
佐渡に行ってきたわけですが、結局京都と一緒。
ふっつーの景色に目がいきがち。

とある時代に建てられた建物ですが、
やっぱり時間が経つと

時間の方が建物に埋め込まれている感じ。

もうたまらんですよ。

伝わりにくくてホント申し訳ないんですが、

観光地の中で普通を探す旅いかがでしょうか。

貴重な休日の時間の使い方としては、究極の贅沢と言えるかもしれません。
(私は一応仕事。つまりサボりの部類)
ということで、何を埋め込むか、何が埋め込まれるかって大事ですね。
現場は無事モイス張りが終わって造作の水回りや家具工事に入っています。
つまり、ここから何を埋め込みますかっていう段階なんですが、モイスの最大の欠点。
埋め込みにくいんです。
理由は、モイスがそのまま仕上げになっちゃうので何かを埋め込もうとするには、切り欠きが増えるので施工がめちゃめちゃ大変なんです。
だから、基本は埋め込まない設計をするのが基本。
ほとんどの家具を後付けで設計していますが、中には埋め込まないといけないのあります。

で、やっぱり先に付けてからモイスを張るのはすごく大変なので、
なんと先に切り替えてから後から付ける。
え、どうやって固定するのっていう話ですが、これが大工さんの技なんです。
また、埋め込みはしないんですが、モイスそのもので造形を作っちゃうという荒業も。

上下がつながるテレビ配線の孔なんですけど、単にモイスに穴開けただけじゃなくて、内部の配管もモイスで作るという、
もう、なんなんでしょう。
彫刻に見えてきました。

この空間に時間はこれから埋め込まれていくと思うんですけど、大工さんの想いはすでに埋め込まれています。
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