3ヶ月延期になってしまった、ライスの単独に行ってきました。
時間は空いてしまったけれど、その分ぎっしりと想いの詰まった、とても素敵な単独でした。
見に行けて本当に幸せでした。
今後この中のネタをやることもあると思いますので、感想だけになっています。
ブリッジVTRはここだけかなと思いましたので、大体の内容も書いてみました。
あまりネタバレになるようなことは書かないつもりでおりますが、どこかで見るまで待ちたいという方はご注意ください。
私のブログは本当に不親切で、レポ的なことはほとんどなく、感想ばかりです。
そのため、ご覧になった方しかわからないと思います…。ご了承ください。
・ペットショップ ともひろワンワン
最初から最後まで、戸惑いまくる田所さんの表情が素敵でした(笑)
途中からどんどん言い方を変化させていくっていうのも。
あのカッパの言い方は忘れられない(笑)
そして絶妙なタイミングの「ともひろワンワン!!」に爆笑!
・OPVTR
黒バックに白文字で、ともひろワンワンの看板や、「コモク」や、「田所仁」「関町知弘」といった文字がはらはらと降ってくる。
最後に、ともひろワンワンの看板の文字を反転させると…
浮かび上がってきた「コモク」の文字…!!
・QPON
<仕事なんだからしかたないだろ…!>
関町さんの行動一つひとつが、見てるだけでも本当にイライラしてきました(笑)
特にプリティウーマンおっかしかったなぁ(笑)
無邪気さは罪ですね。(ただ、この無邪気さも作られたものなのかもしれないけど)
このコントを見てる時は全く気付かなかったのですが、終わった後振り返ってみると、
家族を養っていかなければいけない宮本と、悠々自適に独身貴族を貫いている様子の小木は、そもそもこの時点から対照的な存在だったのかなぁ、なんて。
それにしても、田所さんの役どころが、8歳の息子を持つお父さんだなんてねぇ…。
そんな役を全く違和感なくこなしていたのがすごい。
これは、田所さんが実際に違和感ない年齢になっているということもあると思うし、そういう役を自然にできるほどの表現力があるということでもあると思う。
いずれにしろ、なんだか私が初めて見たときのライスとは違ってきてるんだなぁなんて、時の流れを感じて、なんだか感慨深くなってしまったり。
・面影なし テレビ編
すごく残念だったのですが、このコント、何にも見えなかったんです…。
今回後方の席だったので、座られてしまうと本当に何にもわからなかった。
田所さんが何を持ってるのかだけでなく、田所さんの表情も全く。
これだけはすごく残念だったな…せめて立ってやってくれればもう少しわかったかもしれないけど…。
・BOF
<ボクサーvs……>
楽しかったー!!(笑)
今回一番好きなコントでした。
二つ目から、「私この単独でこのネタ一番好きだろうなぁ」と思ってて、実際振り返ってみてやっぱりその通りになりました。
こういう、パターンは決まっててシチュエーションかえてくの大好きです。
のびのびといろんな役をこなしてしまう関町さんの独壇場。
アイテムや決め台詞がそれぞれ違うのも、ほんと細かくておかしい。
心から楽しかったです。
・VTR 関町の楽屋にいろんな物を投げ込もう!
最近の単独では、幕間で映像流していなかったので、なんかびっくり。
しかし、そこはさすがライスでした。
とびきりの茶番。気持ちいいくらいの茶番。
会議室に一人でいる関町さんのところに、田所さんが色んなものを投げ込んでいくという企画。
初めに、田所さんが魚をまるまる一匹部屋に投げ込む。
びっくりした関町さんが「わぁぁ!!」と驚いている中、田所さんは大笑いしながら会議室のドアを閉める。
そしてもう一度ドアを開けると、なんと魚がきれいに捌かれて、お刺身に盛り付けられている…!
