僕が数秒写っていたり懐かしい仲間達もいた。
イベント後、名古屋から大阪への移動の時に僕が車の運転をしたの
だけれど、目の前で無理やり車線変更する車に
「馬鹿やろう!伝説のインディアンが助手席で寝てんだぞ!」と叫びそうになる。
あんなに緊張して運転することは二度と無いだろうな。

昨日、今日は特にイベントもなくデニスとは別行動で久しぶりの京都を満喫している
状態だ。
今日は「森と草原の地球教室」という文化交流フォーラムが京都駅前であり、7Gの
代表の山田さんと二人で行ってみた。
会場には「カンタ・ティモール」という東ティモールの独立をえがいた映画監督の
なっちゃんもイベントに関わっていた。

いくつかのトークセッションがあり、その中でも愛知県立大学の准教授の亀井さんが
カメルーンのピグミーを訪れた話が興味深かった。
ヨーロッパ圏から「ピグミー」と小人の意味で呼ばれる狩猟採集民がいる。
もちろんピグミーというのは他称であり総称であるのだけれど、亀井さんが訪れたのは
ピグミーと呼ばれるカメルーンのBaka族で、子供達の遊びの中に狩猟採集の技術が
溶け込んでいたり、どんな家で何を食べているのかなどの話が面白かった。

「エデンの彼方」という本では狩猟採集民と農耕民族の移動の範囲を長い時間で比べると
実は狩猟採集民の方が狭かったのではないかという話があるのだけれど、カメルーンの
Baka族も木の生長に合わせて15年くらいのサイクルで同じ場所に村を造るそうだった。

Baka族の話の中で特に面白かったのは、平等の分配が子供たちまでいきわたっているという
ことだった。
亀井さんが訪れたとき蜘蛛を捕まえてきた子供が蜘蛛をを3人に分配してくれたそうだ。
蜘蛛を食べる習慣はないけれど、蜘蛛を食べるような仕草をするだけの遊びらしい。

アメリカ先住民と比較して気になることがあったので、イベントが終わったあとに
亀井さんにお話を聞いた。
「Baka族では何か決め事をするとき、全員一致で決めるのですか?」という僕の質問に
亀井さんは「いや、決められた時期に収穫をするような農耕民とは違って、決め事や
村の移動も、ほとんど何となく決まってく。決まったかどうかもよくわからないまま
決まってる。」という話もまた面白かった。
「村は王がいるわけでもなく、みんな平等だった。ただ、子供達と狩りに出るときは
年上が年下に教えるようになっていた。ただ、僕はその年下の子供よりも扱いはさらに
下だったけどね。笑」

イベントでは環境学や民族学などを教えている大学の教授などの話もあったのだけれど、
僕には自由で平等と平和の中にいる人たちに必要の無い文字を覚えさせようとか、
学校に行かせようとする発想が理解できないので、そういう理解できないことを言う
人たちの意見を聞くという意味ではいい勉強になった。

さて、明日は神戸でイベントだ。
今回、デニスへのインタビューが時間の関係で難しくなってきて、どうなるのかまだわからない。
さすがに沖縄の喜名さんの誘いを断って、僕のインタビューに答えるわけにはいかないか。笑
まあ、チャンスがあれば。