というとびきりの茶番(笑)
VTRを使った茶番コントと解釈したほうがいいですね。
なんかこういう雰囲気久しぶりだなと思っていたら、そうか、シチサンがなくなってしまったからか…とちょっとさみしくなったりして。
・無知無知
<みんなと同じように……>
関町さんの翻弄されっぷりが、おもしろくて、それでいてかわいそうで(笑)
このネタって、先生にとっては全く悪気がないところがいいのかなぁって思っています。
親切心から始まったはずなのに、なぜこんなことに、っていうおもしろさ。
ただ、最後の怒涛の展開を見ると、これがやりたかっただけなんじゃないかって気もしてくる(笑)
・面影なし パソコン編
まさかの続きもの。だから見えないってー!
・VTR 読み方によってはエロく聞こえる俳句
タイトルの通り、普通の俳句をエロく読んでみる企画。
……楽しそうだからいいと思います(笑)
・銀行にて
<強盗だ!変態だ!>
あぁ、いいネタ!!
なんていいネタなんだろう!!
かつて、こんなにワードで持っていくネタがあっただろうか!!
すごく細かく計算されたワードボケ。
それに加えて色濃く立っているキャラ。
田所さんがこんなに自由奔放なところ、見たことない(笑)
そして、言ってしまえば、関町さんの言葉がフリになって、田所さんがボケている状況なわけですが、
フリにしてしまうのはもったいないほどの関町さんの演技力。
この人は、本当に何をやらせても似合ってしまうんだなぁ。
あぁ本当にいいネタでした。
パターンとか構成だけなら、今回の単独の中で一番賞レース向きかもしれない。
…ただ、いかんせん、題材が変態だから…。
こんないいネタなのに、おそらくできないだろうなというジレンマ(涙)
・の
<渋谷の狂犬……>
こちらもまた趣の違ったワード押し。
話を聞きながら、状況がイメージできるのがいいですね。
そしてそれをするりと裏切るところも気持ちいい。
・我が道
<通信関係の会社に勤めたんだ……>
ざっと内容書いてみます。
久しぶりに会った、田所さんと関町さん。
田所さんは、通信関係の会社に勤めたそう。
ひとしきり喋ったあと、歌おうかということになる。(ここはカラオケボックス)
でも、田所さんは「あまりカラオケ好きじゃないんだよね」と乗り気ではない。
まあいいじゃん!と関町さんが曲を入れると……。
「らいおんハート」のカラオケ映像には、田所さんの姿が……!!
もうなにこれ!!ずるい!!(笑)
あんまりにも忠実なつくりに笑いがとまらない。
そして、映像が流れてる間、ひたすらとまどう関町さんと、ドヤ顔の田所さんの対比もおかしくておかしくて。
・面影なし アイボ編
まさかの3部作。だから見えないってー!
残念でしたが、最後の最後。
「さては、てめえ分解したな?」→電話切る→ツー…ツー……
の流れが怖すぎました。
今まであんなにサービススマイル全開であっただろう人が、急に無機質な冷たい言い方に変わって。
ひやっとしました。なんとも後味の悪い。
・VTR らいおんハート完全版
おもしろすぎる(笑)
なんでカラオケの映像って、やたらとリンゴ持ってるんだろうね(笑)
部屋の中で壁に寄りかかって、一人たそがれるのもあるある。
・MIYAMOTO
<もうお前帰れよー!!>
……これは色々と考えてしまったので、最後に、この単独全体の感想と一緒に書きます。
・EDVTR
もう何度も言っていますが、やっぱりシンプルなエンドロールで
ライス
田所仁 関町知弘
って流れてくるのを見ると、毎回ぐっときますね。
特に今回は、最後のコントの余韻に浸っていたので余計に。
そして、エンドロールにおける、作家の鶴さんいじりも健在。
今回は、目にもとまらぬ速さで、右から左へと「鶴」という文字が駆け抜けていくという(笑)
もう完全に油断していました。
まだ余韻が残って、頭ぼぉっとしている状態で、あんなの反則です。
誰が読めるって言うんですか!(笑)
なんなら、私も読めてはいないです。あれは多分鶴っていう文字だろうなっていう、憶測です(笑)
そろそろネタも尽きるだろうと思っていたのに、まだまだバリエーションありそうですね(笑)
そして、Special Thanksのところに、
池田一真(自宅提供)
あのカラオケは、池田さんのおうちで撮ったんですね(笑)
・エンディング
登場した二人に大きな拍手。あぁ、この瞬間が本当に幸せ。
3ヶ月延期してしまったけれど、出来てよかったと笑顔で語る関町さんを見て、なんだかじんと来てしまいました。
きっと大変なこともいっぱいあったと思うのですが、そういうところは見せずに、出来てよかったと語るのが彼ららしいかなと。
らいおんハートについて。
最初は関町さんという案もあったそうなのですが、「やっぱり仁だよね~」ということになったそう(笑)
関町「普通にしてるだけなのに、なんでウケてるんだろうね?」
田所「そうだよ、ボケてないんだから!!」
あとは、夏にトークライブをやりますよという話。
田所「僕、知らなかったんですけど、タイトル『耳愛撫』ってなんですか…?」(笑)
どうやら関町さんが勝手につけたようです。
関町「僕らのトークでね、みなさんの耳を愛撫するってことで…」
……???
田所「これ、タイトル発表しない方がよかったんじゃない?」(笑)
もうすぐ終わり…というところで、袖の方を向く関町さん。
関町「はい?……あ、あのらいおんハートの映像が、全国のカラオケ館で流れる!?」
そんなわけありません(笑)
最後はゆっくりと幕が閉まっていく中、おじぎをしたり、手を振ったりする二人なのでした。
そして、最後のMIYAMOTOと合わせて、今回全体の感想を。
MIYAMOTO、すごいコントでした。
それまでは、無邪気にはしゃいでいる小木に振り回される宮本、っていう感じで、ほのぼのと楽しんでいたのですが、
怒涛のコモクにはぞくぞくしました……。
そこで一瞬安心させておいてからの、最後の最後。
とんでもないことをしているのに、まるで勝ち誇る様子もない、穏やかな小木の口調が忘れられません。
多分、小木にも色々と事情があって、こんなことをせざるを得ないんだろうなって……。
そこまで感じさせてしまうほどの、何か切なさが伝わってきた。
もしかして小木は、宮本に自分のことを止めて欲しかったのかもしれないな、とすら思えるのです。
そうでなければ、わざわざヒントのようなこと、言わないし書かないだろうから。
宮本に気付いてもらって、自分を止めてほしいと思っていたのかもしれないなって。
だからこそ、昔のあだ名という決定打を出せなかった宮本が眠ってしまった後、語りかけた口調に、どこか諦観しているような印象を受けたのかなって。
少なくとも私はそう感じてしまいました。
思いだしてみれば、QPONの中で、小木はピンチの時に、自分を呼ぶなと言った。
もう、宮本と小木は、仲間ではなくなってしまったんだ。
仲良しだったはずの二人の行き先は、どこかでズレ始め、
今や確実に違う道を進んでしまっていて、もうその分岐点には戻れない。
宮本が気付いたら、今の関係は完全に崩れる。
それを誰よりもわかっているのは、恐らく小木であるはずなのに、それでもどうしてやらなければいけなかったんだろう。
ケン坊のこと話して、昔のこと思いだして、笑い合って、
そんな二人は、恐らくあれが、最後だ。
今まで、こんな単独なかった。
私がライス単独を見るのは5回目になりますが、
こんな気持ちになって終わった単独はありませんでした。
今までだったら、凝っていて、きれいな終わり方で、「上手い!」とか、「してやられた!」とか思うはずなのに、
見終わった後に心を支配したのは、ただただ、しっとりとした切なさだけでした。
前回のしずる単独「Fight」の時に、何だかしずるは、新しいステージに進んだなぁと感じていました。
それまでのしずるは、ひょんなことから始まった小競り合いが中心で、揚げ足を取り、相手を言い負かすことが主題になっているようなネタが多かった。
けれど、その単独で見せた最後のコントは、ちょっと趣が違っていました。
博士がお休みを取っている間に、助手が研究に成功し、お互いが遠慮しながらどちらの手柄にしようかと悩む、そんなコント。
最後に博士は、助手の村上に、君の名前だけで発表しなさいと告げるのですが、それがなんとも切なくて…。
誰も悪くないから、余計に。
そういう、人間が誰しも感じたことのあるような、言い表しようのない切なさ。
これをしずるは表現していて、今回のライスにも同じことを感じたのです。
示し合わせたわけじゃなくて、自然と二組が同じベクトルに向かっているんだなぁって。
ブラックなネタをやるのこそライスであるとか、そういう考えもあるのかもしれません。
ですが私は、ライスがまた新しいステージに足を踏み入れ、表現できる世界の幅を広げたのではないかなと思っています。
エログロブラックな単独は、多分彼らはやろうと思えばできるはず。
それでも、こういうテイストを選んだということは、今まさに、変化の過程を見ているところなのかなと、そんなことを感じていました。
色々書き連ねてきた最後に、最高にどうでもいい話……。
とにかく、行けてよかったね、よかったね私!!
実は今回、色々と思うところがあり、気持ちが全く乗りませんでした。
それは実生活のことだったり、進路のことだったり、ライスに対するもどかしさや憤りだったり、色々。
気持ちが全く乗らなくて、こんなに楽しみではないライス単独なんて初めてでした。
ここが潮時なのかもしれないと何度も思ったし、
こんな状態で品川に向かうことに何の意味があるのだろうと思った。
でもそんな状況の中、無理矢理体を品川に持って行って、本当によかった!!
あぁもう、本当に、行けてよかったね、行ってよかったね私!!
ライスに出会えて、幸せ者だね、私!!
時間は空いてしまったけれど、その分ぎっしりと想いの詰まった、とても素敵な単独でした。
見に行けて本当に幸せでした。
今後この中のネタをやることもあると思いますので、感想だけになっています。
ブリッジVTRはここだけかなと思いましたので、大体の内容も書いてみました。
あまりネタバレになるようなことは書かないつもりでおりますが、どこかで見るまで待ちたいという方はご注意ください。
私のブログは本当に不親切で、レポ的なことはほとんどなく、感想ばかりです。
そのため、ご覧になった方しかわからないと思います…。ご了承ください。
・ペットショップ ともひろワンワン
最初から最後まで、戸惑いまくる田所さんの表情が素敵でした(笑)
途中からどんどん言い方を変化させていくっていうのも。
あのカッパの言い方は忘れられない(笑)
そして絶妙なタイミングの「ともひろワンワン!!」に爆笑!
・OPVTR
黒バックに白文字で、ともひろワンワンの看板や、「コモク」や、「田所仁」「関町知弘」といった文字がはらはらと降ってくる。
最後に、ともひろワンワンの看板の文字を反転させると…
浮かび上がってきた「コモク」の文字…!!
・QPON
<仕事なんだからしかたないだろ…!>
関町さんの行動一つひとつが、見てるだけでも本当にイライラしてきました(笑)
特にプリティウーマンおっかしかったなぁ(笑)
無邪気さは罪ですね。(ただ、この無邪気さも作られたものなのかもしれないけど)
このコントを見てる時は全く気付かなかったのですが、終わった後振り返ってみると、
家族を養っていかなければいけない宮本と、悠々自適に独身貴族を貫いている様子の小木は、そもそもこの時点から対照的な存在だったのかなぁ、なんて。
それにしても、田所さんの役どころが、8歳の息子を持つお父さんだなんてねぇ…。
そんな役を全く違和感なくこなしていたのがすごい。
これは、田所さんが実際に違和感ない年齢になっているということもあると思うし、そういう役を自然にできるほどの表現力があるということでもあると思う。
いずれにしろ、なんだか私が初めて見たときのライスとは違ってきてるんだなぁなんて、時の流れを感じて、なんだか感慨深くなってしまったり。
・面影なし テレビ編
すごく残念だったのですが、このコント、何にも見えなかったんです…。
今回後方の席だったので、座られてしまうと本当に何にもわからなかった。
田所さんが何を持ってるのかだけでなく、田所さんの表情も全く。
これだけはすごく残念だったな…せめて立ってやってくれればもう少しわかったかもしれないけど…。
・BOF
<ボクサーvs……>
楽しかったー!!(笑)
今回一番好きなコントでした。
二つ目から、「私この単独でこのネタ一番好きだろうなぁ」と思ってて、実際振り返ってみてやっぱりその通りになりました。
こういう、パターンは決まっててシチュエーションかえてくの大好きです。
のびのびといろんな役をこなしてしまう関町さんの独壇場。
アイテムや決め台詞がそれぞれ違うのも、ほんと細かくておかしい。
心から楽しかったです。
・VTR 関町の楽屋にいろんな物を投げ込もう!
最近の単独では、幕間で映像流していなかったので、なんかびっくり。
しかし、そこはさすがライスでした。
とびきりの茶番。気持ちいいくらいの茶番。
会議室に一人でいる関町さんのところに、田所さんが色んなものを投げ込んでいくという企画。
初めに、田所さんが魚をまるまる一匹部屋に投げ込む。
びっくりした関町さんが「わぁぁ!!」と驚いている中、田所さんは大笑いしながら会議室のドアを閉める。
そしてもう一度ドアを開けると、なんと魚がきれいに捌かれて、お刺身に盛り付けられている…!
というとびきりの茶番(笑)
VTRを使った茶番コントと解釈したほうがいいですね。
なんかこういう雰囲気久しぶりだなと思っていたら、そうか、シチサンがなくなってしまったからか…とちょっとさみしくなったりして。
・無知無知
<みんなと同じように……>
関町さんの翻弄されっぷりが、おもしろくて、それでいてかわいそうで(笑)
このネタって、先生にとっては全く悪気がないところがいいのかなぁって思っています。
親切心から始まったはずなのに、なぜこんなことに、っていうおもしろさ。
ただ、最後の怒涛の展開を見ると、これがやりたかっただけなんじゃないかって気もしてくる(笑)
・面影なし パソコン編
まさかの続きもの。だから見えないってー!
・VTR 読み方によってはエロく聞こえる俳句
タイトルの通り、普通の俳句をエロく読んでみる企画。
……楽しそうだからいいと思います(笑)
・銀行にて
<強盗だ!変態だ!>
あぁ、いいネタ!!
なんていいネタなんだろう!!
かつて、こんなにワードで持っていくネタがあっただろうか!!
すごく細かく計算されたワードボケ。
それに加えて色濃く立っているキャラ。
田所さんがこんなに自由奔放なところ、見たことない(笑)
そして、言ってしまえば、関町さんの言葉がフリになって、田所さんがボケている状況なわけですが、
フリにしてしまうのはもったいないほどの関町さんの演技力。
この人は、本当に何をやらせても似合ってしまうんだなぁ。
あぁ本当にいいネタでした。
パターンとか構成だけなら、今回の単独の中で一番賞レース向きかもしれない。
…ただ、いかんせん、題材が変態だから…。
こんないいネタなのに、おそらくできないだろうなというジレンマ(涙)
・の
<渋谷の狂犬……>
こちらもまた趣の違ったワード押し。
話を聞きながら、状況がイメージできるのがいいですね。
そしてそれをするりと裏切るところも気持ちいい。
・我が道
<通信関係の会社に勤めたんだ……>
ざっと内容書いてみます。
久しぶりに会った、田所さんと関町さん。
田所さんは、通信関係の会社に勤めたそう。
ひとしきり喋ったあと、歌おうかということになる。(ここはカラオケボックス)
でも、田所さんは「あまりカラオケ好きじゃないんだよね」と乗り気ではない。
まあいいじゃん!と関町さんが曲を入れると……。
「らいおんハート」のカラオケ映像には、田所さんの姿が……!!
もうなにこれ!!ずるい!!(笑)
あんまりにも忠実なつくりに笑いがとまらない。
そして、映像が流れてる間、ひたすらとまどう関町さんと、ドヤ顔の田所さんの対比もおかしくておかしくて。
・面影なし アイボ編
まさかの3部作。だから見えないってー!
残念でしたが、最後の最後。
「さては、てめえ分解したな?」→電話切る→ツー…ツー……
の流れが怖すぎました。
今まであんなにサービススマイル全開であっただろう人が、急に無機質な冷たい言い方に変わって。
ひやっとしました。なんとも後味の悪い。
・VTR らいおんハート完全版
おもしろすぎる(笑)
なんでカラオケの映像って、やたらとリンゴ持ってるんだろうね(笑)
部屋の中で壁に寄りかかって、一人たそがれるのもあるある。
・MIYAMOTO
<もうお前帰れよー!!>
……これは色々と考えてしまったので、最後に、この単独全体の感想と一緒に書きます。
・EDVTR
もう何度も言っていますが、やっぱりシンプルなエンドロールで
ライス
田所仁 関町知弘
って流れてくるのを見ると、毎回ぐっときますね。
特に今回は、最後のコントの余韻に浸っていたので余計に。
そして、エンドロールにおける、作家の鶴さんいじりも健在。
今回は、目にもとまらぬ速さで、右から左へと「鶴」という文字が駆け抜けていくという(笑)
もう完全に油断していました。
まだ余韻が残って、頭ぼぉっとしている状態で、あんなの反則です。
誰が読めるって言うんですか!(笑)
なんなら、私も読めてはいないです。あれは多分鶴っていう文字だろうなっていう、憶測です(笑)
そろそろネタも尽きるだろうと思っていたのに、まだまだバリエーションありそうですね(笑)
そして、Special Thanksのところに、
池田一真(自宅提供)
あのカラオケは、池田さんのおうちで撮ったんですね(笑)
・エンディング
登場した二人に大きな拍手。あぁ、この瞬間が本当に幸せ。
3ヶ月延期してしまったけれど、出来てよかったと笑顔で語る関町さんを見て、なんだかじんと来てしまいました。
きっと大変なこともいっぱいあったと思うのですが、そういうところは見せずに、出来てよかったと語るのが彼ららしいかなと。
らいおんハートについて。
最初は関町さんという案もあったそうなのですが、「やっぱり仁だよね~」ということになったそう(笑)
関町「普通にしてるだけなのに、なんでウケてるんだろうね?」
田所「そうだよ、ボケてないんだから!!」
あとは、夏にトークライブをやりますよという話。
田所「僕、知らなかったんですけど、タイトル『耳愛撫』ってなんですか…?」(笑)
どうやら関町さんが勝手につけたようです。
関町「僕らのトークでね、みなさんの耳を愛撫するってことで…」
……???
田所「これ、タイトル発表しない方がよかったんじゃない?」(笑)
もうすぐ終わり…というところで、袖の方を向く関町さん。
関町「はい?……あ、あのらいおんハートの映像が、全国のカラオケ館で流れる!?」
そんなわけありません(笑)
最後はゆっくりと幕が閉まっていく中、おじぎをしたり、手を振ったりする二人なのでした。
そして、最後のMIYAMOTOと合わせて、今回全体の感想を。
MIYAMOTO、すごいコントでした。
それまでは、無邪気にはしゃいでいる小木に振り回される宮本、っていう感じで、ほのぼのと楽しんでいたのですが、
怒涛のコモクにはぞくぞくしました……。
そこで一瞬安心させておいてからの、最後の最後。
とんでもないことをしているのに、まるで勝ち誇る様子もない、穏やかな小木の口調が忘れられません。
多分、小木にも色々と事情があって、こんなことをせざるを得ないんだろうなって……。
そこまで感じさせてしまうほどの、何か切なさが伝わってきた。
もしかして小木は、宮本に自分のことを止めて欲しかったのかもしれないな、とすら思えるのです。
そうでなければ、わざわざヒントのようなこと、言わないし書かないだろうから。
宮本に気付いてもらって、自分を止めてほしいと思っていたのかもしれないなって。
だからこそ、昔のあだ名という決定打を出せなかった宮本が眠ってしまった後、語りかけた口調に、どこか諦観しているような印象を受けたのかなって。
少なくとも私はそう感じてしまいました。
思いだしてみれば、QPONの中で、小木はピンチの時に、自分を呼ぶなと言った。
もう、宮本と小木は、仲間ではなくなってしまったんだ。
仲良しだったはずの二人の行き先は、どこかでズレ始め、
今や確実に違う道を進んでしまっていて、もうその分岐点には戻れない。
宮本が気付いたら、今の関係は完全に崩れる。
それを誰よりもわかっているのは、恐らく小木であるはずなのに、それでもどうしてやらなければいけなかったんだろう。
ケン坊のこと話して、昔のこと思いだして、笑い合って、
そんな二人は、恐らくあれが、最後だ。
今まで、こんな単独なかった。
私がライス単独を見るのは5回目になりますが、
こんな気持ちになって終わった単独はありませんでした。
今までだったら、凝っていて、きれいな終わり方で、「上手い!」とか、「してやられた!」とか思うはずなのに、
見終わった後に心を支配したのは、ただただ、しっとりとした切なさだけでした。
前回のしずる単独「Fight」の時に、何だかしずるは、新しいステージに進んだなぁと感じていました。
それまでのしずるは、ひょんなことから始まった小競り合いが中心で、揚げ足を取り、相手を言い負かすことが主題になっているようなネタが多かった。
けれど、その単独で見せた最後のコントは、ちょっと趣が違っていました。
博士がお休みを取っている間に、助手が研究に成功し、お互いが遠慮しながらどちらの手柄にしようかと悩む、そんなコント。
最後に博士は、助手の村上に、君の名前だけで発表しなさいと告げるのですが、それがなんとも切なくて…。
誰も悪くないから、余計に。
そういう、人間が誰しも感じたことのあるような、言い表しようのない切なさ。
これをしずるは表現していて、今回のライスにも同じことを感じたのです。
示し合わせたわけじゃなくて、自然と二組が同じベクトルに向かっているんだなぁって。
ブラックなネタをやるのこそライスであるとか、そういう考えもあるのかもしれません。
ですが私は、ライスがまた新しいステージに足を踏み入れ、表現できる世界の幅を広げたのではないかなと思っています。
エログロブラックな単独は、多分彼らはやろうと思えばできるはず。
それでも、こういうテイストを選んだということは、今まさに、変化の過程を見ているところなのかなと、そんなことを感じていました。
色々書き連ねてきた最後に、最高にどうでもいい話……。
とにかく、行けてよかったね、よかったね私!!
実は今回、色々と思うところがあり、気持ちが全く乗りませんでした。
それは実生活のことだったり、進路のことだったり、ライスに対するもどかしさや憤りだったり、色々。
気持ちが全く乗らなくて、こんなに楽しみではないライス単独なんて初めてでした。
ここが潮時なのかもしれないと何度も思ったし、
こんな状態で品川に向かうことに何の意味があるのだろうと思った。
でもそんな状況の中、無理矢理体を品川に持って行って、本当によかった!!
あぁもう、本当に、行けてよかったね、行ってよかったね私!!
ライスに出会えて、幸せ者だね、私!!
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